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コラム
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2005.11.22

第2回:【目指せ温泉全県制覇!】 東北・うにマグロキャンプ編

ライダーあきの温泉必須っ! by ライダーあき

前回は「アキアジ釣り」に特化したツーリングの模様をお届けしましたが、今回はライダーあきの標準的なバイクツーリングの実態を披露したいと思います。

基本的に、

(1)温泉
(2)キャンプ
(3)釣り
(4)うまいもん

が必須ですが、冬は(2)と(3)を断念するケースもあります。また(3)は主に海釣りなので、ルートは海沿いが中心です。行先は国内万遍なくですが、路面凍結が予想される場所・時期はなるべく避けます。

ということで今回は、寒くなる前に「東北」に行っておくことにしました。

ただ・・・

ぶっちゃけると・・・

前回分をまとめている最中から・・・

「このコラムの連載中(5ヶ月間)に47都道府県すべてで温泉に入ってやる!」

との野望が沸々と湧き上がってきて、

「初回が北海道なら今度は東北6県制覇だ!」

などと鼻息を荒くしていたんです。

だから寒くても東北なんです。ということで、11月初旬に確保した3泊4日(11月3〜6日)で、逆説的ながらまさしく「温泉必須っ!」な旅に出たのです!

 

■1日目:11月3日(木)

5時半品川の自宅を出発して、東北道へ。福島に入ってから一気に冷え込んできたので、一旦飯坂ICでおりて湯につかることに。
訪れたのは「鯖湖湯」(利用料200円)。飯坂温泉のシンボル的存在で、明治22年建造とのこと。寒さで麻痺した手を湯につけると、ビリビリビリッ!と痺れが走って感覚が復活していきます。
さらに東北道に戻って今度は仙台南ICでおりて、“仙台の奥座敷”秋保温泉へ。ここでは「秋保温泉共同浴場」を利用(300円)。素朴な施設で地元の利用者が多いようです。
これで早くも福島、宮城と2県制覇です。

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飯坂温泉「鯖湖湯」(福島県)
日本最古の木造建築共同浴場です。浴室も趣があります。

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「秋保温泉共同浴場」(宮城県)
ちょっと狭いですが、地元のお年寄りで賑わっています。

その後再び東北道に戻って一関で国道284号にスイッチし、一気に太平洋岸まで抜けて南気仙沼へ。
駅近くの「割烹 大松」に入って、「うに釜飯」の大盛りを注文。炊き立ての釜飯は茶碗4、5杯分とボリューム満点で、おこげと一緒にうにを頬張ると、もうシアワセの極致というほかないです。
「11年前、横浜から函館まで自転車で走破する途中、ここで食べたうに釜飯が最高に旨くて忘れられなくてまた来ました」と話すと、刺身の盛り合わせがサービスで出てきました。さらに食後には店のおばちゃんたちが3、4人集まってきます。

「これからどこ行くの?」

「前回はリアス式のぐにゃぐにゃ道に悩まされて一関まで逃げたので、今回はずっと海沿いを走ります。今日は本州最東端のキャンプ場まで行く予定です」

「キャンプなんかして寒いでしょう。晩ご飯はどうするの?おにぎりつくってあげようか?」

「いえ、晩飯は魚釣って食べます。自分で釣った地魚を肴に酒飲むのが最高なんですよ。それに今時分のキャンプはもちろん寒いですけど、朝、自分で淹れたコーヒーが最高にうまいんですよ」

こう言うと、大抵の人は納得してくれます。

IMG_2045_daimatsu
南気仙沼「大松」のうに釜飯(1,800円)
味噌汁、茶碗蒸し、酢の物、漬物、リンゴ、梅酒がつきます。

その後国道45号を北上し、「姉吉キャンプ場」に着いたのは18時すぎ。辺りはもう真っ暗で、おまけに山の中。早速テントを設営し、目の前の海でチョイ投げして釣ってきたドンコ(見た目はでかいオタマジャクシ。本名はエゾイソアイナメ)を潮汁にして、晩飯。就寝は22時。この日の走行距離は690km。


■2日目:11月4日(金)

本州最東端の鯔ヶ崎(とどがさき)へは、キャンプ場から4km、山道を小1時間歩いて行かなければなりません。折角なのでそこで“日の出”を見たかったのですが、役場の定時サイレンでバッと起きると、もう7時半!寝ぼけまなこでテントから這い出すと、当然のように太陽が出ています。この時期のキャンプだと寒さで夜明け前に目覚めると思ったのですが、相当寝心地がよかったのでしょう。

とりあえず自分で淹れたコーヒーと朝の空気を味わいながら、今日のプランを練ります。毎回そうですが、事前にプランを詳細まで詰めることはしません。今回のように寝坊したり、場合によっては怪我や故障に遭うことも、逆に長居したくなるような発見や出会いに逢うこともあります。そういう諸々に臨機応変に対応できるよう、あえて余白は多めに残します。でも逆に、行先未決定の緊張感・不安感がないと、単独行は成立しない(面白くない)のかも知れませんね。ということで、“最東端の日の出”がダメなら“最北端の夕陽”だろうということで、今日は大間崎を目指すことにしました。

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「姉吉キャンプ場」(岩手県)
本州で一番東にあるキャンプ場です。

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ツーリング時のスタイルはこんな感じです。これを倒すと、一人では起こせません。

