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ココログ: blogサービス



コラム
おフログ

2006.11.14

最終回:めでためでたの大団円 -宮崎弾丸ツアー-

極秘指令「風呂嫌いを克服セヨ!」 by ナガイケタカシ

真夏から始まったこの風呂嫌い克服企画も、季節を越えて秋が深まった今回で最終回です。
真夏にマラソンをして地獄を見たり、家風呂でアウトドア感覚に浸ってみたりと山アリ谷アリでしたが、果たして風呂が好きになったのか?風呂嫌い克服大学を卒業できるのか?
あ、申し遅れました、毎度毎度お馴染みさすらいのマイトガイ、ナガイケです。

最終回ということで今回は「よくがんばったね」の意味も込めて、人生初の九州にひとっ飛び。山アリ海アリのこの土地で、神話伝説ゆかりの風呂に入ってまいりました。
まあ、なんというか、ここまでくれば純然たる観光ですね。

P1010355
見よ!これが高千穂の奇跡の雲海だ!

最終回は

南国宮崎縦断!
「とにかく観光して風呂も楽しんどけ」ツアー

最終段階は楽しむことに重点を置き、感性を磨いて、連載の疲れを癒して(?)卒業します!

なんと私、生まれてこのかた、宮崎はおろか九州も初上陸。
まだ見ぬ九州に思いを馳せながら、大阪南港から夜行フェリーで13時間かけて宮崎へ。

初の九州はなんとなーく南国感。そこら中で聞こえる言葉も初めて聞く方言が。こんなところからも旅行に来ていると感じます。
宮崎港からバスで北上し、神話伝説の残る地、高千穂を目指します。

右手に一面海、左手には赤く色づき始めた山々。なかなか見れるもんじゃあありません。
とにかく今回のテーマは「自然」。
自然の素晴らしさをここまで素直に感じられるのは、宮崎が素晴らしいのか、風呂嫌い卒業の達成感か。

北上を続け、自然の悪戯でできたと言われる日向市「クルスの海」へ。
岩の形状が十字、もしくは「叶」の字に見え、願いが叶うと言われています。
家族の健康とちょっとばかりの金運を…。欲にまみれた願望はだめですかね?
この後「馬ヶ背」にも行ったんですが、とにかくすごい景色。
でも…高所恐怖症なんです、実は。もう立ってられません。

P1160304
願いよ叶え!欲望のままに!

その後、高千穂へ。
昨年の台風の被害が見られますが、山間の町は自然の景観に恵まれすぎています。
この秋の時期は高千穂は旅行客が多数訪れ、宿がなかなか取れないといいます。
確かにツアー客などで溢れかえっていました。

街で「夜神楽」などの神話、伝説を聞き、「高千穂峡」に訪れ、その土地の風土を知る。
タクシーの運ちゃんと気軽に話せるのも、旅の一興でしょうか。

P1010379
ボートに乗れば素晴らしい滝が!

ここには「天岩戸神社」があり、その周辺は神様の伝説がある自然の要塞が。
石が積んであり、一種異様な霊験あらたかな雰囲気に絶句。
「ひとつ積んでは父のため~」なんて念仏が聞こえてきそうで…。まあ願いを叶えるためのものなんですけどね。

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あなたも積みます?石。

そしてこの弾丸ツアーの最終地点はやはり風呂。
町営の「天岩戸温泉」へ。

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神様も入ったのだろうか

これと言って特にない普通の温浴施設なんですが、先ほどの神話伝説から、なんとなーくありがたい気がしてきます。
源泉の温度が低めということで加熱はしているんですが、泉質はなめらか。なるほど「美人の湯」か。
明るいうちに入ると、外にはこの土地独特の「棚田」の風景を見ることができて、なんとも心が和みます。

P1010371
棚田を一望。いいゼ農村

ベタに頭に手ぬぐいを置いて「はあ~」なんて声を発してみたり。
地元の入浴客と話してみたり。
こういうことが自然にできるようになったということは、旅の満足感もあるでしょうが、もうこれは風呂好きでしょう?風呂を楽しんでいるでしょう?
心はゆったり、ぼーっとしてしまいました。

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天岩戸温泉
宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸58   TEL:0982-74-8288

@nifty温泉「天岩戸温泉」詳細ページへ  

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この後一泊して帰路についたんですが、帰りは飛行機。
実はこれが初フライト。ビビりにビビって泣きべそかきながら帰りました。

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恐怖の熊本空港…飛行機怖い

今回は最終回なのに、高所高所の連続で足が震える、ある意味疲れる旅でした。

<指令完了>

毎回コラムを読んでいただくたびに、風呂に対する嫌悪感は一掃され、純粋に楽しむようになったと感じてもらえると思います。実際に連載企画を実行するたびに、面白さや楽しさなど気づくことも多かったです。
ここまで「風呂」に対して考えることもありませんからね。

ということで今回で風呂嫌い克服指令を全うし、卒業となります。
家風呂ではまだまだ面倒くささがありますが、休日には温泉を絡めた旅に出ようと画策する癖がついてしまいました。

風呂嫌いの皆様も風呂好きの皆様も「自分なりの風呂道」を見つける旅に出ませんか。

連載の教訓:風呂はエンターテイメント

text by ナガイケタカシ | 2006.11.14 | [ 極秘指令「風呂嫌いを克服セヨ!」 ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (2)

2006.10.31

第7回:秋の鯖街道を行く -秋満喫ツアー-

極秘指令「風呂嫌いを克服セヨ!」 by ナガイケタカシ

ツーリング道を志すもままならず…。
二輪免許取得に悪戦苦闘し疲労困憊のにわかライダー、ナガイケです。
道のりはなかなか遠い…。

秋も深まり、山々はいよいよ赤色に染まり始める季節を迎えます。
そうなれば京都は毎年のこの時期、混雑で身動きが取れなくなるほど混雑するわけで、住人にとってはなかなか歓迎というわけにもいかなくなるのが実情です。

さらに寒くなるのも時間の問題。そうなる前に秋の京都の山を満喫しよう!
というわけで今回はコラム本題を無視し、単純に楽しむ企画に走りました。

なんだか物悲しい雰囲気も併せ持つ京都の秋。山に入ればかつて落人が生活した風情も感じ取れ、秋の悲しさを体感し、少しナルシシズムに浸ってみよう。

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京都にはこんな風情もあるのです

今回第七回は

秋の鯖街道を行く!
「食べて休んで大作戦」ツアー

秋の味覚を味わい、山中にある温泉施設で身体を癒すという、まったくもって遊び全開の旅に出てきました。

その昔、若狭・小浜で獲れたサバを京都・出町柳まで運ぶために通った道を「鯖街道」と呼びます。街道沿いにはその名残がある風景が見えると同時に、戦国時代当時の「落人の里」といった風情も残ります。
その風景は秋には自然の美しさと同時に哀愁も漂わせます。

