2005.06.28
最終回:最終章はやっぱ「地獄」で
苦行な温泉 by 新世界デカール
別府(大分県)には
「地獄めぐり」というのがあります。
めぐったことは無いのですが
別府に行くと
こんな看板がたくさん。
地獄、地獄、地獄。
地獄へのやじるし。
聞いたところによると
地獄には
・鬼がいるらしい
・ワニもいるらしい
・間欠泉もあるらしい
・全部で9つの地獄があるらしい
地獄にワニ?間欠泉?
なんだかいろいろありそうで
とても気になります。
地獄を9ヶ所めぐってきました。
そもそもなぜ「地獄」というのか
いただいたリーフレットによると
『この地帯には千年以上も昔より
噴気・熱泥・熱湯などが噴出。
近寄ることもできない、
忌み嫌われた土地であったところから
「地獄」と呼ばれるようになった。』
とのこと。
・・なるほど。
忌み嫌われた土地が今では観光地。
人々の「こわいもの見たさ」の心理が
手に取れるようだ。
①海地獄(美しいブルーの地獄)

竹(右側)の先には温泉たまご
「わ!青い!」
神秘的なコバルトブルーの地獄。
海のように涼しげながら摂氏98度。
ぐらぐら沸いている。
青いのは
温泉中の成分硫酸鉄によるもの。
昭和12年に
あのヘレンケラーとサリバン先生も
ここを訪れたそう。
サリバン先生はこの光景を
どうヘレンケラーに伝えたのだろうか。
②鬼石坊主地獄(粘土質の地獄)
粘土!粘土だ。
粘土が通路までとびちっている。

盛り上がって、
↓

パンッ!!!!
この沸騰する様子が「坊主頭」に
似ていることから「坊主地獄」と
呼ばれているそう。
鬼石は地名。
見てる間に
ボコボコとあちこちで
粘土質の熱泥が沸騰している。
この重たそうな熱泥が
あそこまで大きく持ち上がるのだから
噴気がどれだけ強いのかが
感じ取れる。

座椅子備え付けの足湯。近代的。
③山地獄(ゾウやカバがいる地獄)

ものすごい音で噴気
山のいたるところから噴気があがっているため
「山地獄」と呼ばれているそう。
ちょっとすすんでいくと奥には、

なんかくれ~
わ!カバ~!
久しぶりに見るカバに興奮。
年中露天飼育されてるカバは
日本でもここだけで
たいへんめずらしいのだそうだ。

わしもなんかくれ~
わー!ゾウよ、鼻をふりまわすな~。
唾液がこっちに飛んでくるー!

私はラマ。何かいただけますか?
他にも黒鳥、クジャク、フラミンゴ、ハゲタカ、マントヒヒがいた。
普通に動物園として楽しめた。
④かまど地獄

カップルも記念撮影
その昔、八幡宮の大祭に
地獄の噴気で御供飯を炊いた
慣わしがあったところから
「かまど地獄」と呼ばれるそう。

絶え間なくものすごい音で噴気
ある日突然色が変化し、
ブルー、グリーンなど色も濃くなったり
薄くなったりするそうで
その原因はわからないとのこと。
自然の力は不思議だ。
しばしお昼休憩
レストランのメニューを見ていると
すごい料理があった。
『地獄だんご汁(激辛。まるで地獄です。)』
・・そうですか。
それは食べないといけません。
で注文して出てきたのがコレ。

のってます。ふりかかってます。唐辛子
見るからに激辛。
大分名物「かぼす」の輪切りが
ひとすじの光のよう。
ひと口食べてみると
鼻水じょぼじょぼ汗がダラダラ。
「まるで地獄」ではなく「地獄」だ。
スープは3口しか飲めず
がんばって完食したあとは
ひとっ風呂浴びたような
爽快感さえあった。
・・浴びてないのに。

地獄蒸し焼プリン
こちらは弾力があって
スプーンがなかなか刺さらないほど。
カラメルソースが甘苦で最高!
別添「ブランデーソース」をかけると
しぶい大人の味になった。
⑤鬼山地獄(ワニがたくさんいる地獄)
地獄で一番楽しみにしていたのがココ。
たくさんいるワニがエサを取り合い、
入れ食い状態で牙をみせながら
口をパカパカ開けて
水しぶきがかかってくる。
という状態を想像していたら

微動だにせず
思いっきり寝てた。
全く動かない。
暑いのと夜行性のため
昼間はこうして動かないのだそう。

近くで見るとこわい
鬼山という地名に由来し「鬼山地獄」。
温泉熱を利用したワニ飼育、
現在100頭いるそうだ。
⑥白池地獄(超大型の熱帯魚ピラルクがいる地獄)

おだやかな水色
噴出時は無色透明の熱湯、
池に落ちると温度と圧力の低下により
自然に青白色になるのだそう。

金網の隙間からピラルク。遠いー。
温泉熱を利用した熱帯魚館があり
ピラニアもいた。
⑦金龍地獄(バナナを育てている地獄)
竹の筒からそれぞれ噴気が放出。
慢性気管支炎、咽喉炎などに
いいのだそう。

口を大きく開けて

テーマパークなみの煙
噴気が朝日のなか、
あたかも金色の龍が昇天するように見えることから
「金龍地獄」と呼ばれているそう。

中でしゅんしゅん音がしている

八菩薩、干支別の菩薩も並ぶ

温室。もりもり実っている。
ここでとれたバナナは
「極楽バナナ」というそうで
そのバナナを使ったチーズケーキ
がおいしかった!
⑧血の池地獄(真っ赤な地獄)
ここも興味があった。
血の池。
まさかお湯が赤いなんて!
そんなことあるだろうかと思って行くと。

足湯までも赤い。
ここから産出される赤い粘土で
皮膚病に効く「血の池軟膏」が作られていた。

血の池をバックに。
すごいパッケージ!
レトロだ!
そして鬼がにらんでいる。
もう何にでも効きそうだ。
⑨龍巻地獄(間欠泉地獄)

ガランとした石壁も

30分たつと噴き出す
この「間欠泉」、別府市指定天然記念物。
30~40分毎に熱湯+噴気を噴出。
世界の間欠泉の中でも
休止時間が短いことで注目されているそうだ。
まとめとあとがき
確かにいました鬼!
動いていませんでしたがワニも!
別府温泉郷は
源泉数も湧出量とも国内第一位!
日本を代表する温泉郷です。
そこに9つの地獄が点在。
いろんな地獄を見て
ほんと地球って生きてるなぁと
肌身で感じることができました。
そして
こんなに「地獄」という文字をたくさん見ていたら
自分も地獄の一員になったような気さえしてきました。
すごいぞ別府!

みんなも別府へ来てくれよなー
・・さて今回のコラムで終了なのですが
コラムを書くにあたり
いろんな場所へ行って
様々な発見と驚きを感じることができ
ありがたい経験をさせていただきました。
温泉。
大地のエネルギー感と
脱日常感を同時に味わえる、
そして心も体も
いろんな垢がきれいに落とせて
「リセット」できる場所だと感じました。
・・ここまで読んでいただきまして
本当にありがとうございました。
text by 新世界デカール |
2005.06.28 |
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2005.06.14
第11回:蒸!暗くて怖い古代サウナ
苦行な温泉 by 新世界デカール
ずいぶん前に訪れた
別府海浜砂湯で
第6回:砂!地球と一体化、海浜砂湯
体中が砂まみれになりながら
何かに克服したようなつもりでいましたが
まだまだ。
自分を試される温泉がありました。
そこは真っ暗で密閉、しかも混浴で
蒸されるところのようです。
そんなところ、
オバケが怖くて小学生の頃から毎日
電気つけっぱなしで寝てるような私が
エレベーターもちょっと怖い
脳を検査するCTやMRI検査では
発狂しそうになる閉所恐怖症な私が
そんなとこ行って大丈夫なんでしょうか。
自分を試しているうちに
自分が自分で無くなりそうです。

