2004.12.21
第6回:笑顔は続くよどこまでも
海外温泉事情・台湾編 by 森野 小熊
☆一路、行義路温泉へ!☆
陽明山温泉で地元の方々と
つかの間のハダカのお付き合いをして
真珠のようなお肌になった(?)森野は
お得意のバスで行義路温泉を目指しました。
注意!両替不可でお釣りが出ませんので
事前に小銭を用意しましょう。
1回乗り継いで目的地の看板下まで来ました。

途中、運転手さんも乗客の方々も
みんなで「ここだよ」「あっち!あっち!」
まるで遠足バスみたいです☆
観光年で盛り上がる台湾で、
森野の旅も絶好調~♪
*行義路温泉は紗帽谷温泉ともいわれています*
☆お洒落な温泉レストラン☆
行義路温泉「川湯」に到着。

“400元分のレストラン利用券を購入すれば
個室温泉入浴サービス”が目玉です。
このあたりの温泉に多い営業スタイルは
川湯が最初に始めたといわれています。
宿泊は出来ず日帰りだけです。温泉だけなら24時間営業!
フロントでチケットを購入して早速レストランへ。

お洒落な温泉街の雰囲気です。
団体客用の個室もあって、中からカラオケで
盛り上がっている声が聞こえてきます。
週末みんなで来たら楽しそうですね~♪
飲んで食べて歌って温泉に入って・・・。
レストランのメニューには、何とお寿司も!
名物は地鶏料理のようです。
食欲旺盛の森野は400元オーバーしておりました(笑)

飲食の追加料金を支払って、お楽しみの温泉へ。
「個室でも露天でも、どちらでもどうぞ」 ラッキー☆
露天もO.K.とのことで、早速入り口ののれんをくぐりました。
広いロッカールームの先には、ジャグジーや水風呂、
打たせ湯にサウナまで!!!
湯量が豊富な行義路温泉の中にあるだけあって
露天風呂の内容も充実しています。
皆さんおしゃべりに花が咲いていて、長湯です。
誰もが幸せそうな笑顔・笑顔・笑顔・・・。
泉質や効能以上に、心身共にリラックス。
やっぱり温泉に国境は無いのですね。
☆誇るべき日本の“文化”☆
この旅で、どこでも日本手拭いが本当に
重宝したのは書くまでもありませんが、
体を洗ってよし、拭いてよし、そしてすぐ乾く
と、改めて偉大さを感じました。
デザインもかわいいものが多く愛着が湧きます。
世界に誇れる日本の“文化”ですね。

森野特製温泉セット。チャックつきのビニールに入れています。
☆さいごに・・・☆
台湾温泉の旅、いかがでしたでしょうか?
この他、まだまだ行ってみたい世界的に珍しい
海底温泉や冷泉などがたくさんあります。
見所いっぱい、美味しい食べ物もいっぱい!
親日家が多く、比較的治安も良好なフェルモサ。
森野が自信を持ってオススメします!!!
最後までお読み頂き、本当に有難うございました。
このコラムが世界の温泉を訪れるきっかけになりますように。
そして、いつかは@nifty温泉で海外のクチコミが
出来るようになれば嬉しいです(笑)
さあ、この旅物語の続きは是非皆様ご自身で♪
森野は旅の余韻(台北のコンビ二等で
購入した入浴剤を用いて)に浸るとします。

さて、次はどこに出没しようかな☆
檜の桶と手拭いをお供にして・・・。
3ヶ月間有難うございました!
また地球のどこかでお会いしましょう(^O^)/
森野 小熊
text by 森野 小熊 |
2004.12.21 |
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2004.12.08
第5回:「旅人は陽明山温泉を目指す」
海外温泉事情・台湾編 by 森野 小熊
☆いざ、陽明山へ☆
台北駅周辺には、いくつものバス乗り場がありますが
バス停探しが宝探しのようで、見つけた時は嬉しくなっちゃいます。
手を挙げて合図を送り、運転手さんに行き先を書いた紙を見せて
料金を確認し、前払いの時は運賃を入れます。
だんだんバスに慣れてきました。
でも、いつも慣れた頃には帰国しちゃうのですよね~☆
こんな“バスに乗る”という日頃何でも無いことが
旅先では大冒険に感じます。