そんなロケーションのもと、秋ならではの食欲を満たそうと
「七厘で秋の味覚をたらふく食おうぜ!」
と我がアウトドア部(第2回:よい山よい川よい温泉参照)の相方の夢を叶えるべく、京都・八瀬の山間の河原にて、”七輪バーベキュー”を決行しました。

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秋刀魚は脂が乗って…燃えた…

定番の秋刀魚は大炎上しましたが、キノコ、シシトウ、そして街道にちなみ「サバ」と大人の食材でそりゃあもう満腹です。
ロケーションというのは必要以上に美味さを感じさせるスパイスである、ということを改めて実感しますね。

その後、北へ車を走らせると、大原、途中峠から小浜を目指す途中に朽木村(現高島市)があります。
山間の村は50キロ先の京都と全く違った自然一杯の里です。昔ながらの風景に心は和みます。
そこに人気を集めている温浴施設「くつき温泉てんくう」があります。
実は風呂嫌い、ここは何度か立ち寄っており、オススメ施設でもあるのです。

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山間にある「くつき温泉」はここにある

「てんぐの湯」と呼ばれ、「メチャでかい天狗の面オブジェ」が露天風呂で堪能?できます。少しイカツイですが。
泉質は私見で言うと、サラサラ。風呂上がりは肌がツルッとしますね。私には一番合うんでしょうか。

本当に山の中にあるので、露天風呂からはすぐ間近に山を感じることができ、秋の空気を素っ裸で開放感たっぷりの心に吸収しました。

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「てんくう」概観。地元の人も愛用。

風呂上がりには濃厚なソフトクリームを。
ここまで私、風呂嫌いがハシャげる、安心感がある施設。なんでしょうか、やっぱりフィーリングっちゅうものが風呂にもあるんでしょうかねえ。

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時期を逸して…そんなことはない、うまい

秋、秋刀魚、山間の里、温泉…。風景とオプションで、なんだかナルシシズムに浸ってしまいます。ここまで何かに浸れるシチュエーションもないでしょう。ベタですが。

最終回間近にえらい遊んでしまいました。
いいでしょう、こんな感じも。自分ならではの秋を探してみてはどうでしょうか。

今回の教訓:秋はシチュエーション

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くつき温泉てんくう
滋賀県高島市朽木柏341-3   TEL:0740-38-2770

@nifty温泉「くつき温泉てんくう」詳細ページへ  

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<おまけ>

京都府内の約230の銭湯では、10月26日「おふろ祭り」が開催されました!
ってなんじゃそりゃ?

・先着120人に入浴効果を紹介したポケットティッシュと石けんを配布
・小人にジュースをプレゼント
・小学生以下の子ども3人まで入浴料を無料に

といった「一大イベント」なんです!そうなんです!誰がなんと言おうとも…。

風呂嫌い卒業間近とあって行ってみましたが、石けんをもらいました!なんだか嬉しい。でも祭りだからといって日常と変わったことなく、常連さんと思われる方々がわんさか。
それが銭湯のよさなんでしょうねえ。これもまた、街の風情。

text by ナガイケタカシ | 2006.10.31 | [ 極秘指令「風呂嫌いを克服セヨ!」 ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (3)

2006.10.17

第6回:足元から温めなおせ -名湯足湯めぐり-

極秘指令「風呂嫌いを克服セヨ!」 by ナガイケタカシ

秋は自然の中をバイクでブーンとツーリングでしょう!
突如として二輪免許取得を目指して教習所に通い始めた燃える男ナガイケです。
取得する頃には冬になってしまいますが…。

様々なチャレンジをしたり、風呂を求めて旅に出たり、家風呂について考察してみたり、と「風呂好き養成指令」をこなしてきました。
お陰で今は教習所で言うところの「第二段階中盤」というところでしょうか。

いよいよ免許皆伝も近いということで今回は応用編にしよう、と。
ちょうどツーリングの話題も出たので、道中ふらりと、気軽に入れる風呂は?
これまでと違った、まさに応用編にふさわしいものは?

その回答は今や駅にできたり、各温泉地でスタンプラリーのテーマになったりと評判の「お手軽風呂」。これでしょう。

Gero5
旅の最初は名湯下呂温泉

今回第六回は

足元から温めなおせ!
「名湯足湯めぐり」ツアー

服も脱がなくていい、面倒くさくなくていい、「ちょいっ」と入れるそんな風呂の新形態を求めて、北は下呂、南は十津川へ駆け巡ってきました。

出発地京都から下呂温泉までの道のりは、バイクで風と秋の匂いを感じながら、ブーンと…いけるはずもなく(もちろん免許がございませんので)、車で片道3時間以上かけてのロングドライブ。
マイカーは今時珍しいミッションのスポーツカー。
長時間のドライブは足が疲れること疲れること。

ということで足湯はまさにうってつけ!
到着後、名湯下呂温泉に全身を浸けることはせずに、足湯へ直行。

足湯はホテルを中心に、温泉街の各所に点在。
風情を感じながら歩いていると、すぐに目に入ってきます。温泉街としても、お客さんに気軽に楽しんでもらえるということで力をいれているようです。

まあとにかく足が疲れた。これ、ほんとに。
下呂の足湯でも一番最初にできたという「鷺の足湯」に。

Gero3
鷺が入るんでしょうか?

木造で和の雰囲気を醸し出すこの湯には、先客に初老のおじさんが。
「わしゃーもう何も考えられまへん。気持ちええわー。」
というほっこり顔。この若造の存在にも気づいていない様。
靴下を脱ぎ、速攻で、でも先客がいるので慌てずにそろりと浸ける。

…結構熱い。

でも足だけなので、いつもの風呂嫌いの弱点「熱さ」はそれほど気になりません。
じっと浸けていると、じわじわと温まってきます。慣れてくると周囲に目が行き、歩いている人や隣の初老のおじさんが気になる違和感のなさ。
こりゃええわ。

Gero4
熱さに耐える!は最初だけ

今日はゆっくりしすぎることはままならず。攻めの姿勢で次へ。下呂の足湯をもう一件。
少し歩くと、温泉街の風情と少しミスマッチな銅像にカップルや若い女性が群がっていました。
なんじゃこりゃ、と見てみると

「ビーナスの足湯」

ビーナスの銅像がお出迎えー、ってなんじゃそりゃ?
でも面白そうなので浸かってみました。
若者(ってこっちもまだまだ若者ですが)に囲まれてのこの感じと目の前のビーナスの銅像。
こういうのもなかなかいいですね。熱さがどうとか、泉質がどうとか抜きにしたよさがあります。

Gero2_1
ミスマッチが新しい文化を生む!