太陽の光は歓迎してますが・・。
布団の中で5時間逃避
今から向かう「鉄輪(かんなわ)むし湯」は
・石室で蒸される
・石の床には石菖(せきしょう)という
薬草が敷き詰められている
というところで
夕方になると
その薬草がへなへなになるそうなので
「行くなら朝一番で!」
と思い、
5時に起床、9時に現地到着
とおおまかなスケジュールをたてて
5時にいったん目を覚ましたものの
「・・・でも、真っ暗よ、密閉よ、混浴よ!」
と嫌だ嫌だと布団の中で
うだうだ考えていたら
10時に!
「石菖が!へなへなになる!」
と思い、飛び起きてやっとの出発。
・・ああ、でもなぁ。
やる気をムリヤリ高める
そして到着。
行きたくない・・と思って近づきながらも
周りの風景を見ると楽しくなってきた。

湯けむりもくもく。火事ではない。

映画「男はつらいよ」に出てきそうなお店

大衆演劇場:ヤングセンター
ああ、いいないいなぁ。温泉街だ。
浴衣着てゲタはいて
ガラガラ鳴らして歩きたいなぁ。
と思っていたら

あ、ここかな

「かんなわむしゆ」・・「な」が無ーい。
看板を見上げていたら
中から若い女性二人が出てきて
そのうちの一人は
黒いパンツだった。
「え?!え?!なんでパンツで外に出てくるの?!」
その人達に受付のおばさんが
外のお風呂へと案内している。
「えー!!パンツで歩くの?街の中を?パンツで?」
・・蒸し湯にはいって
何かふっきれたのだろうか。
私もああなるのだろうか、出たあとは。
中に入ると先客のおばちゃん4人組が
蒸し湯の入り方を教わっていたので
私も横で一緒に聞く。
・Tシャツ短パンではいること(水着も可)
「そんなん持ってきてないわー。
どーしよー。」
「さっきここ出ていった子なんて
パンツやったもんなぁ。」
とおばちゃん達が言うと
「今ちょうど
男性の方がいらっしゃいませんので
下着で入られて
タオルで隠されたらいいです。
・・さっきの子は水着ですよ。」
と受付のおばさん。
そ、そうよね、水着よね。
しかしさっきはびっくりした。
いったん内湯で体を流し
Tシャツ短パンに着替えて
それから蒸し湯へと移動した。

遠くに見える扉、あれがそうですか。
やっぱり帰りたい
「それじゃあね、
かがんで奥まではってってください」
と受付の方が。
はっていく。
ということは
狭いのですね。
しかも暗いんですよね。
・・すみません、もう帰っていいですか。
そんなのダメですよ、ムリです。

扉は座布団と同じくらいの大きさ
やっぱり帰ろう。と思っていたら
先ほどのおばちゃん達がドヤドヤやってきて
「お姉ちゃんも初めてかいな。
わたしらも初めてや。
一緒はいろーなー。」
と言われて
「はい!」
と元気に返事。
・・帰れなくなった。
入口が今解き放たれた

入口小さい・・
「中はサウナみたいになってますから
心臓の弱い方や血圧の高い方は
早く出てきてくださいねー。」
受付の人が扉を開けると
中からもうもうとした湯気が
生きてるように動いて出てきてた。
扉を開けただけでこの湯気。
中はどんな状態なんだ?!
不安でいっぱいになってくる。
おばちゃん達が中に入るのを待ってる間
受付の人に尋ねてわかったこと。
・中の温度は75~80度である
・はいる時間は10分くらい
「さあ、どうぞ」
あー!ついに来たのですね私の順番。
涼しげな顔をしてますが
心はかなり動揺してますよ。
今から帰るのはもうダメですか。
大人げ無いと言われてもかまいません。

洞窟探検か!
もう帰れない
2本の板がひいてあり
その上を四つんばいになって
一歩一歩すすむ。
「いやー!こわーい!!」
と思わず叫んでしまう。
天井は頭のすぐ上。
横の壁もギリギリだ。
「中に石の枕がありますから
そこにタオルをのせて
横になってくださ~い。」
入口を抜けていくと
4畳くらいの広さに出た。
天井は同じく頭のすぐ上。
中は真っ暗、窓もなく
隅の天井の中に
裸電球が1つ埋め込まれているだけだ。
床には
枯れた石菖(薬草)の葉が
たくさんしきつめてあり
その香りがただよっている。

石の枕と石菖。かすかに。
その上に横になると
「ふかふかの枯れ草ベッド」の感。
アルプスの少女ハイジになった気分で
ちょっと楽しくなった。
「じゃ、閉めますよ~。」バタン!
「うわー!こわいよー!真っ暗ー!」
大人なのにまた叫ぶ私。
中はかすかな裸電球をひとつ残して
真っ暗になった。

カメラの故障ではありません。中の様子。
「大丈夫ですよ~。
電球もついてますよ~。」
と扉の向こうからの優しい声。
ああ!
扉一枚だけで世界はこんなに違う。
早く外に出たい!
暗闇をじっと耐え忍んで横になっていると
腰が熱くなってきた。
隣で横になっているおばちゃんは
背中が熱いようで
「もう背中があつーてあつーて。
たまらんんわこれ。」
と言っている。
そうするうちに汗がドバッと出てきて
普通のサウナより2倍くらいの汗が
すごいスピードで出てきた。
汗ってこんな「瞬間」に出てくるものだったのか。
暗闇にも目が慣れてきて
一緒にはいったおばちゃん達と談笑していると
扉の向こうから
「もう10分たちましたよ~。
血圧の高い方は出てきてくださいね~。
若い人はまだいいですけど~。」
・・私!若い人グループに入ってますか!
入っていいですか!
うれしいです!
けどもう出ます!
扉まで手探りで移動し
ドアをドンッ!と押すと
光が集まってきた。まぶしい。
・・やっとこの世界に戻ってきた。
私の探検も今やっと、ようやく・・
「はい、じゃあ体に付いてる葉っぱを
ここで落としてくださいね。」
「・・あ、はい。」
「お風呂は内湯もありますけど
歩いてすぐのところに
大きなお風呂がありますから。」
探検家気分もすぐ現実に戻り
市営の温泉へと向かう。

歩いて30秒くらいで到着。無料。
Tシャツが汗でぐっしょり。
しぼれるくらいになっていた。
・・ああ、終わったんだ。
10分も入ってられたんだ。
暗闇、我慢できたんだ。
とあとからじわじわ感じてきた。
まとめ
窓も無い、暗いところに10分も
横になっていられたのは
あのおばちゃん達がいたおかげです。
もしいなかったら
暗闇と孤独、
せまりくる天井と密閉感などで
ひとりでは
耐えられなかったはず。
ありがとう!おばちゃん達!
あと
・Tシャツと短パンは汗でぐっしょり
再び着て帰れない
・水着でも入れるが
周りからパンツと間違えられる(女性)
・中ではタオル2枚必要
(石の枕あてと汗拭き用)
ということがわかりました。
はいったあとは探検家気どり。
知らない人に教えたくなる、
自分の達成感を自慢したくなる、
そんな温泉です。
@nifty温泉「鉄輪むし湯」詳細ページへ