☆陽明山公園☆
終点の陽明山バス停から、花時計を目指してハイキング。
山の上独特の、涼しい凛とした空気を吸い込んで
風で木の葉が擦れ合う音と、鳥の鳴き声だけがBGM。
髪をなびかせて、てくてく歩いていくと
ハーモニカを奏でながらゆっくり歩くご夫婦とすれ違いました。
ほのぼの~♪仲の良いご夫婦、憧れちゃいますね!
公園内では、体操をしている人、お茶を飲みながら
おしゃべりをしている人、お弁当を囲んで談笑している人・・・。
のどかで、時間がゆったり流れます。
花時計に到着。深呼吸してベンチで休憩。
緑の中にいると、不思議とほっとします。

☆最高の公衆浴場☆
来た道を戻り、中山公園を散策していると公衆浴場の矢印が。
んんっ、こちらは男性専用のようですね。

女性用もあるのかな~と看板を探しますが見当たりません。
池のほとりで結婚写真を撮影しているカップルや
おいしそうな屋台を横目で見ながら探していると、
あっ、ありました♪
あれ?鍵がかかってる?!?!?!
ふと見ると、30分ごとに区切った入浴時間表が。
11:00~13:00は休憩とあります。
なるほど。ここは30分入れ替え制なのですね。
休憩時間が終わるまで時間があったので、
傍の郵便局でお手紙を書いて投函しました。
12:50にもう一度行ってみると、にぎやかな声と
水の音がしています。フライング?!
あれーっ???また鍵がかかってるー!!!!!
なぜ?どうして???
と、そこへ管理人さんらしき方が。
「ハイリタイノ?」「はい!」
満面の笑みで番号札を渡してくれました。3番とあります。
ここは無料の公共浴場なので、利用者も多いのでしょう。
30分・30人の“定員総入れ替え制”だったのです。
「ツギハ、イチジハンカラ。ダイジョウブ?」「はい」
その時です。
森野が日本人と分かると、あっという間に
20人くらいのおばちゃん達に取り囲まれました。
「ドコカラキタノ?」「イツキタノ?」「トシハ?」
あちこちから質問攻めです。普段話す機会がないからか
もしくは、日本語を話すのが懐かしいのでしょうか。
次から次へと、一生懸命話しかけてきます。
こんな時は筆談に限る!
メモとペンを取り出して、必死に漢字を書きました。
ひとつ答えるごとに「おおーっ」や「ほーっ」と声が上がります。
まるで珍獣になった気分です(笑)
「イママデドンナトコロイッタノ?」
これまで訪れた国を書き出していたら
「アナタ、シアワセナヒトネ」
幸せ・・・?今まで考えてもみませんでした。
どこかに驕りがあったのかもしれません。
ああ、そうか。家族の理解ある環境に、そして
こんな旅人を受け入れてくれる皆さんの優しさに
いつでも感謝しないと、ですね♪
「ワタシ、イクツニミエル?」
白髪の女性がゆっくりした口調で話しかけてきました。
上品なその女性はどう見ても60代前半にしか見えません。
「81ヨ♪」
ええーーーーーーーーーーーーーっ。
目が点になってしまいました。
赤ちゃんのようにぷるんとした張りのある肌。
「マイニチココ(温泉)二、キテイルカラ」
「ヨウメイサン、サイコウ!」
期待出来そうです☆
おしゃべりしていたら、あっという間に13:30になりました。
雪崩のように30人が入場し、一斉にかけ湯をし
湯船に浸かっています。ミーアキャットみたい(笑)
脱衣所と繋がっている昔ながらのスタイルです。
森野はダッシュ失敗で最後になってしまいました。
「ココへドウゾ」スペースを空けて下さいました。
水風呂と交互に出たり入ったりを繰り返したり
シャンプー等は禁止のようですので
椅子に座って一息入れたり。
30分で入れ替えなので、大地の恵みを出来るだけ
享受しようと皆さん真剣に浸かっています。
とても熱いので森野は早々とのぼせてしまいました。
それに、とっても硫黄臭が強いです。効きそう!!!
掛け流しなのでしょう。温度調節は出来ないようです。
でも、皆さん慣れているのか首までしっかり浸かっています。
これが美肌の秘密だったのですね。
一足お先に失礼!声を掛けると
「キヲツケルノヨ」「Take care!」と次々に
握手して見送って下さいました。
突然公共浴場に押しかけた刹那な旅人を
温かく迎えてくれた陽明山の皆さんに
ココロからお礼を言いました。

