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2005.02.24

第4回:冷!源泉温度14度の冷泉

苦行な温泉 by 新世界デカール

ちょっとあたたかくなりましたが
まだまだ寒いですよね。

マフラーも手袋も
まだまだタンスにしまえない。
セーターだってコートだって
まだまだ着ちゃうよ。

・・そんな寒さの中、冷泉です。
それも源泉温度14度!!
・・ま、まじですか。

入浴中はどんなことを考えるのだろう。
そして我慢大会を乗り越えたら
桃源郷は見えてくるのか。

やっと苦行らしくなってきましたよ。

DSC01241
「寒い地獄」!ですよ。そして雪。


さ、さむい・・

友達によると
・ここの「冷泉」は混浴。
・水着着用。
・もし入浴できなくても見学できる。
・「冷泉」の隣に「暖房室」があるので
 入浴後は暖をとって乾かす。
・そしてまた「冷泉」にはいる。
・それを何回か繰り返す。
のだそう。

お、水着着用ですか。
まったく無難な、
スクール水着のようなものを持参。
「この色気の無さはどうだろう」
と思いつつ、温泉に近づくと雪が降ってきた。

雪だ!寒いぞ!
・・でも待てよ。
冬に冷泉行く人いるんだろうか。
私ひとりかもしれない。
雪ふってるし。

DSC01284
敷地内に冷泉の小川が。底は結晶で白い。

受付にて

冷たい雪を頬に受けながら到着。
受付で尋ねてみた。

「あのー、冷泉って冬もやってますか?」
「いいえ~冬の間は、やってないんですよ。
 ・・こんな寒い日に入ってられませんよ~。」

がーん。
やってないのかー。そうだよなー。
事前に調べておけばよかった・・。
電話で確認しとけばよかった・・。

DSC01246
このまま入浴せずに帰るのか。

まとめ
出かけるときは事前に確認してから出発しよう。

・・あ、冷泉やってないんだったら
今回のコラムはこれで終わり?

「冷泉は7月~9月までの3ヶ月間限定で
 今は冬なのでやってませんけど
 冷泉を沸かした温泉がありまして
 そこに冷泉風呂がありますから。
 源泉も見学できますので、ご自由にどうぞ。」

ありがとう!受付の方!これでいけそうです!

源泉を見てみます

DSC01249
きれいなグリーン。摂氏14度。

冷泉浴場内には2つの浴槽と飲泉場。
冷泉に手をいれてみると・・
「つべたっ!!!」
手がしびれそうな冷たさ。
これ、冬は無理だ。

壁には
「堪え忍ぶ力を示せこの地獄」
とか
「冷泉行進曲」の歌詞(5番まで!)が
書いてある看板があり、
暑い夏でもそうとう気を紛らせないと
入浴が困難な様子が感じとれた。
友達は「冷泉の入浴時間が
10分でも死にそうだった。」と言っていた。
うわー。
冷たさがちくちく肌をさしてくる。

隣の暖房室に行ってみた。

DSC01255
強力そうなストーブ。

壁には落書きがたくさん。
ここを訪れた人の名前や生年月日、
「40分入浴達成!!」など勝利的な言葉も。
・・どこかのライブハウス楽屋のようだ。

あったか~い温泉へ

暖房室から出て温泉へ向かっていたら
通路に温度計があった。

DSC01282
マ、マイナス3度!!

ぎぇ~。
久しぶりに見たよこんな温度。
水も氷になる温度の中私は立っている。
さ、さむい!はやく温泉へ行こう。

冷泉を沸かしてある温泉の方は
大きい切石風呂。

DSC01262
湯船からの雪景色、きれいです。

ふーっ・・。
冷たい手足もだんだん血液がまわってきた。

そしてその隣に小さな冷泉の浴槽が。

DSC01274
ん!白い!

さっき見学した冷泉は14度。
こちらの冷泉は16度なんだそう。
浴槽に
「ちょっとぬるめの冷泉」
との看板。

「ちょっと」。
ほんとですか。またまたそんなこと言っちゃって。
温泉で体があったまってるから
今の私、冷泉けっこういけるかもよ。

つめた~い冷泉へ

平気平気!とニコニコしてざぶんとはいったら
・・動けなくなった。
寒い!というより冷たい!!

もう体を1ミリも動かせない。

「ごめんなさい。ごめんなさい。
 中学生の頃
 『バスの回数券を買う』
 と言ってお金をもらい
 それを飲み食いに使ってました。
 お母さんごめんなさい。

 ごめんなさい。ごめんなさい。
 美術の宿題ができていない時
 制服にアイロンがかかってない時は
 『腹痛』で学校休んでました。
 先生ごめんなさい。」

出てくるのは懺悔の言葉。
うううっーっ!と体をかたくして
もう子供が産まれそうな勢いで
ハァハァ言いながら少しずつ体を沈ませていくと
湯船に湯の花が見えた。

DSC01264
見えますか?ちょっと見にくいですか。

わぁーっ。冷泉で湯の花だ。
そしてイオウの匂いがする。
温泉を感じると少し元気がでてきて

「がんばれ!がんばれ!」と
自分をはげましつつ、やっと肩まではいった。

「冷泉に肩まではいれた自分!!」
に酔いたかったが
1分も我慢できずに横の温泉に飛び込んだ。
そして急激にあったまる体に喜びひとしお。

・・そのあと温泉と冷泉を
行ったり来たりして
修行と至福を繰り返した。

「つらさのあとの幸せは大きい」
そんなブンガク的なことを感じつつ、
「水着でここの冷泉にはいること」
を、夏の予定に書き加えた。

DSC01290
標高1100M。つららもできます。


まとめ(ちゃんと調べて行け)

冷泉入浴中は
もっと哲学的思考になることを希望していましたが
なぜだか謝ってばかりでした。

我慢大会も乗り切ったのか・・。
でも肩までつかりましたよ。

家に帰って@nifty温泉の
「寒の地獄温泉」のwebページをひらいてみると
詳しく載ってました。説明されてました。私が持ってるどの温泉本よりも詳しかったです。
そしてそこに
「冷泉は7月~9月の営業」
ときちんと書いてありました。

@nifty温泉「寒の地獄温泉」詳細ページへ

・・大分まで行く前にちゃんと調べろよ。
と思いました。

DSC01303
自分へのごほうび:焼きだんご300円

text by 新世界デカール | 2005.02.24 | [ 苦行な温泉 ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

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