一遍上人がこの地に温泉を作ったそう
text by 新世界デカール |
2005.06.14 |
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2005.05.31
第10回:茶!カテキンたくさん、茶風呂
苦行な温泉 by 新世界デカール
お茶風呂があると聞きました。
その昔
ブリーフ&トランクスというバンドが
(って、誰も知らないですか)
「カテキン」という曲のなかで
「カテキンにしよう。
お茶に含まれる、
カテキンは体にいいよ。」
(歌詞うろ覚え)
と歌ってました。
カテキン。
飲んで良いなら
それにつかるのもまた良さそうです。
お茶っ葉が浮いてるのだろうか
ま、まずい。
到着して思ったこと。
でかい。
わーホテルみたいだ。
「ごめんなさい。こんな格好で。」
その日は
Tシャツにひざ丈短パン
そしてベトナムの雑貨屋で売ってるような
キラキラしたぞうり。という
近くのレンタル屋に
ビデオを返しに行くような格好だった。
「こんな格好で行ったら嫌な顔されるなぁ。
玄関で断られたらどうしよう。
『ぞうりのお客様はちょっと。』って。」
その昔
ジーパンで洒落たお店に行ったら
本当に断られたことがあり
そのときを思い出した。
ここまで来たのに。
温泉は目の前なのに。
玄関に向かっていくと
従業員の方が水をまいていらっしゃって
「ああ、ここで断られるよー」
と思って進んでいくと
「いらっしゃいませ。
足元お気をつけて。すべらないように。」
と声をかけられた。
ごめんなさい、Tシャツ短パンで。
次は受付だ。
中もすごい。
はいると
ロビーがぐわっと広くて
ソファーが並んでて
高級感がいっぱいだった。
BGMはjazz。心地よい音量です。
「これやっぱまずいわ、この格好。
受付で断られるよ。」
と思いながら行くと
受付のお姉さんは嫌な顔ひとつされず
「初めてですか?
お風呂までご案内します!」
とわざわざ案内までしていただいた。
すごいここ!優しい!丁寧だ!
窓の外には
お風呂場への入口は自動扉だったり
お花が飾ってあったりと
「おー!」「うぉー!」の連続で
お風呂場に行くと
陰影礼賛!窓の外は立派な庭園!
・・圧倒された。
「ここの温泉私の身の丈に合ってる?
高級感たくさんよ。大丈夫?」
と何度も自分に問いかけた。
庭園を眺めながら
湯船につかるってほんとに贅沢な気分だ。
小さいけれど本格的なサウナもあり、
お茶の洗浄料も。中身はやっぱり緑色
露天風呂の茶風呂「緑泉」に
さっそく行ってみた。
見るからにリラックス
天気が良くて強い日差しが
緑をも反射してまぶしい。
とてもきれいだ
と思っていたら奥に。
巨大急須!
お湯がじょぼじょぼでている。
ほのかにお茶の香りがして
お湯もなんだか緑色だ。
(しかし時間が経つにつれ
嬉野温泉の泉質とお茶の成分の作用で
茶褐色になるそう)
お茶の葉は浮いてないのに
どこで緑色になるんだろう。
と辺りをさがしていると
奥にカゴが。
この中は・・。
あけてみると
お茶パックがたくさん。
そしてあの巨大急須の隣には
特製茶パックが。
この茶パックで顔をパッティングしたら
顔がツルツルになった。
と聞いたことがあったので
さっそくパッティングしてみる。
ぬらして、
ぐっと一番しぼり
今一番新鮮なお茶だなぁ、これ。
・・じゃなかったパッティングだった。
ぬらして、パタパタパタ。
もいちどぬらして
パタパタパタ。
お茶に含まれる
ビタミンCは美白効果
カテキンは美肌効果
カフェインは肥満防止になるそうで
「白くなれ~お肌白くなれ~」
とおまじないしながらパタパタ。
お茶の香りがとても近くに感じれて
気分もほんわかしてきた。
光に照らされてまぶしい「お茶」色
立派な庭園を見ながら
お茶風呂に入って
お茶パックでパッティング。
お茶づくしで
カテキンも身体の中に
きてるきてる!
ぐっとはいりこんできている!
不思議とそう感じるのでした。
まとめ
お風呂からあがって
帰るときにもいろいろ話しかけてくださる
きれいな女将と
やさしい従業員の方々に
今日の格好を本当に
申し訳なく思いました。
そして嫌な顔ひとつされない応対に
じーんときました。
ここでのお料理、
茶づくしの膳「玉緑」は
お茶しゃぶしゃぶ!
玉露酒!
などなど・・。
のお料理がでてくるようで
その「お茶しゃぶしゃぶ」に
たいへんひかれました。
ああ、
お肉をお茶のだしにくぐらせてみたい。
玉露とお酒の融合を味わってみたい。
・・両親も連れてきたい!
と思わせるところでした。
これが冷たくて最高においしかった!
text by 新世界デカール |
2005.05.31 |
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2005.05.17
第9回:酸!石鹸が泡立たない硫酸塩泉
苦行な温泉 by 新世界デカール
石鹸が泡立たない温泉があると聞きました。
泡立たない?
・・体が洗えない?
温泉って
体をきれいにして
リフレッシュして
リラックスするところじゃないの?!
「俺の温泉で泡を立てるなんて
ちゃんちゃらおかしいぜ!」
そんな
がんこおやじのような、
「お前、スープ残すな!全部飲めよ!」
が口ぐせの
「がんこラーメン」の店主みたいな
「がんこ温泉」を想像してしまいます。
がんこおやじがいるのでしょうか。
そしてほんとに泡立たないのでしょうか。
いろいろ確かめてきます。

噴煙をめざして、いざ!
山の中腹で
舗装されていないガタガタ山道を
路肩に注意しながら
車で登っていくと
急に視界がひらけた。

あおあおとした森にかこまれて
「あそこに見える建物が温泉かな」
と思い、近寄って行くと
「泥火口見学は午後5時まで」
との立て札が。
「泥火口?!」
時計を見ると午後3時。
「今いかねば」
と温泉にはいる前に
泥火口へ向かった。
泥火口見学
受付に行って
見学の旨を伝えると
「左から行ったら道は険しいけど2分で
右から行ったらゆるやかな道で
12分かかります」
とおじさんが。
・・細かな情報だね。
優しいね。
丁寧だね。
・・「がんこおやじ」にはほど遠い
やさしいおじさんだった。
「険しいとはいえ2分で着くのだから」
とショートカットコースを選択。

まるでけもの道のよう
しかしそのコースは
「道なき道」と「アップダウン」が続き
温泉に来て山登りなんて洒落てるねぇ!
・・・・。
・・あ、ちょっと息が苦しくなってきたよ。
・・ハァハァ。
というところで
再度視界がひらけた。

爆破シーンのセットのよう
向こうから
仮面ライダーがバイクに乗ってきそうだ。
ゴロゴロ転がってる岩群の中から
どんどん噴煙があがっている。
「すごい。」
噴煙の付近は植物が育ってないから
その辺りはやはり
地熱が高いということか。
隣では
ぱっくりと開いた火口の中で
ねずみ色の泥の泡が
ボコボコ、音をたてている。

中の様子がちょっと見づらいですが
・・これ、下で誰かが
空気を吹いてるんじゃないよね?
というくらい泡は大きく絶え間なく
ボコボコ沸いてるのだ。
生きてるねぇ、生きてるねぇ!
地球は生きてるよ!!
帰りは12分コースをゆったり歩いた。
途中、振り返ると木々の切れ間から
さっきの爆破シーンセットが見えるのだが
遠くから見ても迫力大だった。
さっそく温泉へ
軽く登山で
ちょっと汗もかいたので
「今から温泉はちょうどいいね」
と、ニコニコしてはいろうとしたら

が~ん
入り口で拒絶されてしまった。
そして「注」の
石けんが溶けて、
肌に付着して取れなくなります。
が気になる。
石けんが肌に付着?
イメージがわかない。
どんな感じなんだろう?

湯治場としての歴史は明治時代にまでさかのぼる
お湯は金属っぽい匂いがする。
・・10円玉の匂い。銅だ!銅、銅!

見事な鉄っぷり。ホースが「の」だ。
お湯は褐色。
アトピーなどにも効くそうだ。
顔をお湯で流してみると
1ヶ所がヒリヒリする。
傷あとにしみるように痛い。
あとで鏡を見てみたら
初期吹き出物の箇所だった。
うわー。
ヒリヒリするということは
これ効いてんの?効いてんの?
目にもしみた。
唇のはしにもお湯がついたので
なめてみたら
海水のようにしょっぱかった。
「しょっぱ!」
と私が言うと
隣でお湯にはいっていたおばあさんが
「あとで口をゆすいだ方がいいよ。
強酸性だから歯がとける。」と。
ヒィ~。
歯がとけるのですか。
すごい温泉ですね。
・・・。
露天風呂の方は
目の前が山で迫力満点だった。

山ひとりじめ
じっけん、じっけん!
「ここでの石けんは
ほんとに泡立たないのか」
を確かめるために
洗浄料を3種類用意した。

石けん、 全身洗浄料、 シャンプー
石けん以外は
化学的な感じがするので
ここでもよく泡立つような気がする。
・・しかし石けんが肌に付着するって
どんな感じだろう。・・付着って。
---3種類を30秒間泡立ててみた---

石けん
泡立てているつもりが、だんだんヌメヌメしてくる。全く泡立たない。30秒後は油粘土をさわった後のように、石けん成分がネチャーッと手にこびりつき、お湯をはじく手に。お湯ですすいでも全然石けんが取れず。嫌だー!こんな手(涙)!