さて、慣れてきたバスを乗り継いで
いよいよ旅の最終目的地へ☆
text by 森野 小熊 |
2004.12.08 |
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2004.11.24
第4回:「口福物語」
海外温泉事情・台湾編 by 森野 小熊
☆烏来完結編☆
トロッコ列車やロープウェーに乗り自然を満喫し、
川原の露天風呂で汗を流したあとは
お待ちかね、はらごしらえです。
メインストリートの店先には、なにやら
美味しそうなあれが・・・
食べすぎ注意報発令中!

☆烏来食物語☆
お土産屋さんの軒先に、遂に発見!
そう“温泉卵”です。
ビニール袋に入れて手渡された卵に
ヨロコビを覚え、一口食べてみると・・・
ちゃんと中味が半熟だーっ♪
ちょっとお行儀悪いですが、歩きながら
卵をほおばり、満面の笑みを浮かべてしまいました。
ハタからみたら相当アヤシかっただろうな~

こちらの温泉卵は、冷え冷えでした。
暑い台湾では冷やした方が売れるのかな?
何軒か売っているお店があり、種類もあったので
烏来ではポピュラーな逸品なのかも知れませんね。
☆タイヤル族の名物料理☆
お土産屋さんと並んで、美味しそうな料理や食材が
店先で森野を呼んでいました。
中でも目に留まったのが、竹の中にご飯を詰めた
「竹筒飯」です。決めた!これと「温泉水珈琲」にしよう♪

喉が渇いていたので、珈琲をほぼ一気飲み。
甘くて美味しいのですが、“温泉水”の部分は
味が分かりませんでした(笑)
温泉が無味無臭だからかな?
「竹筒飯」は見た目通り美味しくて懐かしい味。
具は、山の幸がふんだんに入っていて
これひとつで結構お腹いっぱいになってしまいました。
このほか、骨付き豚とパパイヤを煮込んだスープ
「木瓜排骨湯」やムササビ、猪料理などが名物です。
店先の猪くんはペットでなく、食材だったのね・・・
お土産は、粟で作ったお菓子やお酒が名産品です。
また、民芸品の模様はタイヤル族独特の
カラフルで綺麗な柄が多いので、見ているだけでも
旅情が湧いてきます。

☆一人家族風呂☆
お腹もいっぱいになって、帰路バス停に向かう途中
「家庭池」「個人池」の看板が気になりだしました。

最近は「個人池」=一人での利用が、事故防止から
受け入れをしている所が少なくなりましたが、
「キヲツケテクダサイネ。イチジカンデス。」と快く
O.K.して頂きました。感謝!
鍵を渡され、階段を下りていくと・・・
壁で仕切られたいくつもの部屋が!

防犯ブザー、シャワー、手桶、そして浴槽。
蛇口を捻ると、無色透明の熱いお湯が
勢い良く出てきて、すぐに浴槽はいっぱいになりました。

熱いお湯に首まで浸かり、気持ち良い汗が出てきました。
あれだけ歩き廻ったので、足が棒のようになっていましたが
ほっとして体がほぐれていくような気がします。
弱アルカリ性炭酸泉で、効能は主に皮膚病・胃腸病・神経痛などです。
ニオイがないので、どなたでも楽しめますね。
ふ~っ、極楽極楽♪
どこからか、楽しそうな家族の声が響いてきます。
ここなら家族水入らずで、温泉を満喫出来ますね。
でも一人だとちょっぴりさみしいな☆
のんびり独り占めしているシアワセをかみしめてから、
宿のご主人にお礼をして、烏来を後にしました。
台湾の文化と自然の恩恵に、多謝。

行きのバスでは車窓の景色に釘付けでしたが
帰りのバスでは心地よい疲れで、爆睡してしまいました。
text by 森野 小熊 |
2004.11.24 |
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2004.11.10
第3回:「“温泉”という名の烏来」
海外温泉事情・台湾編 by 森野 小熊
☆台湾再上陸!☆
さてさて、すっかり台湾の温泉に魅せられた森野は
台北に再上陸を果たすのでありました。
今回は、ローカルバスに揺られて烏来へ。
台北より片道64元、約1時間のプチ旅行。
トロッコ列車にロープウェー。
乗り物好きにはたまらない、山間の温泉郷へ♪