次は南へ。ただただ目的地を目指して行くだけというルーティンワークになるのも面白くないので、風景を楽しみながら運転。
ですが、道中山越えを何度となくこなさなければならないため、ミッション車はクラッチの操作で足が疲れる疲れる。下呂の足湯の癒しはどこへやら、乳酸がたまりまくりました。

”恐怖の吊橋”谷瀬の吊橋で足がすくむほどの体験をし、
※長さ300メートル、高さ約50メートルの吊橋。とにかく揺れる日本一の鉄線橋。
余計に足が疲れた、というか力が入らなくなったところで十津川温泉に到着。

Totsukawa1
街の誇りだ十津川温泉

小さな温泉郷ですが、山間の古くからの温泉郷ということだけあって、下呂とは違った風情があります。
ここでも「道の駅 十津川」に足湯が。
実はここでは”全身入浴”が本当の目的だったのですが、今回のテーマの足湯があったので、速攻で飛び込みました。

下呂に比べて、こちらもなかなかの熱さ。
疲れた足を癒すべく、ゆったりと浸かります。
時間を忘れてゆっくりしてしまい、お陰で足がふやけてしまいました。
この十津川温泉では目の前に見える川を中心とした大自然は絶景。
都会ではなかなかお目にかかれません。

Totsukawa2
温泉街の景色は個人的に脱帽

この後、前回の道後温泉での「折角行ったのに入らなかった」という失敗を踏まえ、温泉に入浴。
脱衣場で係のおばちゃんが冷房と暖房を間違え、サウナ並みの暑さを経験しながらも、客が自分だけということもあり、身も心もゆったりできました。

Totsukawa4
なぜかカルガモが…和むぜ

計算外だったとはいえ、運転で足が疲れたということで功を奏し、足湯のよさを体験できました。
何より「さっと入れて、さっとリラックスできる、そしてさっと帰れる」というお気軽さが気にいりました。
足というピンポイントな部分だけに、「ちょっと楽になった」とかを実感できます。

全国にブームからか足湯がたくさんできています。
鉄道の駅や道の駅にもできており、周囲の自然を楽しみながら、まるでトイレに入る、車にガソリンを入れるが如く、楽しむことができます。

足があればどこでもいけますが、その役目から疲れることが宿命です。
足湯が「人間のガソリンスタンド」のように思えてきました。
風呂の一つの形態として、風呂嫌いも認めざるを得ませんね。
いよいよ卒業検定が近づいてきたか?

今回の教訓:人生も風呂も足元から

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text by ナガイケタカシ | 2006.10.17 | [ 極秘指令「風呂嫌いを克服セヨ!」 ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (1)

2006.10.03

第5回:大海原と同化せよ -風呂in瀬戸内海-

極秘指令「風呂嫌いを克服セヨ!」 by ナガイケタカシ

いよいよ哀愁の季節、秋がやってまいりました。皆様如何お過ごしでしょうか?
食欲、読書、スポーツと大忙しになりそうで困っているナガイケです。

前回は「家風呂」について考察してみました。
その結果、別にどうなったというわけではありませんが…。まあ気温も下がって、風呂に入りやすなったという感じでしょうか。
ここまで連載を続けてきて、お気づきの方もおられると思いますが、本来の目的「風呂嫌い克服」は既に達成されかかっており、今や風呂にまつわる様々な趣向を追い求めるコラムになっておるのです。

世の中にはいろんな温浴施設があるもので、旅と絡めると、風呂は「一大アミューズメント」であることがわかってきました。
「今日はどんな”風呂旅”にしようか」と新しい楽しみを捜し求めています。
では今回は?

3_15
夜のフェリーロビー。若干暗い…

今回第五回は

大海原と同化せよ!
「風呂in瀬戸内海クルーズ」ツアー

なんと海に浮かぶフェリーの中で風呂に入るという「水on水」、水あっての風呂からすれば、極上の風呂体験をしてきました!

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「おう、”海に浮かぶ風呂”って知ってるか?」
「なにっ!?よくある”海に面した露天風呂”と違うんか?」
「甘いな。ちゃんと一面海の中で浮かんでるねん。しかも”動く”んや!」
「そんなバカな!」

「おフログ」を執筆しているにもかかわらず、そんなことも知らないのか、と悪友にバカにされた私は早速その”海に浮かぶ風呂”にチャレンジすることにした。

21時30分、大阪南港。
ここに集合した私と悪友は、巨大な船、フェリーに乗り込むことに。
なるほど、バカな私でもさすがにわかる。どうやら目的に風呂は「フェリーの中の風呂」のようだ。まあ、あまりない機会に「オツなもんだ」と胸が躍る。

四国オレンジフェリーは大阪・神戸と四国新居浜・東予を結ぶ大型客船。
22時40分大阪南港を出発し、次の日の7時50分に新居浜港に着くという行程だ。
船の長旅はこれまであまり経験したことがなく、しかも風呂があるなんてことなど今回初めて知った。進んでいるんだなあ、船も。
いわゆる「ワンナイト・クルーズ」と言えば、なんだかオシャレで大層な旅のような気がしてきた。

船に乗り込み、チェックイン。
まるでホテルのようだ。

「おまえ、完全にオノボリさんやなあ。」
「あほ言え、船が沈まんか注意しとるだけや。」

緊張から全く会話がかみ合わないことも無視して、まずは部屋へ。
悪友はこの「対船田舎者」の私のために、わざわざ「おれんじ7特等室B」を用意してくれていたのだ。
船旅と言えば「雑魚寝」と思っていた私は、この「特等室」という言葉にビビってたじろいでしまった。

部屋には洗面台・テレビ・テーブルセット・ベッド、そしてもちろん救命道具が揃っており、それはもうほとんどホテル。
客船は動く宿泊施設として、旅を豪華に演出しているのだ。
普通の旅と違うので、なぜかこう、いてもたってもおられず「おおお!」と連呼し、興奮してしまった。

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懐かしの二段ベッド×2

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これ以上何の文句があろうか

興奮冷めやらぬ中、これまた完備のレストランで、どんちゃん騒ぎのトラック運ちゃん達の横で食事をとり、いよいよ大浴場へ。

脱衣所はこれまたホテル・旅館のそれと同等。タオル完備も嬉しい。
客船のサービスがここまで進んでいるとは…とまたしても感動しつつ浴場に入る。
湯気でモヤがかかる中、見えてきたのは大きな窓。船といえばあの丸い窓を連想していたのだが、海が一望できるよう、壁一面が窓になっているのだ。
しかし夜なので、一目見る限り真っ黒。窓に近づくと、海が少し見え、波が立っているのが見える。

