|
「おフログ」はいま話題のブログ(ココログ)を利用したユーザー参加型の温泉コラムです。トラックバックやコメントお待ちしてます。(トラックバック・コメントのお約束) |
第5回:岩手・川井村にて ~田植えの疲れをいやす、横沢冷泉へ~
たらふく温泉紀行 by 瀬田尚子目的はズバリ「田植え」。
実は私、田おこし1回、田植え1回、
そして稲刈り2回のキャリア(?)の
持ち主なんです。
軟弱な東京っ子ではありますが
猫の手ぐらいのお役にはたてるかも
と、東北新幹線に乗って盛岡駅へ。
そこから山田線に乗り換えて
(鉄道好きな人ならご存じですよね)
に乗って1時間半。
川井村に到着です。
[ウエルカムパーティーはホヤづくし]
田植えの季節は、ちょうど5月の半ば。
この頃からおいしくなるのが、ホヤなんですね。
苦味とほのかな甘み、そして濃厚な旨味を持つ
海の生き物。
その個性ある味は、まさに
「珍味 オブ 珍味ズ」。
日本酒の肴にピッタリです。
ただ、そのインパクトのある外見に
はじめて食べた人を尊敬せずにはいられません……。
(1000年も前から、食べられていたそうですが)
川井村から宮古まで電車で40分ほど。
三陸海岸が比較的近いので
祖母の家に行くと
おいしいシーフードにめぐりあえるのです。
田植えのために、叔父叔母が集まったこの夜は
山盛りのホヤ、採りたてのワラビや山菜で
日本酒パーティー!
ついつい飲み過ぎちゃうのが、私のダメなところ。
明日からの作業についていけるか
いきなり心配です……。
[汗と涙の、朝摘み山菜]
さて2日目。
山菜採りのため、朝4時から裏山へと入ります。
初心者の私は、林道のほど近く
あまり急ではない斜面のあたりで作業です。
新緑がまぶしい山の中。
いったいどれが山菜なのか、全くわかりません。
叔母に教えてもらいながら、摘んでいくうちに
だんだんと見分けがつくように
なってきました。
でも、斜面はふかふかの腐葉土なので
何度も足をすべらせる。
沢までズベベベ~~と落ち、泥だらけになりながらも
腰につけた小さい籠を、シドケでいっぱいにしたときは
もう感動でした………。
シドケ、うるい、ワラビ、山ウドなどを
収穫して、祖母の家に戻ったのは朝7時半。
東京ではまだ確実に寝ている時間です。
一仕事を終えて、気分爽快な中、朝ごはん。
早速、採りたてのシドケを
祖母が、おひたしにしてくれました。
香りがしっかりとして、味が濃くて
格別でした。
[73年医者いらずの、健康ハチミツ]
朝食後
「すばらしいハチミツを作っている養蜂場があるよ〜」と
叔父のサトシくんが
連れていってくれたのが「横澤養蜂場」。
国道から、4km奥に入ったところにある
きれいな沢や木々に囲まれた、横沢集落。
養蜂場を営む、73歳の横澤栄次郎さんに
会いにいくと、ちょうど田植えの真っ最中でした。
おじゃまにならないよう、帰ろうとすると
「米は秋に食べるものだから、田植えは後でいいよ〜」と
こころよく案内をしてくださることに…。
(ありがとうございます!)