☆ローカルバス初挑戦☆
乗り物好きの森野は、路線バスで行こうと考えました。
先ずはバス停探しです。上りと下り、どっち側かな~
などど捜索しているうちに、道路の反対側を
発車したばかりの烏来行きバスが。幸いにも赤信号待ち!
クマは逃げるものを追う習性がある
ほっ・・・間にあった♪

☆Take the “トロッコ” Train☆
烏来とはタイヤル語で「湯気のたつ熱いお湯」
つまり温泉という意味なのです。
名前からして、期待しちゃいます。

ここは風景特定区に指定されている為
料金所で50元を支払います。
橋を渡りかわいいトロッコ列車に乗って
烏来瀑布へ。(大人片道50元)
もともとは材木運搬用の人力トロッコでしたが
今はすっかり観光用に姿を変え、人気となっています。
おや、途中で止まりました。
沿線住民の方がヒッチハイクです。のどかですね。
桜の季節が最高だそうです。
台湾唯一のトロッコで5分のミニ旅行。

82m3段の台湾最大級「白糸の滝」では、
たくさんの観光客が記念撮影をしていました。
家族連れもカップルも皆、滝に見入っています。
ベンチに座ってしばらく森林浴。
ああ、気持ちいい~♪空気がキレイ。

☆ロープウェーにて「雲仙楽園」へ☆
滝をまたぐ形でロープウェーが走っています。
烏来の街を見渡せ、滝の真上を通りますが
高所恐怖症の森野には刺激が強すぎました(笑)
終点は「雲仙楽園」。広大な敷地には遊園地にボート、ホテル
レストラン、会議場、プール、青年活動センターまであります。
かなり階段が多いので、お年寄りは大変そうです。
さすが山の上、風がひんやり。緑が目に映えます。

☆川沿いの露天風呂へ☆
ずいぶん歩いたので、汗びっしょり。
ではお待ちかね、露天風呂に入りましょうか。
川沿いの道を下っていくと「烏来熱力温泉」が。
無料とあって、平日の昼間でも賑わっています。
よく見ると簡単な更衣室、川淵にはうたせ湯も!
露天なので、もちろん水着着用なのですが
近所のおばちゃん達は、服のまま入ってます。いいのかなー
早速森野も水着でざぶんっ☆
湯温は熱め。無色透明で、ニオイもありません。
川へ目を凝らすと、腕に浮き輪をつけて泳いでいる方が。
すぐ傍に「危険!遊泳禁止」とあるのですが・・・。
お風呂→川→お風呂→川と天然の水風呂を
楽しんでいるのかしら。お気をつけて。

異国の女性で一人旅、かなり注目を浴びる森野。
足湯にしておけば良かったかな。
ちょっぴり恥ずかしい☆

さっぱりしたところで次は、はらごしらえ。
お土産やさんの軒先には魅力的な“あれ”が・・・。
text by 森野 小熊 |
2004.11.10 |
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2004.10.23
第2回:「森野に何が起こったか?」
海外温泉事情・台湾編 by 森野 小熊
☆ハダカでコミュニケーション☆
いよいよ新北投温泉、入浴編です。
泉質が素晴らしく、立派な温泉街に、期待でハラが・・・
いえ、ものすごく小さな胸がふくらみます(笑)

似ているようで、似ていない。
似ていないようで、似ている。
んっ!?ホントはどっちだ???
森野に迫り来る、大スペクタクル!!!
入浴編、はじまりはじまり~☆
☆温泉プール?!☆
最初に訪れたのは「北投温泉公園露天風呂」です。
ここは、政府が温泉を広めようと作った公共浴場で、泉質は青。
入浴料は、大人平日20元・休日40元。でも何故か平日でも40元徴収
1元=約3円。激安です。
注意したいのが、一日数回ある清掃時間。この間は入場不可です。
お金を入り口で払って、いざ温泉へ!
そこで目の当たりにした光景とは・・・。
「これってプールやんか!!!!!!!!!!」
老若男女、全員が水着着用です。これでは温水プールです。
森野、ボーゼン。
温泉=ハダカのお付き合いの森野的方程式崩壊
素っ裸で混浴出来る国の方が、少ないかもしれません。
それにここは街のど真ん中。塀があっても外から丸見えです。
ちょっと情緒に欠けますが、温泉体験が気軽に出来ますね。
設備はコインロッカー(20元)、更衣室、シャワーと申し分ありません。
ふっ。こんなこともあろうかと、水着を仕込んでおいたのさ♪
ざぶんっ!硫黄のニオイがほのかにします。
肌にピリッと刺激が。これは効きそう。