本当に”海の中に浮かぶ”風呂なんだ。

大きな浴槽に浸かりながら、「ボボボ、ボボボ」と船の音、揺れを感じながら浴槽に浸かる。少し熱めの湯も気にならない。
風呂が動いているという事実と体感がなんとも形容しがたい微妙な感情を沸かせる。

「ボボボ、ボボボ」

振動が少し伝わる。

窓から灯台や陸地の灯かりが微かに見える。

疲れを癒す、身体が温まるなどこれまで感じてきたものと違う楽しみがここにはあった。

船の揺れに意外なほど心地よく眠った後、早朝新居浜港到着前に、もう一度入浴。
今度は湯に浸かりながら、瀬戸内海を一望。
目で船が動いていることを実感できる。
工業地帯が、離れ小島が、漁船が、すべてゆっくりと流れていく。
海の向こうには何も見えない。

ものすごい開放感。

同時に入浴していた人達も、一様に黙ってジッと海を眺めていた。

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四国オレンジフェリー
大阪南港・神戸⇔愛媛新居浜港・東予
東予(0898)64-4121 大阪(06)6612-1811 
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今回は意外なほど感動しました。
人はいつもと違う環境に身を置くと、本当に新鮮な感情を覚えるものです。
”動くホテル”で”海に浮かぶ動く風呂”を一度体験してみてはどうでしょうか。
旅の途中で心地よい開放感が得られます。

この後折角愛媛県まで来たということで、車を走らせ、天下の名湯道後温泉までやってきました。
道後温泉本館を前に

「道後温泉本館、歴史を感じられてエエなあ~。」
「そやな~。」
「…」
「…」
「ほな、帰ろか…」
「…そやな~。」

なぜか入らずに帰ってしまいました。
これもフェリー湯堪能でお腹一杯になってしまったからでしょうか。
…もったいない。

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次こそは、次こそは…

@nifty温泉「道後温泉本館」詳細ページへ

今回の教訓:大海原の開放感に言葉はいらない

text by ナガイケタカシ | 2006.10.03 | [ 極秘指令「風呂嫌いを克服セヨ!」 ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (1)

2006.09.19

第4回:家風呂考 -最も身近なリラクゼーション施設-

極秘指令「風呂嫌いを克服セヨ!」 by ナガイケタカシ

秋の匂いが深まる季節の中、皆様如何お過ごしでしょうか?
早速風邪を引いてしまった、季節の変わり目に弱い男ナガイケです。

これまでの連載は
「風呂嫌いを克服する!」
という大義名分の下、身体を酷使しながらも思いっきり遊びまくっていたのですが、さすがに「遊び」というテリトリー中での風呂の良さはわかってきました。
楽しみの中であれば風呂が持つ魅力は人の心の中に染み込んできます。

では「生活」の一部としての風呂はどうなんでしょう?

結局このポイントを制覇しなければ風呂の良さを自分の中に植えつけることはできません。「風呂に入るのはダルいなあ」というのは入浴が何かしら「仕事」になってしまって、生活に埋もれてしまっているからに他ならないと考える次第であります。

Dscf0209
我が家の風呂は狭い…

ということで今回第四回は

生活を見つめなおせ!
最も身近なリラクゼーション施設「家風呂」
を考察セヨ!

外に出ず、家に籠もって、生活の基盤となり得る自宅の風呂を如何に楽しむか、風呂に入ることの「ダルさ」を解消できるか、を考えてみることにしました。

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「あー早く風呂に入りたい!」

面倒くさがることなく、好き好んで風呂に入りたいと思いたい。
それは小学生の頃から思い悩んできたことだ。
このような想いを抱える人は多いだろう(と思いたい)。

家の風呂は生活の一部であり、風呂を自分の味方にしてしまえば、人生はバラ色なのだ。有意義なバスライフを送れることだろう。

ではどうすれば風呂が楽しみになるのか?
それについて考察してみる。

まずなぜ入浴がダルいのか?
私の場合、以下の理由が考えられる。

1.夏場は熱く、冬場は(裸になること自体が)寒い
2.湯に浸かっている間、暇をもてあます
3.なんとなく楽しみがない
4.身体を洗う、など「業務」に感じる作業がある
5.単純にその所作が面倒くさい etc…

以上の理由が考えられ、疲れていたり、他の趣味に興じていたりすると入ることを拒否するようになってしまうのだ。
ではこれらを一つ一つ解消してはどうだろうか。

■2.湯に浸かっている間、暇をもてあます
■3.なんとなく楽しみがない
この2つは共通する事項で、「風呂」という空間に馴染めていないということが原因となる。これを解消する手段を考えてみた。

・入浴剤を用いる
所謂入浴剤を使う。私の実家ではなぜか入浴剤はタブーとされていたので(なぜだろう…)、透明の無機質な水道水が普通となっている。
入浴剤を使うことで、「今日は○○の湯に入るか」などと簡易湯めぐりが体験できたり、その効能はさておき、なんとなく身体にいいような気がしたり、色が付くことで気持ちが和んだり、とウキウキウッハウハ効果が期待できる。

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南国の透き通る海をイメージさせる

・酒を楽しむ
よくある露天風呂なんかで一杯熱燗をやりながら、という昔ながらの幻想を体現してみる。酒がなければジュースで一杯。風呂に関係のない嗜好品を持ち込むことで、愉しみが生まれる。冷え冷えのビールなどあれば言うことない。
※飲酒と入浴は危険を伴うので少し嗜む程度にすることが大切。

Dscf0213
大人の味で気分は高揚

・異空間を演出する
写真にあるように、蛍光灯による灯かりを消し、ランタンなどで一点の灯かりを。これでキャンプにきているような、なんとなくアジアンチックな雰囲気を愉しむことができる。場合によっては観葉植物を持ち込むことも可。

Dscf0215
幻想的な空間を演出

以上が風呂ならではの楽しみ方。
共通して感じられると思うが、要は「気持ちの持ち様」なのだ。

・テレビを見る
・本を読む
なども考えられるが、共通して言えることは「風呂の中じゃなくてもできる」ということで今回は見送る。

■1.夏場は熱く、冬場は(裸になること自体が)寒い
季節という自分ではどうしようもない「神の力」が働いており、それに抗うことはできない。
夏はさすがに汗なのでベタベタして気持ちが悪いので、入りたいと思うことも多い。
→「清潔にしないとモテないぜ」「一社会人として最低のマナーだ」と自分に言い聞かせる