全身洗浄料
泡立てはじめると、瞬時に大きい泡がたつが、それもすぐになくなる。かすかに小さい泡が。お湯ですすいだらすぐ取れる。

シャンプー
細かな泡が立つが、すぐに消え、乳液っぽくなる。こちらもお湯ですすいだらすぐ取れる。
・・ここでの石けん使用はかなり危険。
ということが判明。
そして
「石けんが手にこびりつく!」という
不思議な体験ができることも判明。
まとめ
あおあおとした雄大な山にかこまれて
ひっそりしずかな風情の温泉でしたが
聞いてたとおり、
ここで石けんを泡立てるなんて
ちゃんちゃらおかしいことでした。
・・そしてがんこおやじはいませんでした。
岩の間から絶え間なく出ている噴煙と
泥火口でボコボコに沸いている様子を見ていると
「ホント、地球って生きてるんだなぁ!」と
大地の鼓動を実感できる温泉でした。
@nifty温泉「塚原温泉火口乃泉」詳細ページへ

近くの牧場で。
朝搾ったばかりの牛乳と由布かりんとセット315円

そこでめえぇぇ~めえぇぇ~鳴いてました
text by 新世界デカール |
2005.05.17 |
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2005.04.26
第8回:打!4メートルの打たせ湯、筋湯温泉
苦行な温泉 by 新世界デカール
最近肩が痛いです。
肩こりです。
慢性化です。
どうにも困っています。
聞けば
4メートルの高さから流れ落ちる
打たせ湯があるそうです。
・・4メートル。
ニュートンの法則とか重力とかで
4メートル到達時には
おそろしい力が働いてそうですね。
そんな大きな力を肩に負担して
肩こり、これ以上ひどくならないでしょうか。
・・不安ですが行ってみますよ。

・・痛そうです。
滝のような音
そこに近づいていくと
「バババババ」と音が大きくなってきた。
「ん?ジャングルかここは?
滝が近づいているのか?」
というくらい、滝感が耳にくる。

滝音はここから
この格子から
湯けむりもうもう、
滝っぽい音バババと
どんどん出てくる。
「外でもこんなに音がすごいのに
体に打たせて大丈夫なのだろうか。」
とますます不安になり
入り口へ行って
コインを購入し

ゲーセンのメダルみたいです
コインを料金箱に入れつつ
回転木戸をまわして中へ。

遊園地のアトラクションっぽい
滝のような音がいっそう大きくなり
浴場へはいると

うわあ!高いなぁ~。
たちこめる湯気のなか
4メートルの高さから18本、
打たせ湯が流れ落ちていた。
壮観!迫力満点!
打たせ湯に近づいていくと
水しぶきがたくさん顔にかかってきて
「わわわわ」
と目が開けられなくなる。

見上げてもまださらに上
身長164㎝の私から見てもこの高さ。
いよいよ打たれます
「これ絶対痛いよ~」
と思いながら
そっと肩に打たせ湯をあてていくと
・・。
痛くない。
思ったよりソフトだった。
心地いい刺激に
気持ちよくなってきて
肩から腰に順にあてていった。

水しぶきで湯船はさながら豪雨のよう
調子にのって
首から頭にあてていき
「頭に打たせ湯あてている人はいないだろう。フフッ。」
とひとり楽しい気分になったが
横をふっと見ると
おばちゃんがうつぶせに寝ていて
4本の打たせ湯を使って
肩、腰、ふくらはぎ、足の裏
と、4ヶ所同時にあてていた。
「すごいよ、おばちゃん!やるね!」
それからおばちゃんの仲間が来て
その人も同じように寝転がり
二人で頭をくっつけて
おしゃべりしてる姿は
「しゃちほこ」っぽくてかわいい姿だった。

ワングリップで同時に持てる
あたりを散歩
長いこと打たせ湯にかかり
なんだか肩も軽くなったようで
湯からあがって、
ぶるんぶるん肩をふりまわして
外を歩いていると
こんなポストがあったり

懐かしい円柱形のポスト
足湯があった。
しかも無料。

裸電球がいい感じです
底には丸石がゴロゴロあるので
足の裏で石をころがすと
とても気持ちがよかった。

お湯が光の加減で深い青色
まとめ
4メートルの高さから!
と聞いて
それは痛くて
長い時間は無理だ!
と思っていましたが
意外にソフト。
心地よい刺激に長いこと打たれると
あんなにつらかった肩が
軽くなりました。
そして、
ゴウゴウと轟く打たせの音と
もうもうとする湯けむりと
はじける水しぶきに包まれていると
しだいに
夢の中にいるような気になり
現実感が無くなってきて
いつも頭の中にあって
忘れようと思っても忘れられない
キッチリ輪郭を描いていたものが
ぼんやりとしてきました。
心も体もリセットです。

虹色ラムネ。7つの味が有ります。
@nifty温泉「筋湯うたせ大浴場」詳細ページへ
text by 新世界デカール |
2005.04.26 |
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2005.04.12
第7回:香!アロマ効果、コーヒー風呂
苦行な温泉 by 新世界デカール
春ですね。
4月。
新学期、新入生、新社会人・・
「新」とつくものが
いっぺんに登場し
街はフレッシュ感でいっぱいです。
ならばワタクシ
「新」世界デカールもリフレッシュ。
ちょっとコーヒーにつかってきますよ。

なに!ダイエット!そわそわしてきました。
イメージング
そもそもコーヒー風呂って
どんな感じなのだろう。
・他の場所でたくさんコーヒーを作り
それを湯船に入れる。
・コーヒー豆を浴槽にしきつめる。
・湯船で直接コーヒーを沸かす。
・・う~ん。どれだろ。
考えながら建物の中へ。

木のぬくもり感いっぱい
おもちゃの小鳥にピチピチ迎えられながら

首もうごきます
進んでいくとコーヒー風呂があった。

ど~ん!黒い!
コーヒー風呂のつくりかた
「黒い」といっても
透き通るような黒さ。
はいってみると
コーヒーゼリーのにおいがする。
(・・ええと、濃厚なコーヒーを
やわらげたような香りです)
目の前に布製の袋が
ぷかぷか浮いてたので

海に浮かぶブイのよう
「あ、これがコーヒー風呂の秘密だね」
と思い、中をみたら
コーヒーそのもの。
・・そのままだった。

うわっ。何人分だろう
ここはコーヒー店をも経営されていて
この布製の袋に
「使用後のコーヒー(荒挽き)+
未使用の挽きコーヒー(香り色出しの為)」
をいれるのだそう。
コーヒーの香りで
何杯も飲んでる気分になり
贅沢な気分にもなってきた。
コーヒーが体に浸透して
カフェインが脳にきているような気さえする。
山鹿市の名勝「不動岩」
コーヒー風呂の他に
内風呂がもうひとつと
露天風呂があった。

岩がたくさん
この岩の中には
数億年以上も前の
岩石からできた「さざれ石」があり
よく見ると
いろいろあって

赤いですね

この白いとこがきっと「何か」です
学術的にはひとつひとつ
解説があるのだろうが
私は詳しくないので
「ここがたぶん珍しいところだ」
「この岩は恐竜を見てきたのだろうか」
と推測のみ。
でも見る人が見たら
違うのだろう。
まとめ
新入生や新社会人の
ピチピチフレッシュ感を
目指していましたが、