傾斜を利用した、段々畑のようなつくりの湯船(?)は
6箇所あり、上から順にぬるくなります。端の2つは水風呂です。
「もうすぐ掃除の時間だけど、もっとゆっくり出来るように
話しておいたから。あと20分は大丈夫だ」
いきなり新手のナンパか?と、そこには海パン一丁のご老人。
笛を吹く監視員がいるのですがますますプールっぽい
その人に話をつけておいてくれたとおっしゃいます。
「上は熱いから気をつけるんだ」「そこは滑るから気をつけろ」
などなど、その後も声をかけてくれました。謝謝。
皆さん出たり入ったり何度も繰り返して、のんびり過ごしています。
旅の疲れも吹っ飛びます。安いし人気があるのも納得。
このような施設が首都から40分。何とも羨ましい環境です。

☆昭和天皇もご行幸・滝の湯☆
水着着用の露天風呂と川をはさんで、滝の湯があります。
昭和天皇がまだ皇太子だった頃訪れたという碑も、ひっそりと立っています。
約100年の時を経ても現役で、大切にされているのが嬉しいですね。
横の番台で70元(家族風呂100元)を払い、男女別ののれんをくぐると
そこはもうハダカのお付き合い。正統派銭湯です。
こちらの泉質も青。年季の入った石造りの湯船に硫黄のニオイ。
脱衣所と洗い場が繋がっていて、昔ながらのスタイルです。
ここでまたもや、流暢な日本語で声をかけられました。
「すごく熱いから、お湯をいっぱいかけてから入って」
どうして台湾の方々は、こんなに優しい人が多いのでしょう。
森野、カンゲキ☆多謝。
「滝の湯が一番!週に一回は来るの」
まだ若い女性に、日本語が上手な訳を尋ねると
「週に一回、日本語教室に通っているのよ」とのこと。
日本人がやって来る滝の湯で、日本語を実践しているのですな!!!
駅前ならぬ、銭湯留学。キレイになる上、勉強も出来る。
まさにハダカで異文化コミュニケーション。

ペットボトルのお水、又はお水の中にお茶のティーバックを
そのまま入れて持ち込み、何度も出たり入ったり、体操したり
おしゃべりしたり。ちょっとした社交場みたい。
それぞれが、思い思いのスタイルでのんびり楽しんでいます。
「もう上がっちゃうの?もっと入ればいいのに」
あ~、時間があればもっとゆっくり出来るのだけど。
体もココロもぽかぽかで、大満足でした。
ただ、万病に効くお湯も、森野の天然ボケまでは治せませんでした(笑)

☆風呂上りの定番は、やっぱり牛乳か?☆
番台の上に、瓶入り牛乳を見つけました。
おおっ!台湾でも風呂上りは牛乳か?ということで
20元を支払い瓶を受け取ると・・・
ん???あったかいぞ!!!HOT MILK?!
体を急激に冷やしてはいけないからか、
それとも時節柄か。って、一年中暑いのに
やられた!!!しかしめげずに、腰に手を当て一気飲み。甘いっ。
個人的には、タピオカミルクティーやマンゴーカキ氷が
あるとすっごく嬉しいのだけど♪

☆春天酒店へ投宿☆
新北投温泉で、おしゃれな温泉ホテルを発見。
高台で眺望も○。個室の日帰り入浴もエステもスパも
屋外の混浴冷泉(やっぱり水着着用)にプール、フィットネスジム。
バーバリーのアメニティに美白パックまで揃っています。
地元有名デザイナーのモダンな柄入り、少し短めの浴衣もあります。
1泊では全部堪能出来ない?!くらいの施設です。
お部屋の内風呂は石造り。雰囲気があっていいですね。桶は檜!