冬は入浴すれば身体が芯から温まる。それはわかっている。ということで、
→コタツなどでヌクヌクせず、寒さを蓄えておく。それから入浴すれば身体が温まり、雪などで降れば「いやー日本の冬の風呂は風流だねえ」と風流を感じられるように自分に言い聞かせる

■4.身体を洗う、など「業務」に感じる作業がある
自分の身体のパーツは大切な友達。子供やペットも十分に世話してケアしてやらなければいけないことと同じ。「いつもありがとう」と心を込める作業だ、と自分に言い聞かせる

■5.単純にその所作が面倒くさい
「風呂は日本人が持つ素晴らしい習慣だ」とかなんとか思い込むという「精神力」で克服する。とにかく自分に言い聞かせる
※これができれば苦労はないのだが…

以上が考察から出た私なりの結論だ。
結局「自分の心の問題」に集約されてしまうのだが…。

自分で「好きになろう」と努力しないといけない。これは対人関係でもどんなことでも同じことだが、相手を好きにならないと自分も好きになってもらえない
風呂をパートナーと考え、そのように接しよう。
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いやー「心の問題」だったんですねえ!
自分なりに答えが出てよかった。
今回の指令は「身体を使う」ではなく、「頭を使う」だったんですが、まるで道徳の授業のようですね。

風呂は決して危害を加えてはこない。
むしろ人間に恩恵を与えようと待機している。
それを毛嫌いしていては…。

今回は哲学してみました。
当たり前のように生活の中にあるものに対して、あれやこれや考えてみるのも、生活を豊かにする上で、一つの手段ではないでしょうか。
これもまた一興。

今回の教訓:人も風呂も「好きになる努力」をするべし

text by ナガイケタカシ | 2006.09.19 | [ 極秘指令「風呂嫌いを克服セヨ!」 ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (1)

2006.09.05

第3回:神に参るも苦難を越えよ -金刀比羅宮参拝~瀬戸大橋温泉-

極秘指令「風呂嫌いを克服セヨ!」 by ナガイケタカシ

残暑まだまだ厳しいですが、皆さん如何お過ごしでしょうか?
既に秋刀魚を二尾食べるなど季節を先取りする男、ナガイケです。

「熱い風呂に入ることこそ江戸っ子ってえもんだい!」と風呂の入り方について色々な人に教えを乞うているのですが、どうやら温度は「熱め」が好きという方が多いようです。それが日本人の気概という感じなのでしょうか。海外の方は熱いのは苦手なようですが…。

それはさておき、今回は海を渡り、四国への旅に行ってきました。
四国と言えば映画公開で盛り上がる「うどん」や四国八十八ヶ所霊場など興味をソソるポイントで溢れ返っています。
しかし、やはり「体力自慢」を自負するこのコラムが選ぶテーマと言えばこれでしょう!

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神への参拝には苦行が…

今回第三回の指令は

何をするにも神頼み!
「神に参るも苦難を越えよ」ツアー

ということで、讃岐金刀比羅宮へ参拝しに、あの有名な石段を駆け上がってきました。

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盆を過ぎたあたりから暑かった夏も終わりを感じさせるようになる。なんだか物悲しい気分になるのは私だけだろうか。そんな夏の最後に海を渡り、四国へ行くことにした。
目的はただ一つ。
「金刀比羅宮制覇」
日頃の悪行を償いに…いやいや、日頃無事に生活できていることを感謝し、それを参拝という形で表そうかな、ということだ。

それにしてもこの金刀比羅宮、その石段は本宮までは785段あり、夏の日差しも相まってなかなか大変そうだ。

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なんとも言えないレトロな駅がお出迎え

瀬戸大橋を渡り、琴平駅まで到着するとそこからの参堂は土産物店が軒を連ねている。平日にも関わらず、多くの人が訪れていた。皆一様に軽装、帽子、運動靴、そして定番の「杖」と完璧な装備で、汗をぬぐっている。私のようなアロハシャツ、ジーパン、そしてブーツという、完全に「ナメています」と宣言して歩いている者などいない。
私はその「周囲とのミスマッチ感」にビビってたじろいだ

土産物店で杖を入手し、いよいよ石段を前にしてみると、その先の見えない世界にビビってたじろいだ

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杖なしに金刀比羅宮は語れない

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ビビってたじろく先の見えない世界

一歩一歩着実に登っていくと、息は着実に上がっていった。足には乳酸がたまっていき、
ハンパじゃねえ
を連呼。
一人で黙々と登り続けるアロハ君を通り過ぎる人はどういう目で見ていたのだろう。

息も絶え絶えになったころ、後を振り返ればかなりの高さまで登ったことがわかった。なんとなく爽快な気分になりながら、最後の長い長い石段を登ると本宮到着。
正直そこらで寝転びたかった。が、ここは平静を保ち、下界を見下ろす。充実感も相まってか見えた世界は澄んで見えた。

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苦労した甲斐があったぜ

ごにょごにょとお願いを唱えながら参拝。なんとなく、なんとなーくありがたい気持ちが湧き上がってくる。
ここまで苦労したが、参拝を終えるとあっけなく下山へ。
これがまたつらい。下りがつらいというのは本当だ。休みなく一気に登った為、足は相当に疲れていたようだ。
これは癒さないといけないなー、どうしよっかなー、いい方法はないかなー。
そうだそうだ風呂がある!風呂に入って癒してみるか、と自分の中で一人芝居してから今晩の宿泊先「湯元さぬき瀬戸大橋温泉 瀬戸内荘」へ向かった。

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ちょいと郊外にあります

名勝常盤公園内にある瀬戸大橋温泉は高台にあるため、浴場からの眺めがよい。光が大きな窓から差し込み、気持ちがよい。

開放的な気持ちで湯船に飛び込んだ。
…むむむ、以前味わったこの感覚。またしてもきたか。
いい感じの温度
なのだ!
しかも「やわらか~い」のだ。この「か~い」となるところがミソだ。

やっぱりこの「人肌感」はたまらない。自然とゆっくり入ってしまう。思わず寝てしまいそうになるほどだ。

浴槽はかなり深い。そして広い。
深い浴槽というのはたっぷり湯が入っているような感じがする。広さがこれ程あれば、大人数になった時もありがちな「芋洗い感」を味あわずに済むだろう。

この温泉は、療養泉「源泉ラドン温泉」らしく疲れを癒すにはもってこいとのこと。神経痛、筋肉痛、痛風、皮膚病、高血圧症などの効能があるそうだ。
人間とはゲンキンなもので、先にこういった情報を入手しておくと、本当に「おお、効いてるよ」と感じてしまうものだ。
皆さんには是非先に効能を調べてから入湯することをオススメする。いいじゃないか、思い込みでも。