海沿いの国道45号線をくねくねと北上しますが、このあたり三陸沿岸にはあまり温泉がありません。岩手ではまだ未入湯なのでちょっと焦っていると、やっと青森との県境に近い種市で「たねいちスパ ステラマリン」(利用料350円)を発見しました。ここの売りは太平洋の大パノラマです。が、それよりも食堂で出している「鮭の親子丼」とか「ほやラーメン」のほうが気になって仕方ないです。昼食後の訪問であることをほんとに悔やみました(泣)

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「たねいちスパ ステラマリン」(岩手県)
写真はちょっと曇ってますが、浴場からは一面太平洋です。

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「ステラマリン」の気になるメニュー、「鮭の親子丼」と「ほやラーメン」です。

その後八戸をすぎてから国道338号にスイッチしてそれなりに飛ばしたのですが、下北半島の斧の付け根・むつ市に着いたのはもう16時すぎです。おまけに途中から雷雨で、時間的にも天候的にも「最北端で夕陽を見る」プランは絶望的になってきました。むつからは国道279号を北西に進み、本州最北端の碑の前には17時半に到着です。幸い雨は止んでいますが、もう真っ暗で夕陽どころではありません。

それでもここは、大間。気を取り直して町を物色すると、ありましたありました、「マグロ」の看板が!そう、大間と言えば「マグロ」です。早速店に入ってマグロ丼を注文。大間産の本マグロを若干ヅケにしてあって、身はコクと甘みがあって放って置くと脂が勝手に溶けていきます!もずくの味噌汁と酢の物もかなりいけます!

この日は雨でぬれた服と靴を乾かしたかったので、軟弱ですが、大間崎に近い素泊まり宿(2,000円)を利用しました。風呂は「大間温泉海峡保養センター」まで行ってきて(利用料370円)、テレビを見ながら平和に22時に就寝。この日の走行距離は370km。

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青森県・大間「食事処すみよし」のまぐろ丼(1,980円)
このお店でも話題の「マグロ一筋」Tシャツ(2,000円)を販売しています。

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「大間温泉海峡保養センター」(青森県)
ここの浴室はけっこう大きいです。


■3日目:11月5日(土)

旅の日程を半分消化して東北6県中4県での入湯を達成、残るは秋田と山形のみです。ここから先はノーアイデアでしたが、とりあえず下北半島西岸をぐるっとまわります。5時半に大間を発って、海沿いのくねくね道を進みます。まだ車はほとんど通っていなくて、朝もやの紅葉や、名所・仏ヶ浦に代表される荒々しい海岸線の景観を独り占めです。脇野沢をすぎると今度はなだらかな道になって、陸奥湾を右手に眺めながらまったりと進みます。むつ、横浜を経由して下北半島の付け根・野辺地には9時半に着きました。

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仏ヶ浦(青森県・佐井)
しばらく眺めていましたが、一切ひと気はありません。かわりに猿がいます。

この時期だと奥入瀬・十和田湖周辺の紅葉が最高なんでしょうが、7月に行ったばかりなので、青森経由で日本海側まで抜けました。この辺りも5月にまわったばかりですが、その時行きそびれた「黄金崎不老不死温泉」に寄ってみました(利用料600円)。内湯をスルーして露天に直行すると、その名の通りお湯が「黄金色」なんですね。目前にドカンと広がる海!というロケーションも抜群です。

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「黄金崎不老不死温泉」(青森県・深浦)
黄金色の露天風呂は海の目の前。おすすめです!

その後海沿いの国道101号をひたすら南下して男鹿半島を走っていると、「混浴ランドおが」との看板が!ちょっと期待して入ってみると、なんと「男湯」と「女湯」がわかれているではありませんか!よくよく見てみると、「混浴」じゃなくて「温浴」でした(笑)。でもこれで秋田での入湯も達成(利用料300円)。

この日は結局国道7号で象潟まで南下して、「象潟海岸海水浴場キャンプ場」を利用しました(夏期以外は無料)。この日の走行距離は589km。

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「温浴センターおが」(秋田県・男鹿)
このあたりは「なまはげ」のふるさと。入口で出迎えてくれます。

■4日目:11月6日(日)

最終日を迎え、残るは山形のみ。早くかたをつけたかったので、象潟からちょっと南にある「鳥海温泉・あぽん西浜」まですっ飛ばし、朝風呂です(利用料350円)。これでとりあえず東北6県での入湯を達成!

でもちょっともの足りないので、いわき湯本で「さはこの湯」(利用料220円)につかってから東京に戻って、仕上げに目黒の「鷹番の湯」に寄って帰宅です。この日の走行距離は611km、4日間の総走行距離は2,260kmでした。

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「あぽん西浜」(山形県・遊佐)
ここは朝6時から営業しています。

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いわき湯本温泉「さはこの湯」(福島県)
前では野菜を売っていて、それ目当てのお客さんも多いようです。

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「鷹番の湯」(東京都・目黒区)
深夜1時まで営業しています。

以上、4日間の足跡を足早に追いましたが、これがライダーあきの標準的なバイクツーリングです。ほんとは他にも青森・平内のほたてソフトや鰺ヶ沢のいか焼き、それに秋田のハタハタなど色々とうまいもんを食べてきたのですが、それを書くと字数オーバーなので割愛しました。とにかくこんな調子で、残りの2府37県も攻めて行きたいと思います!

■ツーリングルート
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text by ライダーあき | 2005.11.22 | [ ライダーあきの温泉必須っ! ] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック (0)

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コメント

なんとも素晴らしいというか、すばっしこい動きですですネ(~_~;)
もっとゆっくりじっくりお湯を楽しんで行って下さい(^_-)

投稿者: みちのく温泉マン (Nov 23, 2005 6:04:51 PM)

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