こんな感じの。キラキラ。(入口にあった水車)
「コーヒー風呂」や「さざれ石」を見て
「へぇ~!」や「ほー!」の連続で
違いのわかる大人になった。
・・ような気がします。ちょっとだけ。

山鹿市といえば灯籠まつり
よへほの宿
熊本県山鹿市中央通り1001の2
0968-42-1323
@nifty温泉「山鹿温泉 よへほの宿」詳細ページへ
text by 新世界デカール |
2005.04.12 |
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2005.03.24
第6回:砂!地球と一体化、海浜砂湯
苦行な温泉 by 新世界デカール
突然ですが私、
汚れるのがキライです。
特に手。
幼少の頃
砂場遊び、粘土の時間になると
「腹が痛い。」
「頭が痛い。」
と言っては保健室に避難しました。
手が汚れているのに
なぜ皆ニコニコしているのかがわかりません。
爪が黒いのを見ると発狂しそうです。ギャー!!
・・そんな、ちょっと潔癖症な私ですが
今回砂湯に行きました。
砂→汚れる→爪が黒くなる→発狂しそうになる
・・どう考えても叫び出しそうです。

記念スタンプで気分をムリヤリ高めます
パノラマ的海
海浜砂湯に着くと
目の前は180度グワッと広がる海だった。

ここは沖縄か?
天気はくもり。
でもこの海のきれいさ!
快晴だったらもっとすごいよ!と
思いつつ受付へ。

「砂掛けさん」・・。
受付でお金を払うと
番号札をくれた。

お手製な8番です
「今1時間待ちだから、
番号呼ばれるまで待っててくださいね」
「1時間!」
まだ朝の9時半ですよ。
他のお客さんのこの「やる気」っぷり。
みんな何時から来てるのだろうか。
待ってるあいだに
一時間といっても、
南国風景で海外にいるような気分に浸ったり、

ホテル・カリフォルニアっぽい
とまってる小さな船でペアづくりしたり、

あれとあれがワンペア・・
砂湯と海の近さを遠くで確認したり、

思えば遠くへきたもんだ
海を見ながら足湯に入ったり、

無料です(涙)
砂湯の様子を横から見学したり、

2面の砂湯。交代に砂を洗います(1時間毎)
そんな感じでぶらぶらしていると
やっと私の順番がきた。
「番号札8番でお待ちのお客様どうぞ~」
いよいよ本番です
専用の浴衣に着替えるのだが
「浴衣の下は全部脱いでくださいね」と。
「下着もですか!」
とあわてて尋ねたら
下着も全部脱いで浴衣の下は裸になってください。
とのこと。
裸体に浴衣。
風がびゅうびゅう吹いて
はだけたらどうしよう。
浴衣の脇部分から胸が見えたらどうしよう。
泥で汚れることの悩みはどこかへ行き
裸体に浴衣のことで頭がいっぱいになった。

みんな砂で固められてます
糊がついてパリッパリの浴衣は
歩くとバリバリ音が鳴る。
おもしろいので
必要以上にバリバリ鳴らしながら
砂湯会場まで歩いていき
砂の上に横になると
「砂掛けさん」が砂をかけてくれた。
「わ、鼻とか口とか目とか耳に
砂が入ってくるよう」
と思っていたけれど上手に手早く
砂がかけられていき
あっという間に身動きできなくなる。

頭を起こして自分を見ている図
・・砂は重い。
圧力がかかっている。
そしてじんわり温かい。
外なのに
サウナに入っているようで
ポカポカしてくる。
そして冷え性の私、
膝から下がドクドクいっている。
血液が全速力でまわっているのだろうか。
温泉にはいっても
ここまでドクドク脈打たない。
・・隣で横になっているのは
20代の男子2人組なのだが
男子の話でよくある、
「もしも~だったら・・」の話をしている。
「今、顔に蚊が止まったら
どうにもできんなぁ。」
・・ぷぷぷ。新しい拷問ですか。
「この状態からビーチフラッグ開始。とか」
・・起き上がれませんって。
そんな「もしもシリーズ」を楽しく
ぬすみ聞きして
心の中でつっこみをしていると、
「顔が真っ赤になっとるで。
もうええんやない?」
と砂掛けさんより言われる。
正味10分。
・・ああ、顔もカッカしてる。
起き上がってみると

私の鋳型です。
私の砂まみれ具合は・・。

うえ~っ!!

パリパリだった浴衣もこのドレープ感
おえ~。
こんな私いやだぁ。
メッチャ汚れてる~。
はだけるのも忘れて走って
シャワー室で砂を落とし
隣のお風呂できれいに体を洗った。
・・下着をつけないのは
泥まみれになった下着を
捨てていく人が多くて
その処理にこまるからでは・・
とお風呂にはいりながら感じた。

木のまくらが気持ちよさそうに干されていました
まとめ
汚れることが心配でしたが
洗ってしまえばなんともなく
それよりも
砂に固められる。
身動きできなくなる。
大地と一体化になる。
ということが新鮮でとても楽しかったです。
@nifty温泉「別府海浜砂湯」詳細ページへ
「あとがき」と「ひとり宴会」
・・次回より「苦行な温泉」パート2が
はじまります。
ここでいったん
「パート1無事に終わってよかったね。
パート2もがんばろうね。」
と、自分を自分ではげます会開催です。

ぷはー。このために砂湯がんばりました。

せりの胡麻和え¥530

かも吸い¥1250
別府に来たら
まずこの「かも吸い」です。
鴨肉、ごぼう、こんにゃく、とうふ、中ねぎ、ゆず。
これだけしか入っていなく
スープが透明なのに味がものすごく深い!
そして胡椒辛くて食べてるうちに発汗。

おいおい泣きなくなるおいしさです
それでは
次回からもよろしくお願いいたします。
text by 新世界デカール |
2005.03.24 |
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2005.03.10
第5回:泡!日本一の炭酸泉
苦行な温泉 by 新世界デカール
「炭酸泉」という泉質があるそうです。
大分にあるのは「日本一」!
そして「ラムネ温泉」というところがあり
そこのお湯は
肌に気泡がまとわりつくそうです。
お湯は炭酸みたく
ぶくぶくいってるのでしょうか。
ラムネみたいに甘いのでしょうか。
いったい何が日本一なんでしょうか。
苦行からちょっと離れますが
メロンソーダに入っているチェリーの気分を味わってきます。

看板からラムネっぽい
あわあわ体験
川沿いにすすんでいくと
素朴な板囲いの露天風呂が見えてきた。
受付はなく、入浴料を入口の料金箱に入れるスタイル。
さっそく中にはいってみる。

木の引き戸をガラガラガラ~ッ
浴槽がいくつもあった。
まずは熱いお湯から。

こんなのとか(43度)

こんなのとか(43度)
毛穴が開いたところでラムネ温泉へ。
岩風呂だ。
すべらないようにそろそろはいると
・・ぬ、ぬるい。というより冷たい。
温度は31度。
さ、さむい・・。

ラムネ温泉はより青っぽい
しかしお湯に入るとあっという間に
細かい気泡がついてきた。
入浴剤「バブ」の12倍だそう!
そりゃもうシュワシュワなわけですよ。
腕や足に無数の泡がついてくる。

すずがたくさんついているかのよう

肌の緑色部分は全部気泡ですよ

そして大きくなる泡。・・しかし腕が太いですね。
どんどん気泡ができて
最後には鱗のようになってしまった。
す、すごい。

そしてこの鉄っぷり。あたり一面赤い。
じっけん!じっけん!
炭酸といえばサイダーを思い浮かべる。
ここに来たらやってみたいことがあった。
ちょうどここのお湯は飲泉にもいいようで
本来ならば「梅酒」や「焼酎」を
ここの炭酸で割って飲みたいところだが
いかんせん運転手。
ジュースで代用してみた。