木の浴槽に畳のお部屋もあるとのこと。日式を意識しているのでしょう。
スパに行ってみたところ、露天風呂・内湯・水風呂・サウナ2種と
お風呂上りのラウンジまであります。
週末だったので、地元のマダム達がまったりくつろいでいました。
泉質は白。皮膚病や関節炎に効くそう。体ぽっかぽか。

次回は昔からある、瓦屋根のお宿に泊まろうっと♪
今後は日本の“有名老舗旅館”も進出予定らしいので、
ますますお宿選びがワクワクしますね。
すっかり台湾の温泉が気に入った森野。
次回は何処へひょっこり出没か?
special thanks☆korisu-chan
text by 森野 小熊 |
2004.10.23 |
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2004.10.06
第1回:「その男、国宝につき」
海外温泉事情・台湾編 by 森野 小熊
☆はじめまして!森野小熊です☆
巷には秋の味覚がちらほら。紅葉もそろそろ。
温泉に出没するには、もってこいの季節到来です。
さあ、巣穴から脱出して温泉へLet’s GO!!!
クチコミの投稿も忘れないでね♪
☆CAUTION・熊出没注意☆
予め、お断りしておきます。
森野には、全く文才がございません。きっぱり
お読み頂くうちにご気分が悪くなりましたら、
すぐにブラウザを閉じてください。
無理は禁物です。鼻血が出ちゃうかも知れません。
その後の保証は致しかねます(笑)
皆様が海外を旅される時
「この国、温泉あるかな?行ってみようかな」
ってキッカケにさえなれば、こんなに嬉しいことはございません。
くどいようですが、過剰な期待は禁物ですぞ。

☆脱走!台北に出没☆
森野は、ふと思いました。
「海外にも温泉って、あるのかな~?」そりゃあるだろ!
思い立ったが吉日。善は急げ。急がば廻れ!?
すぐに行動せずにはいられません。
音速より速い飛行機があれば、乗りに行き
国交の無い国が気になれば、潜り込む。
好奇心のカタマリです。というか病気
「台湾に温泉あるって聞いたことあるような・・・」
早速巣穴を脱出したのでした。
☆その男、国宝につき☆
裏ミッションを自らに命じ、台北に降り立った森野。
My桶をGETせよ!!!
温泉巡りにMy桶&My手拭いの
“温泉セット”を生涯のお供にしよう計画。
手拭いはモチロン@nifty温泉のものと決まっています
台北は世界一の101階建てビルが出現し、
高層ビルが林立する大都会ですが、その一角に懐かしさいっぱい
堂々たる風格の桶屋さんがお店を構えています。
趣のあるレンガ造りに、レトロな看板。
店先には所狭しと、檜の大小様々な桶が並んでいます。
店の名は「林田桶店」。
そして桶職人の林相林さんは、台湾の“人間国宝”だったのです!

森野が抱いていた“人間国宝”のイメージ・・・とはちょっぴり違い
気さくで飾らない、流暢かつ早口の日本語にビックリ!の
笑顔がステキな“お宝”でした。
「お気に入りの温泉がありますか?」と、尋ねると
忙しくて、なかなか行く機会が無いご様子。
「このあたりだと、新北投や烏来がいいんじゃないかな~」
と、アドバイスをしてくれました。
肝心のMy桶を品定めしようと手に取ると
ふわっと檜の香りが漂い、癒されます。
あたたかい木のぬくもりが伝わってきます。
思わず「いい仕事してますねーっ」と呟いてしまいました。
楕円形の浴槽もお揃いで欲しいところですが
いくら怪力の森野でも、日本まで担ぐ自信はありません。
お櫃も蒸篭もいいなぁ。次回のお楽しみにとっておこう♪
とにかく“人間国宝”製作の桶です。意を決して値段を尋ねると
思いのほか良心的なお値段。即、購入しました。
「この桶を持って、世界中の温泉を巡ります!」と、伝えると
にこにこしながら袋に入れてくれました。
「最近は、ポリの桶があるからね」
「今の若いモンは、数年かかる修行耐えられないよ」
伝統の継承者がいなくて、残念がる林さん。
店先に静かに佇む息子さんを、謙遜しているのかな?
台湾唯一の桶職人にして、人間国宝の
林相林さん。どうか、いつまでもお元気で!