大浴場の他、貸切風呂もあるらしく、そちらもオススメとのこと。一度はリッチに優雅に入ってみたいものだ。

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湯元さぬき瀬戸大橋温泉 瀬戸内荘
香川県坂出市常盤町2-1-20   TEL:0877-45-6000

@nifty温泉「湯元さぬき瀬戸大橋温泉 瀬戸内荘」詳細ページへ  

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神への参拝で心が洗われ、温泉で身体も洗われた。
苦労すればした分、報われるのだ。
というのも思い込みか?
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いやあ、今回改めて寄る年波を感じました…。ここまでキツイとは…。まあまだ二十代のクセにそんなことを言うなとご年配の方には叱られそうですが。
やはり日頃から運動しておかないと身体は錆びついてしまいますね。何か運動を始めようと(少しだけですが)思いました。

四国ということでやっぱりこれを食べないと。
讃岐うどん。
うどん好きを自称している身としては外せない行事なのですが、二軒ハシゴしてしまいました。
やっぱりこの独特のコシはなんとも言えません!
なにやら地元の方はうどんを「喉で味わう」と噛まずに飲み込むそうです!
試しにやってみましたが…無理でした。

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讃岐独特うどん専門店の佇まい

独特のカラーを持つ四国でグルメと温泉とそして神頼みに一度訪れてみてはどうでしょうか。

今回の教訓:人間、思い込めれば幸せ

text by ナガイケタカシ | 2006.09.05 | [ 極秘指令「風呂嫌いを克服セヨ!」 ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.08.22

第2回:よい山よい川よい温泉 -播州キャンプ大作戦-

極秘指令「風呂嫌いを克服セヨ!」 by ナガイケタカシ

お風呂大好き皆々様、二週間のご無沙汰でした、「風呂好き練習生」ナガイケです。
如何お過ごしでございましょうか?
この炎天下に負けることなく「風呂道」に勤しんでおられたことでございましょう。
片や私は…筋肉痛を抱えながら(第1回「地下から天下を見下ろせ -京都縦断マラソン-」参照)、コンクリートジャングルと格闘しておりました…。

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風呂嫌い、大自然を求めて

ということで、第二回である今回の指令は

現代社会に疲れた身と心を大自然の中で癒せ!
「よい山よい川よい温泉」ツアー

を決行しに、真夏の兵庫播州にて”野生”キャンプを実践してまいりました!

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港町神戸を筆頭にした都会色と海山に囲まれた自然色の両極を併せ持つ兵庫県。
そんな兵庫県の中でも西播磨地域を今回はチョイスし、大自然と戯れることと相成った。

今回は我が「アウトドア部(部員二名)」の活動の一環でもあるが、実のところキャンプなど8年ぶり。
急いで用具を車に詰め込み、旅に出た。どうなることやら。

なぜ西播磨地域なのかということだが、ここには今回の指令遂行の目的を達成するポイントが含まれているからなのだ。

1.自然で心を癒す
西播磨は山・川・海と自然の宝庫であり、清流揖保川(素麺で有名)が流れている。
川のせせらぎと森林浴で心も身体もデドックスでウッキウキのウッハウハに間違いなし。
2.自然の中の温泉で身体を癒す
西播磨には大自然に囲まれた温泉が多数あると耳にした。
自然の中で素っ裸をさらけ出してやれば、風呂嫌いも関係なし。スカッと爽やかウッハウハに間違いなし。

こんなウッハウハな環境を知って、家でジッとしておられようか?

いてもたってもおられず「食いきれるわけないやろ」的食材を買い込み、早速場所探し。
延々と続く揖保川の爽やかな流れに目を奪われながら車を走らせると(危険!)、程なく格好の「今夜の我が家」が見つかった。
この間あちこちに「○○温泉」という看板が目についた。やはり温泉が似合う風土だ。自然の中で湯に浸かる自分を想像する。

清流のほとり、鮎釣りに精を出す釣人達のそばという格好の場所。これだけで感涙ものだ。
一にも二にもまず労働ということでテント設営、火おこし、そして”キャンプと言えば”飯盒炊さん!
流木を集め、火をおこす。目を閉じれば、人類の黎明期が思い起こされる…。
炊き上がりは…奇跡的にふっくら!「ノーモア炊飯器!」と思わず絶叫。

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サバイバル飯盒炊さん。野生。

そしていよいよバーベキューの準備に取り掛かろうとしたところ、一人の釣人が近寄り、こう言った。

「兄ちゃんら、食うもんあるんか?よかったらこれ…」

と言って差し出したのは、なんと鮎!
釣れたてらしい。

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釣りたての鮎はなかなか手に入りません!

我らは「神!」と叫び、ありがたくいただくことに。
ああ、自然は人との心温まる交流も与えてくれるのだなあ。

と悦に入っていたところ、目の前にビシッと稲光が!
空を見上げればいつの間にやら暗雲が立ち込めていた。
雷は一層激しさを増し、同行者は足を震わせている。
すると我が母から携帯に連絡が。

「あんたー!兵庫県播磨南西部、大雨洪水警報出たで!」

…自然はアメとムチを使いこなすのが上手いようだ…。

我々は「後は焼いて食うだけ」という状態から、神から直々に「おあずけ」をくらうというとんでもない状態に陥り、ほうほうの体でその場を逃げ出した。

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暗雲立ち込める揖保川。逃げろ!

なんとも中途半端な状態となったが、身体も心も一気に疲れた。

降りだした雨の中から逃げるように「とにかく風呂だ!」と北へ車を走らせた(もちろん炊けた飯ごうと共に)。
車を走らせると至る所に「不可思議なネーミング」の看板が頻出しだした。

「よい温泉」

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そのまんま。強い。

…きっと「よい」んだろうな…。
ということで、その「よい温泉」へ!

「よい温泉」はその行いもいいのだろうか。
大雨洪水警報とは無縁の快晴ぶりだった。逆に我々の心には釈然としない何かが残ったが…。

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いかにもよさそう「よい温泉」

しそう よい温泉」はまさに自然の中にあり、周りは山と田んぼしかなかった。
これといったアトラクションを用意しているわけではなく、純粋に「風呂を楽しんでくれい!」という風情だ。
どうやら「内湯」と「露天風呂」があるらしい。
その「露天風呂」は「内湯」とは離れた場所にあるらしく、一度服を着てから移動しなくてはならないそうだ。
メンドクサイと思いつつも、「そこまでしてあるからには、こりゃあよほどいいに違いない」と胸が躍る。
風呂嫌い、混乱と自然の感動から、その「風呂嫌い」を忘れる!