ジャーン!!
ただでさえ瞬間的に泡がたくさん出る
「粉末清涼飲料」。
これにここの炭酸を加えたらどうなるだろう。
泡の二乗になってすごいことにならないだろうか。

炭酸泉のみ。下の方かすかに泡が。
これに粉末を加える。

あわ!あわわわ、わわ、わー!
「これ、泡、あふれるぞ!」
と思っていたら

平常。
すぐ落ち着いた。
飲んでみたらお湯の鉄味と粉末の甘味で
奇妙な味になり「うえ~っ」とか言ってると
四国から列車で7時間かけて来たという
知らないおじさんから
「ここのお湯はそんな色ねっ?!」
と驚かれた。
・・ごめんなさい。こんなに緑ではないです。
そしてファンタグレープも作ろうと
100%グレープジュースを持ってきて
炭酸で割って飲んだ。

ファンタグレープになるのか
ファンタみたいに
喉元までシュワシュワにならないけれど
舌につんつんくる。
・・やっぱり炭酸だ。
飲泉場
前からやってみたかった実験を終え
この温泉地をぶらぶら歩いていると
別の飲泉場があった。

ここは外国か?と思わせる
このガーゴイル調なものに近づくと
こんな感じ。

とてもリアル
まとめ
確かに気泡がたくさんでした。
味はラムネみたいに甘くなく酸味と鉄味。
何が「日本一」かというと
「摂氏40度を保ちながらの炭酸ガス含有量」だそうです。
お風呂場に、
「30度を越えて多量なイオンを含んだ天然炭酸泉はドイツのバートナウハイム、バートナクロツィンゲン、そしてここ長湯温泉だけで、世界に3ヶ所だといわれています」
と書かれた説明板がありました。
世界で3ヶ所!日本ではここだけ!!
もっと大々的にうたっていいはずなのに
控えめな雰囲気。
大好きです。
ここ大分県直入町とドイツとの交流の架け橋にもなった歴史的名泉。
なので温泉地のいたるところに
ドイツを感じるものがあったのでした。

ドイツワインソフトクリーム350円
@nifty温泉「ラムネ温泉」詳細ページへ
(*2月下旬より新築工事。工事期間中は仮設施設を利用。今年7/1オープン予定。とのことです。)
text by 新世界デカール |
2005.03.10 |
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2005.02.24
第4回:冷!源泉温度14度の冷泉
苦行な温泉 by 新世界デカール
ちょっとあたたかくなりましたが
まだまだ寒いですよね。
マフラーも手袋も
まだまだタンスにしまえない。
セーターだってコートだって
まだまだ着ちゃうよ。
・・そんな寒さの中、冷泉です。
それも源泉温度14度!!
・・ま、まじですか。
入浴中はどんなことを考えるのだろう。
そして我慢大会を乗り越えたら
桃源郷は見えてくるのか。
やっと苦行らしくなってきましたよ。

「寒い地獄」!ですよ。そして雪。
さ、さむい・・
友達によると
・ここの「冷泉」は混浴。
・水着着用。
・もし入浴できなくても見学できる。
・「冷泉」の隣に「暖房室」があるので
入浴後は暖をとって乾かす。
・そしてまた「冷泉」にはいる。
・それを何回か繰り返す。
のだそう。
お、水着着用ですか。
まったく無難な、
スクール水着のようなものを持参。
「この色気の無さはどうだろう」
と思いつつ、温泉に近づくと雪が降ってきた。
雪だ!寒いぞ!
・・でも待てよ。
冬に冷泉行く人いるんだろうか。
私ひとりかもしれない。
雪ふってるし。

敷地内に冷泉の小川が。底は結晶で白い。
受付にて
冷たい雪を頬に受けながら到着。
受付で尋ねてみた。
「あのー、冷泉って冬もやってますか?」
「いいえ~冬の間は、やってないんですよ。
・・こんな寒い日に入ってられませんよ~。」
がーん。
やってないのかー。そうだよなー。
事前に調べておけばよかった・・。
電話で確認しとけばよかった・・。

このまま入浴せずに帰るのか。
まとめ
出かけるときは事前に確認してから出発しよう。
・・あ、冷泉やってないんだったら
今回のコラムはこれで終わり?
「冷泉は7月~9月までの3ヶ月間限定で
今は冬なのでやってませんけど
冷泉を沸かした温泉がありまして
そこに冷泉風呂がありますから。
源泉も見学できますので、ご自由にどうぞ。」
ありがとう!受付の方!これでいけそうです!
源泉を見てみます

きれいなグリーン。摂氏14度。
冷泉浴場内には2つの浴槽と飲泉場。
冷泉に手をいれてみると・・
「つべたっ!!!」
手がしびれそうな冷たさ。
これ、冬は無理だ。
壁には
「堪え忍ぶ力を示せこの地獄」
とか
「冷泉行進曲」の歌詞(5番まで!)が
書いてある看板があり、
暑い夏でもそうとう気を紛らせないと
入浴が困難な様子が感じとれた。
友達は「冷泉の入浴時間が
10分でも死にそうだった。」と言っていた。
うわー。
冷たさがちくちく肌をさしてくる。
隣の暖房室に行ってみた。

強力そうなストーブ。
壁には落書きがたくさん。
ここを訪れた人の名前や生年月日、
「40分入浴達成!!」など勝利的な言葉も。
・・どこかのライブハウス楽屋のようだ。
あったか~い温泉へ
暖房室から出て温泉へ向かっていたら
通路に温度計があった。

マ、マイナス3度!!
ぎぇ~。
久しぶりに見たよこんな温度。
水も氷になる温度の中私は立っている。
さ、さむい!はやく温泉へ行こう。
冷泉を沸かしてある温泉の方は
大きい切石風呂。

湯船からの雪景色、きれいです。
ふーっ・・。
冷たい手足もだんだん血液がまわってきた。
そしてその隣に小さな冷泉の浴槽が。

ん!白い!
さっき見学した冷泉は14度。
こちらの冷泉は16度なんだそう。
浴槽に
「ちょっとぬるめの冷泉」
との看板。
「ちょっと」。
ほんとですか。またまたそんなこと言っちゃって。
温泉で体があったまってるから
今の私、冷泉けっこういけるかもよ。
つめた~い冷泉へ
平気平気!とニコニコしてざぶんとはいったら
・・動けなくなった。
寒い!というより冷たい!!
もう体を1ミリも動かせない。
「ごめんなさい。ごめんなさい。
中学生の頃
『バスの回数券を買う』
と言ってお金をもらい
それを飲み食いに使ってました。
お母さんごめんなさい。
ごめんなさい。ごめんなさい。
美術の宿題ができていない時
制服にアイロンがかかってない時は
『腹痛』で学校休んでました。
先生ごめんなさい。」
出てくるのは懺悔の言葉。
うううっーっ!と体をかたくして
もう子供が産まれそうな勢いで
ハァハァ言いながら少しずつ体を沈ませていくと
湯船に湯の花が見えた。

見えますか?ちょっと見にくいですか。
わぁーっ。冷泉で湯の花だ。
そしてイオウの匂いがする。
温泉を感じると少し元気がでてきて
「がんばれ!がんばれ!」と
自分をはげましつつ、やっと肩まではいった。
「冷泉に肩まではいれた自分!!」
に酔いたかったが
1分も我慢できずに横の温泉に飛び込んだ。
そして急激にあったまる体に喜びひとしお。
・・そのあと温泉と冷泉を
行ったり来たりして
修行と至福を繰り返した。
「つらさのあとの幸せは大きい」
そんなブンガク的なことを感じつつ、
「水着でここの冷泉にはいること」
を、夏の予定に書き加えた。

標高1100M。つららもできます。
まとめ(ちゃんと調べて行け)
冷泉入浴中は
もっと哲学的思考になることを希望していましたが
なぜだか謝ってばかりでした。
我慢大会も乗り切ったのか・・。
でも肩までつかりましたよ。
家に帰って@nifty温泉の
「寒の地獄温泉」のwebページをひらいてみると
詳しく載ってました。説明されてました。私が持ってるどの温泉本よりも詳しかったです。
そしてそこに
「冷泉は7月~9月の営業」
ときちんと書いてありました。
@nifty温泉「寒の地獄温泉」詳細ページへ
・・大分まで行く前にちゃんと調べろよ。
と思いました。