今はご自宅の近くにおいてある巣箱たち。
6月には山へ運び、いろいろと細かい世話をしながら
ハチミツを採取するのだそうです。
普段は奥様とおふたりでの、地道な作業。
それもすべて、おいしいハチミツのためです。
「20歳のときからはじめたけれど
ホントに、仕事は楽しいよ。
毎日、ウチのハチミツを食べているから
病気なんてしたことないし」と
ツヤツヤお肌で語る栄次郎さん。
現在は、トチの木を蜜源にした「トチ蜜」のみを販売。
コクがありつつも、すっきりした甘さが特徴です。
「自分が、納得いくものしか売らない」という
かたくなまでの栄次郎さんのこだわりもあり、
生産量は限られています。
そのため、販売は川井村にある「やまびこ産直館」
(http://www.vill.kawai.iwate.jp/kankou/03yama.html)と
もう1か所でのみ。
通信販売は、受け付けていません。
ポリ容器入りのハチミツは、800円(250g)から。
ギフトにもぴったりなビン入りは、1800円(600g)からと
大変良心的なお値段なので
川井村にお寄りの際は、ぜひ。
::::::::::::::::::::::::
横澤養蜂場サイト
「岩手川井村 養蜂日記」
http://www.h3.dion.ne.jp/~zyoko/
→栄次郎さんの息子さんが撮った写真、
中でも「北上山地の原住民たち」はすばらしいです
[田植えの汗は、温泉で流そう]
さてさて養蜂場から戻ると、
すぐに田植えの始まりです。
米づくりの作業の中で
一番体にこたえるのは、田植えです。
その理由は、常に腰を曲げた状態での
単調な作業だから。
もちろん機械は使いますが
小回りがきかないため、端のほうや
うまく植えられなかった場所には
手で、苗をていねいに足していくのです。
稲刈りなら、腰をおろして
作業をすることもできるけれど
水の張られた田んぼでは
そういうわけにはいきません。
ちなみに私は東京に戻ったあと
5日間は筋肉痛で、立ち上がるたびに
謎のうめき声をあげていました。

田植えの合間に、みんなで休憩。
次の日も、早朝から田植えをしました。
(寝坊な私は、朝6時から途中参加…トホホ)
ホント、我が叔父叔母ながら
みんな働きもの。
また田植えも途中でしたが
昼食もかねて、ひと休み。
みんなで温泉に行きました。
川井村、唯一の温泉「横沢冷泉 静峰苑」です。
前に書いた、養蜂場のある
横沢集落の、さらに奥にあります。
30年も前からある、この施設。
食事や喫茶、休憩ができる座敷もあり
湯上り後ものんびりと過ごすことができます。
草によるかぶれやキズもよく直ると
評判の湯で、農作業の疲れをいやそうと
村の人ややってくるのだそうです。
ちなみに受付では、先に書いた
横澤さんのハチミツも売っていますよ。
浴室の窓からは、ナラやもみじなど
これでもかってくらいの
まぶしい新緑と沢の流れが見えます。
秋になったら、きっと紅葉がスゴイことに
なっちゃうんじゃないでしょうか。
とろっとした質感の湯は、
私のリトマス紙での計測によるとPH8以上。
皮膚にいい、という評判からも
アルカリ泉であることは
間違いなさそう。
とにかく、よく温まります。
岩の間からしみだす
10度ほどの源泉を集めて加熱。
浴槽分のお湯がたまるまでは循環をし、
決して加水はしていないとのことです。
このあたりは温泉が少ない地域なので
がんばって働いている
おじいさん、おばあさんたちのためにも
ぜひ大切に続けていただけたらと、願っています。
秋の稲刈りのとき、またお世話になりますね。
::::::::::::::::::::::::
横沢冷泉 静峰苑
岩手県下閉伊郡川井村大字鈴久名4-5-4
TEL/0193-74-2444
http://www15.plala.or.jp/seihouen/
JR山田線 箱石駅から車で10分
日帰り入浴
大人420円 子ども210円 幼児無料
宿泊 1泊2食 6825円
(前日までに予約の場合は6300円)
素泊まり、朝食のみ、夕食のみも可
夜の食事は要予約
text by 瀬田尚子 | 2006.06.13 | [ たらふく温泉紀行 ] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック (3)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/47957/10507293
この記事へのトラックバック一覧です: 第5回:岩手・川井村にて ~田植えの疲れをいやす、横沢冷泉へ~:
» 新潟の雑貨や banco-life [新潟の雑貨や バンコウライフ から]
シーラー各種。日本一安い。3年間クレーム無し。ヘルススプリングスでラジュウム温泉が楽しめます。園芸用具纏め買いで安くなります。 続きを読む
受信 Jun 14, 2006 3:31:39 AM
» 緑の香りは脳の疲れに効果があるそうです [お困りどっとねっと から]
お部屋で森林浴。緑の香り成分である青葉アルコールは気分をリラックス、実験で脳が疲れないことが分かってます。純植物で作りました。 続きを読む
受信 Jun 21, 2006 9:09:48 AM
» 楽旬堂 坐唯杏 池袋居酒屋・下剋上 ざいあん [楽旬堂 坐唯杏 池袋居酒屋・下剋上 ざいあん から]
突然のTB、失礼致しました飲食店の開業や居酒屋の記事を検索して見させて戴いたブログにTBさせて頂いてます。東京都豊島区東池袋1-31-1楽旬堂鐔ズ鼠0�03-5957-2207豊島区役所裏・牛丼「すきや」の地下1階・・・・・・・楽旬堂・坐唯杏のブログはフリートラックバックスペース&リンクフリーです。関連する事、しない事、自由にトラックバックしてください。... 続きを読む
受信 Jul 10, 2006 7:43:17 PM
コメント
わー。「北上山地の原住民たち」の写真、感動しちゃいました。
すんばらC!
美しすぎる…。
良いもの見せてもらいました、ありがとうございます。
投稿者: ユミソン (Jun 22, 2006 7:42:39 PM)