まずは「内湯」に。

おお!これは単なる「内湯」にあらず!
大きな窓からは森林が一望でき、さらには外に出て「簡易露天風呂」みたいなものもある。
さっそくつかってみる。
…なんかいつもと違う…。
そうだ!ヌルいんだ!
風呂嫌い最大の要因「熱さ」をクリアしている!
「人肌少し熱め」のこの温度は、夏と風呂嫌いにはもってこいなのだ。
これは気持ちいい…。少しサラッとした湯で、肌に刺さることがない。

さらに「温泉飲み場」が用意してあり、恐る恐る飲んでみる。
…無味無臭。拍子抜けも少し安心。(ちなみに風呂に入っている間、誰も飲んでなかった)
外に出れば、「もうこれでいいわ」と思わせる快適ぶり。
あの悪夢の「大雨洪水警報ショック」もどこへやら。
すっかり自然と快適温泉で心も身体も癒され、我がアウトドア部、笑いが止まらない。

「ああ、人間って本来はこうあるべきなんだな」

と自然に素っ裸で対して、しみじみそう思った自分が何だかバカに思えてきた。

「露天風呂」の方は何と「橋」を渡って行くのだ!
湯上り美人とすれ違うとそこはまた岩造りの立派な露天風呂だった。
これまた自然を堪能できるシロモノだったが…風呂を泳ぐ小学生君達と出くわし、また違った風呂の良さを楽しむことになった。
「これもまた風呂なり」と一つ勉強になった。

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貪欲にアピール。なぜかほほえましい。

「よい温泉」。
なんとも素晴らしいネーミング。
決して名前負けしていない。
だって、風呂嫌いが「こりゃあよかった」と唸るのだから。
理屈ではないリラックス感を得た気がする。
# ちなみにこの「よい」は「与位地区」という地名からきているのだ。

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しそう よい温泉
兵庫県宍粟市山崎町与位66-3   TEL:0790-63-2615

@nifty温泉「しそう よい温泉」詳細ページへ  

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風呂は身体も心も裸にし、自然も同様だ。
そういった意味でこの二つがマッチするのは当然かつ必然なのだ。
やっぱり人間は自然と融合していないとなあ、とあらためて思う次第なのである。

…そういやあの「飯ごう」どうなっただろ?

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今回のミッションは大成功!なんですが、じゃあキャンプは?

実はこの後雨を越える形で南下し、今度は海へ行きました。
神のいたずらとは言え、「自然界三種の神器」山・川・海を堪能することと相成りました。
あくなき自然へのチャレンジ…ではなくて、「意地でもバーベキューする」という食い意地のなせる業ですね、これは。

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仕切りなおしの「野生体験」。既に日は落ちた…。

赤穂「丸山サンビーチ」で海を見渡しながら肉を喰らい、キャンプ(ほとんど野宿)しました。
達成感もあってか夜明けがとてもキレイでした。

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君はこの感動的な夜明けを見たか?

それにしても…破天荒な(になってしまった)一日でした。
皆さんも少し「苦労」してみてはどうでしょう?
珍道中の末には心の充実が待ってますよ。

今回の教訓:風呂は人肌

text by ナガイケタカシ | 2006.08.22 | [ 極秘指令「風呂嫌いを克服セヨ!」 ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.08.08

第1回:地下から天下を見下ろせ -京都縦断マラソン-

極秘指令「風呂嫌いを克服セヨ!」 by ナガイケタカシ

「早く風呂入りなさいよ!」

そんな怒号に満ち満ちた母の声を何回聞いたことだろう。

温泉など風呂にまつわる風情は好きだが、風呂に入るのは熱いしメンドクサイ。
その結果、「今日はいいや」とゴロゴロと転がりながら漫画を読むことを選択していた、という経験はありませんか?

今回から始まるこのコラムはそんなアナタに贈る「風呂好き養成体験記」である。既に風呂好きのアナタは「ああバカなことやって…」と笑ってやってください。

年齢を重ねるにつれ迫り来る「加齢臭」と、夏がやって来て自分の意思と違ったところから発生する「汗臭」に怯えていたところ、

「これではいかんぞ!根本から考え直し『風呂好き』にならなければ、社会的信用を失うのじゃぞ!

と、「風呂神様の声」が聞こえ、このコラムライターの機会を与えられたのである。

風呂を楽しむには?世間に「清潔です」と声高に宣言するには?

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風呂好きへの道、第一歩を踏み出す

このコラムでは「目的を成し遂げて、その疲れを癒すために風呂がある」の視点のもと、何かしら身体を酷使したあと「締めに」風呂に入るという紀行を実践する。
自分の身体を痛めつけ、疲れさせ、「湯治・癒し」という風呂本来の目的を達することで風呂の良さを「本能として」察知して、風呂を好きになろうということ。
それを通して風呂の良さを心から出る言葉でお伝えしていこう。

風呂嫌いも風呂好きも、どちら様も以後お見知りおきを。

それでは記念すべき第一回目の「風呂好き養成指令」は

「地下から天下を見下ろせ!」

…ナニそれ?
これ程矛盾した言葉があるのか?

今回は京都市内を駆け抜け、京都のシンボル「京都タワー」を目指す!
簡単に言ってはみたものの、これはなかなかに大変なことなのだ。
京都市左京区に位置する宝ヶ池公園を出発し、都大路を縦断し、京都駅前に位置する京都タワーを目指すその行程はなんと10キロ!
ハーフマラソンならぬクォーターマラソン。
しかもこの日京都市の気温はなんと38度!風呂嫌い克服にはこれぐらい過酷なことをしなくてはならないのだ。ええ、なりませんとも。

午前7時。
周囲のアマチュアマラソンランナーが温かい目で見守る中、運動不足の風呂嫌い、準備運動もそこそこに宝ヶ池公園をスタート!