☆台湾にも温泉本は存在するか?☆
My桶をGETし、おすすめの温泉を教えて頂いた森野は
その足で書店へと向かいました。
早速、温泉特集が組まれた若者向け雑誌を発見!
温泉文化浸透の兆候か?これは期待できそう。わくわく
旅行ガイドブックのコーナーへ歩みを進めると、
そこには“温泉本”がしっかり陳列されているではありませんか!!!
「秘湯」なんてツウなタイトルのものまで存在しています。
一番厚い本と、表紙が気になる2冊を購入。
本の内容は、温泉地別に分類され
泉質・泉温・効能・アクセス・周辺の見所・施設の詳細と
日本の“温泉本”とほぼ同じです。入浴の仕方まで書いてあります。
写真が多用され、漢字なので何となく意味も分かります。
アクセスが良さそうな、新北投温泉へ出没決定。

檜の桶に、温泉本。
そして何より、温泉自体の認知度が高い!
台北の方にインタビューしたところ、皆さん近いからか
新北投温泉を真っ先に挙げられました。
きっと温泉は台湾で、老若男女にこよなく愛されているのに違いない!
そう確信した、森野でした。
☆温泉パラダイス・台湾☆
新北投温泉まで、MRTやバスで約40分程。余裕で日帰りも可能です。
ツアーで半日フリータイムがあれば行けちゃいます!
都心から近い為、マンションや別荘も温泉施設と混在。
「熱海」という名の宿を発見!
日本の地名をつける宿が結構目に留まります。
「京都」「浅草」って、有名な温泉地でしたっけ???
日本式=日式を強調したいのかな?畳の部屋あります、とか。
駅前には、日本でお馴染みのファーストフード店もあり
賑やかな雰囲気。温泉旅館の送迎バスも、お客さん待ちしています。
嬉しくなるのが、温泉マークが橋の欄干などにも採用されていること♪

最初に「温泉博物館」へ。日本統治時代の公共浴場を再現した
和洋折衷の立派な建物は、まさにノスタルジー。
広い宴会場に舞台があり、ステンドグラスに富士山らしき柄も。
ローマの浴場を模した、プールみたいな広い大浴場。
今でも充分通用する、素晴らしい造りです。
ここで、「台湾には100箇所以上温泉がある」
「新北投温泉はドイツ人に発見され、平田源吾氏らが開発した」
「戦時中は、傷痍軍人の療養施設があった」
「戦後は1979年まで公娼制度で賑わっていた」などなど
日本と密接な関係で、台湾において温泉が発展したことを知りました。
また、世界で秋田・玉川温泉と新北投温泉だけに存在するという、
ラジウムを含む天然記念物の北投石も展示してあります。
年に1mmも成長しない、まさに貴石。
この石が放つ放射線の効能(*)は、玉川温泉の人気で証明済。
しかし、お土産にしたくても天然記念物ゆえ売っていません。
(*)放射能ホルミシス効果・・・微量の放射線を浴びると免疫力が
活性化され細胞の成長を促進し、修復力がUPする効果

☆温泉卵は存在するか?☆
新北投温泉の泉質は、数種類あると言われていますが、
青・・・ラジウムを含み、万病に効くといわれている
白・・・弱酸性単純泉で、美人湯ともいわれている
そのほか鉄、炭酸もあります
ほとんどの公共浴場・宿共に、青か白どちらかの泉質です。
主に、青は公共浴場、白は宿に引かれています。
(唯一「新秀閣大飯店」が両方楽しめる宿)

青のお湯は源泉が「地熱谷」で、もくもくと湯気が立ち込めています。
日本の「地獄谷」のような場所です。
ぼこぼこ湧き上がる、神秘的なブルーのお湯。
以前はここで“温泉卵”が作れ“足湯”も出来たそうですが
あまりの事故(火傷?)の多さに、禁止となってしまいました。
足湯は下流で可能かもしれませんが、衛生上あまりおすすめ出来ないのと
火傷に充分注意が必要です
嗚呼、残念!!!
温泉卵片手に、足湯するのを楽しみにしていたのに・・・。
コンビニの烏龍卵で我慢しよう(笑)

次回、いよいよ入浴編。
森野に何が起こったか?!
text by 森野 小熊 |
2004.10.06 |
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