自分へのごほうび:焼きだんご300円
text by 新世界デカール |
2005.02.24 |
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2005.02.10
第3回:飲!胃腸に効く湯平(ゆのひら)温泉
苦行な温泉 by 新世界デカール
温泉に行ったら
湯の注ぎ口からじかにお湯を飲んでる人がいます。
ぎぇ~。
いいの?飲んで大丈夫なの?菌とかはいってないの?
もしも循環湯だったらどうするの?
水に味がついてるんですよ。
おいしいピーチ味やレモン味ではなく。
飲泉。
できれば避けたいのですが
この機会に、
・・いっときますか。
生まれて初めての飲泉体験です。

野田雨情(童謡詩人)もここにきました
昭和のにおい
その温泉地は山あいにあった。
川がごうごう流れてて
それに沿って温泉宿がならんでいる。
九州で有名な湯布院(大分県)の近くの
湯平温泉。
坂の石畳がどこまでも続き
その両側に温泉宿。
映画のセットみたいだ。
そして尾道(おのみち)っぽい。
「転校生」
「時をかける少女」
誰かとどこかでぶつかりそうだ。

車でのぼるとゴトゴトゆれます
温泉地なのに静かで
お土産屋の過剰な呼びかけもない。
パーマ屋、薬局の看板が
昭和的でなつかしい。
石畳をのぼっていると
向こうから地元の小学生が10人くらいやってきた。
みんな私を見て「うふふ」と笑う。
私もにっこりする。
そして「こんにちは」とあいさつされ
私もあわてて「こんにちは」。
そしてみんな小走りで過ぎていった。
・・知らない人同士なのに。
いいなぁこういうの。
いいないいなぁ。
飲み場をさがす
どこでお湯を飲むんだろう。
きっと飲み場があるはずだよなぁ。
坂道もいちだんとせまく
急になってきた。

車1台がやっとです
そのままのぼっていくと
つきあたりに、あった。

ピカー!「飲用 源泉」。まぶしい
そばにあった看板の説明によると
「きつそうにしていた老猿が
ここのお湯を飲んだり
腹にかけたりしているうちに、
具合が良くなったらしく
嬉々として帰っていった。
それをキコリが見て、
ここに浴場を作った。」
らしい。
嬉々として。
それはもうとびはねてるでしょ。
うれしい様子が目に浮かぶ。
さて飲みますか。

熱いお湯があふれ出て
う~。やっぱ飲みたくないなぁ。
だって純粋な「水」ではないよ。
なんかの味がするだろうし。
う~ん。
ひしゃくですくい、思い切って
竹のコップでズズッとひと口。
・・塩?塩ですな。塩ですよ。
そうそう。塩塩。
お湯に塩を混ぜた味だ。
そしてかすかに金属的な味がする。
ここの飲泉は胃腸に格別に効くそうで
もう一杯飲んでおく。
泉質は弱食塩泉とのこと。
温泉にもはいろう
ぶらぶら石畳をくだっていくと
その昔この地に「種田山頭火」(俳人)が訪れたようで
彼の詠んだ句がいたるところに掲げてあった。

自分もなにか一句・・
そしてここには共同浴場が5つもあり
せっかくなので2ヶ所行ってみた。
入浴料は100円!
や、安い。
まずは「銀の湯」。

いらっしゃ~い

檜造りの浴槽
これで100円はいいなぁ。
りっぱな温泉宿のお風呂みたいだ。
うちの近所にもあったらいいのに。
毎日通っちゃうよ。
2ヶ所目は「橋本温泉」。

お地蔵様がいます

たぷたぷとしたお湯

脱衣所は目の前
なんと脱衣所が浴場内にある。
お風呂に入っている人と
服をぬいでいる人が同じ空間だ。
「あ、脱衣所にシャンプー忘れた!」
という時も
「さむさむさむさむ」
と言いながら寒いとこに
取りに行かなくていいのだ。
あったかいまんま。気軽に。
湯からあがり
お腹が空いたので
「湯の華まんじゅう」を食べる。
皮が黒糖のような甘みで
中にはアンがいっぱいだ。

1個50円
大きさがひとつひとつ違うのも
誰がどっちを食べるかで
じゃんけんするのも
またそれも楽しみ。
まとめ
人が少なく、さびれた感じがしましたが
それがとても心地よく思える所でした。
その昔、「男はつらいよ」のロケ地になり
それが縁で沢田研二と田中裕子が結ばれたそうです。
愛が生まれた場所でもあります。
種田山頭火、野田雨情、
そして山田洋次監督が訪れた
ここ湯平温泉にはきっと、
心に深く感じたことを
文学的に映像的に残し、
そして多くの人に伝えたい。
そう鼓舞させるものがあるのだと思いました。
飲泉のほうは・・
胃腸が悪くなったときにまた飲んでみます。

今日も終わった終わった~。
@nifty温泉「銀の湯」詳細ページへ
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text by 新世界デカール |
2005.02.10 |
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2005.01.27
第2回:泥!原爆症に特効な鉱泥温泉
苦行な温泉 by 新世界デカール
「泥湯」。
そんな言葉を見かけました。
どろゆ。
お湯が「泥」ってことですよね。
汚れるんですか。わざわざ?
・・・。
・・今回は「泥湯」です。

一度はいってよっちょくれいい気持!
ここですよね?
・・えーっと。
地図的には着いたものの
見あたらない様子。
・・て、ここっ?!
泥湯出入口という文字が見え
左にはうっすらと「神丘温泉」と見える。

プールの入り口っぽい
なんか強敵そうだ。
ものすごい「泥」で
爪とか汚れたらどうしよう。
いろいろ考えながら。
行ってみますよ
「こんにちは~。」
ガラガラーッと戸をあけると
目の前には

なにかしら商品がたくさん
お菓子から豆から歯ブラシから石鹸から
ふりかけから干し梅からどくだみ茶から魚肉ソーセージから。
そしてたくさんの「まねきネコ」。
曼荼羅のハンカチが壁に飾ってあったり
奥の部屋には七福神「布袋さん」の置物がたくさんあったり。
ここ、ふつうに雑貨屋だ。
温泉の脱衣所や入り口が見当たらない。
・・ほんとに泥湯があるんだろうか。
なんだか不安になってきた。
http://kuchikomi.nif
おばあちゃん登場
奥の部屋でおばあちゃんがTVを見てる。
「あの~、お風呂にはいりたいんですけど。」
「初めて?」
「はい。」
のれんの向こうに開き戸があった。
おばあちゃんの説明によると
1.透明なお湯で体を洗い
2.泥湯にはいる
3.泥湯は廊下をつきあたった「あっこ」

かなり遠いですね(左は女性脱衣所)
・・ここを裸で。
そしてこの通路、男性の脱衣所も兼ねてるようなんだけど。
4.泥湯は3分くらいつかって
5.あがって体を乾かして
6.また泥湯にはいる
7.それを数回くりかえしたら効果がある
8.泥湯から出たら透明なお湯で流す
お金を払って考える。
・・とりあえず
人に会わずにどうやって泥湯に行くかだ。
ちっちゃいタオル1枚しか持ってない。
胸を隠してもお尻は丸見えだ。
あぁ!
まずは透明なお湯から
脱衣所に入ると
お湯から出てきたばかりの女性がいた。
「ここって、泥湯、混浴なんですか?」
尋ねると、やはり「混浴」。
しかし女性がはいってるときは
男性がはいらないように
おばあちゃんが調整してくれるそうだ。
「ここのお湯はええわ。
私、大腿骨を骨折したんやけどな、
なんか具合がいいんよ。
ここのお湯、はいったら
もう他の湯ははいれんわ。」
え。ほんまですか。
さっそく浴場に行くと
壁と天井がセメントづくり、
きちんと掃除がされてて
古い建物の重厚感を味わえる感じだ。