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天下の国際会館をバックに従える宝ヶ池

「まあなんとかいけるだろ」と実行前の楽観的な考えは間違いだと走り始めて1キロもたたない時点で気付く。
息は簡単にあがり、足は重く、周囲の人から見れば「夢遊病」のように見えたに違いない。
日頃から酒とタバコにまみれた生活は、高校時代のスポーツマンの面影を消し去り、堕落した心と身体にしてしまったようだ…。
嗚呼、カムバック健康!
と念じつつ、なんとか高野川沿いの川端通りを走りぬけ、今出川通りから、第1チェックポイントである天下の「京都御所」に到着。

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御所から見上げた空、一遍の曇りもなし

京都御所内は自然に囲まれ、そりゃあもう涼しく…なんてことなく、もうそりゃあ暑いことに変わりないが、やはり環境変われば心が変わるということで、身体も慣れてきたこともあって淡々と走れるようになる。
ここで休憩所を発見、ここで待ってましたとばかりに休憩を取ることに。

冷えた水を一気に飲むと「これ以上うまいものがあろうか!」と絶叫。そして号泣
漫画「美味しんぼ」の海原雄山氏も驚愕するに違いない。
真の喉の渇きは単なる水にも感動を与えるのだ。これ、真実。

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風呂神様が与えし水

休憩を終え、心にムチを打ち、再び走り出すと、そこは早くも最後の直線、烏丸通り。
ここを南へ突き抜けると目的地「京都タワー」が!

徐々に近づいてくる「京都タワー」。
「あと少し、あと少し」と念仏の如く唱えながら、もうボロボロの身体を引きずりながら走り続ける風呂嫌い。

東本願寺に差し掛かるとゴールはもう目の前。

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歴史ある寺とタワーのコントラスト

一歩、二歩と歩みを進める。

あと100メートル。

50メートル。

10メートル。

これで終わりだ、この苦行は何なのだ、誰のためにやっているのか、自分のためなのか?ああ、もうとにかくゴールしてやれ、ええい!
とこみ上げる妄想を抑えつつ、遂に遂に、走破時間2時間近くでゴール!

「私は遂にやったのだ。古き都京都を制覇したのだ。天下取ったり!」

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京都縦断ここに極まれり

と完全なランナーズ・ハイになっていると、目の前に看板が。

「タワー浴場」

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ああ、そうこれこれ、タワー浴場

…ああ、そうだ!今回の目的は「風呂」だ!風呂に入るためにわざわざ京都縦断して10キロも走ってきたんだ

そうなのです、これが目的だったんですよ、実は。
ここまで読んでいただいた方は「この人なんで走ってるの?」と「おフログじゃないじゃん」的想いにとりつかれたことだろう。

実は京都タワーには「タワー浴場」なる風呂があるのだ!
それを求めて走ってきたんですねー。おわかりいただけましたでしょうか。

じゃあ早速京都タワー名物「タワー浴場」へ。
どうやらタワーは地上100メートルの高さに展望台があるらしく、そこから京都の街並みを一望しながら入浴…と期待は膨らむ。

「すいません、浴場はどこですかねえ?」
土産物屋のおばさんに聞く。
「ああお風呂は地下三階まで行っておくんなはれ。どすえ。」

地下三階?はあ?

「地下って?本当に?」
「はあ。ホンマにホンマ。地下どすえどすえ。」

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本当に地下三階なのね…

京都タワーなのに地下!
このシュールな事実に愕然としつつ、乳酸でできていると思わせる足を引きずりながら、地下へ向かうことに。

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健康と美容に最適の…

…めちゃ怪しい。
京都タワーは京都駅前に立地していながら、その中身は「時代の変化」を寄せ付けず、古きよき昭和の時代をかたくなに守り続けている貴重な観光ビルなのである。
地下に降りるほどにその暗さ、怪しさは鈍い輝きを増していき……遂に到着、「タワー浴場」。向かいには「タワー理髪」が。さらに奥には「タワー遊戯場」が。

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鈍く輝く古きよき暖簾がお出迎え

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外から垣間見える古きよきロビー

暖簾をくぐり、浴場に一直線。

ここまで「風呂嫌い」とか行ってきたが、そんなこともう言っていられない。

・京都タワーなのに地下というシュールレアリスム
・見事なまでの昭和っぷりからくるタイムスリップ感
・何より疲れてとにかく服を脱ぎ捨てたい

という「四の五の言わせない理屈ではない何か」が私の頑なな心を簡単に氷解させたのだろう。たぶん。

浴場は広く、その中にご老体が一人ポツネンとリラックスされておられた。

シャワーを浴び、風呂にザブン!

…熱い。
熱い!熱い!身体が日射で火照っていたこともあって、肌がヒリヒリし、「すわ、これは電気風呂か!?」と勘違いしてしまうほど。
だが今日の私は違う。
「ここで逃げれば今日の苦労はなんだったんだ」と考え直し、とりあえず肩まで浸かる。

心頭滅却すれば火もまた涼し。
熱さは外の「暑さ」とは明らかに異なり、身体の中までじんわりと、そしてやさしく浸透していく。
…やはり風呂は理屈ではない。
そう、理屈ではないのだ。
疲れて何も考える気がなかったのか、単純に「熱い」とかそんな表面上のことではなく、リラックスしている自分がそこにいた。
「ふぅ~」
と無意識のうちに発した声がその答えだろう。

サウナや水風呂といった「アミューズメント」は熱い冷たいで少し気合が必要だったが、湯船は浴場に入ってしまえば、なんのことはない。日本人が愛してやまない理由が少しわかった気がした。

足の重さや疲れが取れたとかは正直ピンとこなかったが、上がったあとの爽快感やリラックス感は十二分に感じ取れたような気がして、身体が軽くなったのではと感じたことが強く印象に残った。

要は「入浴までの壁を取り払うこと」が風呂好きへの第一歩なんだろうなあ。

髪の毛を乾かしていると、ご老体がボソリと、

「熱かったなあ。兄さんも旅行?」

と語りかけてこられた。まさか「風呂嫌いを直しにやってまいりました!」などと言える筈もなく、「いや、疲れを取りに」などと曖昧な返事をしてしまった。ちょっと心和むこの会話も「裸の付き合い」がなせる業だろうか。

それにしても…
やっぱり熱かったんかい!

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入浴後、折角なのでタワー展望台に上り、天下を見下ろしてやる。

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風呂アガリのオノボリさん

ここまで走ってきたのか、と妙な満足感と「世界は小さいぜ」と妙な優越感と、そして風呂が与えた爽快感で、本日の指令は成功ということにしておこう。

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ここを走ってきたのだ

次回はどこへ行くのか?風呂好き養成計画は進むのか?あの老人は一体…?
鬼が出るか蛇が出るか?
風呂大スペクタクルロマン「風呂嫌いを克服セヨ!」第二回
乞うご期待!

#さすがにもう走ることはないでしょう。懲りました…。恐るべし夏の陽射し!
 賢明な皆さまは決して炎天下でのマラソンなどしないよう...ってしないか。

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歓喜のビールかけ用。もちろんガブのみ。

@nifty温泉「京都タワー大浴場」詳細ページへ

text by ナガイケタカシ | 2006.08.08 | [ 極秘指令「風呂嫌いを克服セヨ!」 ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)