お湯がつやつやしています

湯船から天井を見上げる
天窓から光がさしこんで
湯気がゆらゆらのぼっていく。
お湯が気持ちいいのと
この光で、
体の中も浄化される感じだ。
泥湯にいきますか
おばあちゃんが調整してくれるとはいえ
甘えてはいけない。
まずは自分で調節。
男湯ではまだお湯を堪能されてるようだったので
(天井がつながっているので気配でわかる)
「泥湯」に行くなら今だ!
ということで、ドアを薄く開けて確認。
確認1:廊下に人はいないか
確認2:靴の数は増えていないか
・・どっちも大丈夫!
今っすよ!今!ダッシュ!
タオルを前にたらして
廊下に敷いてある「すのこ」をガンガンならして走り、「泥湯」へ到着した。
ハァハァ。

きたな!泥湯星人 !
大人1人用くらいの大きさ。
ガタリンピックに出てくるような黒い泥色を想像していたが
白い。
ミルク風呂みたいだ。
そして「ゴボッ、ゴボッ」とたえずわきでている。

誰かが「すいとんの術」でもぐっているかのよう

誰かがおならをしたかのよう
はいってみますよ
ほんとにミルク風呂みたいな感じで
サラサラしていた。
底の方は「泥」が堆積してて
ちょっとヌルぎみだ。
でも不快感は全くない。
・・・。
出たり入ったりをくりかえしてると
汗がたくさん出てくる。
ゆっくりあたりを見回すと
この「泥湯」で壁も白くなってる。
これってなにかに似てるなぁ。
とおもって浴槽のヘリをみると

あっ。この白さは
あれだ。
「体育倉庫」だ、学校の運動場にある。
運動会などで「線引き」するあの石灰が
まきちらかってあるあそこだ。
・・だからどうなんだ。
って思いつつ
湯船からあがろうとしたら
底の堆積してる泥ですべって
手に持ってるデジカメを落としそうになる。
はぁ~。良かった~。
もうこれ落としたら泣くよ・・。
「泥湯」から「透明な湯」に行くときも
廊下の様子をうかがい
すのこを再びガンガン鳴らして戻った。
あがってみると
透明な湯で体の泥を流し、
ゆっくり体に浸透させあがってみると
先ほどの女性とおばあちゃん、
そして常連さんらしい人と
みんなで世間話をしていた。
・黒豆をおいしく煮る方法
・今日は大寒入り
・あと1週間は寒い
常連さんらしい人がまたやって来た。
・節分に太巻き寿司を食べる
・西南西の方向だ
・食べてる間は何もしゃべらない
・1本は量が多いから半分にしてもらう
お湯からあがったお客さんも加わり
・○○で座長公演があっている
・泊りがけできてる座長のおっかけもいる
・座長は結婚して子供がいる
・しかし奥さんの連れ子だ
そんなお話をニコニコ聞いてるあいだに
私は瓶ジュースを1本飲み終えた。
乳酸菌飲料。ヤクルトより軽い味だ。

森永ドリンク・ヨーゴ ¥90
まとめ
ここの「泥湯」にはいって
「汚れた」という感じはありませんでした。
さらっとして「泥湯」からあがっても
白いのが薄く付くだけです。
常連さんの
ここに来る楽しみ、
ここのお湯にはいる楽しみ、
みんなと世間話をする楽しみ、
そんな
たくさんの「楽しみ」が感じ取れる
お湯でした。

また、はいりたい
・・あんなちっちゃいタオルで
よく移動したなぁと
いま思えばちょっと恥ずかしいですが
バスタオルを1枚持っていくと
安心ですね。
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text by 新世界デカール |
2005.01.27 |
[ 苦行な温泉
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2005.01.14
第1回:緑!アトピーに効く緑礬泉
苦行な温泉 by 新世界デカール
「湯は緑色」。
そんな温泉があると聞きました。

この奥に「緑」
アトピーに悩む友達は
その温泉にはいると
体にしみてつらいそうです。
・バスクリン的な緑色なのか
・阿寒湖のマリモ的な緑色なのか
その緑さかげんをこの目で確かめながら
しみるお湯にムチ打たれてきます。
・・あぁ!
さあでかけよう
今回めざすは「山田屋旅館」。
別府(大分県)で唯一の
「緑礬泉(りょくばんせん)」だそう。
湧き出てるのが「緑」ってのがすごい。
湯船からあがると
全身が真緑になったりするのだろうか。
ネコのお出迎え
「山田屋旅館」は別府市街からはなれた
静かなところにある。
そばには小川が流れていて
「癒し」ムードがたくさん。
でも「湯は緑色」だ。

こちらは旅館
川の音をききながら
この雰囲気にひたっていると
ネコがよってきた。

なぜか警戒
・・私と全然目を合わせようとしない。
呼びかけてもじっとしたままだ。
ネコと微妙な距離を保ちつつ旅館へ。
入湯料400円を払い、
外に出ると
さっきのネコがマオマオ鳴いていて
なんとこんなとこに。

女豹のポーズ
・・こんなつるつるまるまるしたところに
わざわざのぼらなくっても。
予想どおり、バランスをくずして
つるつるすべっていき
地面着地後、
ものすごい速さでどっかに行った。
・・さぁ、行きますか。
いよいよです
温泉は旅館と別棟にある。
も、すぐ目の前だ。
入り口に近づくとこんな表示。

ど~ん!
公共の温泉は保健所の許可が必要で
ここは別府保健所の
「温泉利用(浴用)許可指令書交付」
第一号だそうだ。
・別府で「唯一」の緑礬泉。
・別府で「第一号」の指令書交付。
・・「山田屋旅館」って、
オンリー1もナンバー1も!
「世界にひとつだけの花」と
「セクシャルバイオレットNo.1」が
サラウンドに聴こえてくるような響きだ。
脱衣所に入る前に張り紙があり

・・は、はい。わかりました。
禁止事項のならびに緊張も高まってきた。
ぐるっと見渡すと壁も床も板張りで
木のあたたかみが伝わってくる。
ちょうど誰も湯船にいない様子なので
さっそく中を見てみると

こんな木のふたがあって
あけると

うわっ。
・・これ緑?黒に近いような。
ブラックホールみたいだ。
中の様子がわからない。
何でも吸い込みそうな
中でなんかうごめいてるような
そんな感じがする。
お湯が生きてる。みたいだ。
「うわー・・・。
これにはいるんだよねぇ。
しかもしみるんだよねぇ。」
・・いろいろ頭をよぎるが。
はいってみますよ
強い心でざぶんといきました。
・・・・・。
しみる感じはそうでもないが
赤とうがらしがたくさんはいった湯船に
つかってる感じがある。
そして「緑」の方は

足。中はけっこう透けますね。
外から見るのとは違い、
湯船の中は手も足も透けて
ブラックホール的なものは感じなくなる。
しかしお湯をすくってみると
薄いが「緑」だ。
いったんあがって体をかわかし
再び湯につかると
お湯がピリピリせまってきた。

蛇口はこんな。湯の結晶がびっしり。
脱衣所には
「山田屋旅館」が掲載された
新聞や雑誌のコピーが貼ってあり
それによると
「皮膚病に効くと評判の湯で
毎週通ってくる人も多く
皮膚科の先生に紹介されて
やってくる人もいる」
とのこと。
すげえ。
あのブラックホールに
現代医学を超える何かがあるのだ。
-----
温泉からあがって
いつまでもポカポカな体で散歩し
温泉の蒸気で蒸したプリンを食べた。

地獄むしプリン210円
激うま。
あと3個おかわりしたい。
まとめ
おどろおどろしい色を想像していましたが
湯は「薄い緑」。
湯船から出て
全身真緑になることもありません。
帰って、アトピーに悩む友達に
「そんなにしみなかったよ」
と報告すると
「アトピーの患部にしみるのよ!」
と言われました。
・・そ、そうですよね。
「別府でオンリー1、ナンバー1」な
温泉にはいって
自分も
ちょっとだけ特別になった気がします。

帰るころにはこのフレンドリーさ
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text by 新世界デカール |
2005.01.14 |
[ 苦行な温泉
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