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2005.10.18
最終回:銭湯に描かれている絵は富士山が多い?お風呂にまつわる七不思議 by かないそらみいきなり問題です。ちょっとばかり日が過ぎてしまいましたが、10月10日は何の日でしょう? 「体育の日」と思わず答えてしまった人、「ハッピーマンデーなんて大嫌いだあ〜!」と叫んでやってください。実は過去に私も叫びました。「目の愛護デー」と答えた人はなかなかのトリビアン? さらに「釣りの日」なんて思い浮かべた人はかなりマニアックだったりして。 「ま、ここは@nifty温泉のおフログ。銭湯の日と答えて欲しいんだろうな」と思ったアナタは、素晴らしくクイズ慣れしてますねぇ〜。10月10日を1010(せんとう)と読む語呂合わせで銭湯の日。ちなみに、目の愛護デーは1010を横にすると目と眉の形になるからで、釣りの日は幼児語で魚を「とと」ということにかけているとか。 ところで、今回のお風呂にまつわる不思議は銭湯に描かれている絵についてです。銭湯に描かれている絵といったら、富士山を思い浮かべる人が多いと思うのですが、何故なのでしょうか? 銭湯に行ったことがない、銭湯で富士山の絵を見たことがないという方、まずはこちらをどうぞ。
東京都江東区亀戸の富山湯さんでは、男湯と女湯の真ん中に富士山が描かれていて、どちらからも雄大な風景画を楽しむことができます。 東京都内には現在約1000軒ほどの銭湯があり、そのうち何軒に富士山の絵が描かれているかはデータとしてないので不明ですが、銭湯に初めて富士山が描かれたのは大正時代のことで、子どもが喜んでお風呂に入るようにと、東京神田のキカイ湯のご主人が画家に依頼して描いてもらったところ評判となり、都内から全国へ広まったそうです。 富士山といえば、末広がりの形が縁起良く、昔から日本人の信仰対象であり馴染み深いもの。銭湯側からすれば商売繁盛祈願、お客側からすれば、お風呂で雄大な富士山をながめつつ極楽気分を味わえる。富士山は背景画として格好の題材だったのでしょう。今でも背景画としてポピュラーですが、他にこんなかわいらしい絵の銭湯もあります。
東京都江東区大島にある竹の湯さんの女湯はお魚や亀などたくさん描かれていて、まるで水族館のよう。やはり子ども連れのお客さんに喜んでもらえるようにと、制作してもらったそうです。 前出の富山湯さんはペンキ絵ですが、こちらはタイル絵。ペンキ絵職人さんは現在は数人しかいないので、多くの銭湯でタイル絵となっているようです。 ペンキ絵もタイル絵もいろんな絵の見本があるそうで、その中から選んだり、子どもに人気のある絵を頼んで描いてもらったり。大阪のほうでは大阪城なんていうのもあると聞きましたが、各地の銭湯めぐりをしてみたら、その地方ごとに特色のある面白い絵が見られるかもしれませんね。 ただ、銭湯の絵にはタブーな絵があるそうで、商売の傾きをイメージさせる『夕陽』、客が離れてしまう『サル』、それから飽きがくるということで『○○』はNG。 さて、ここでまたまた問題です。『○○』の○○には漢字で2文字のある言葉が入ります。それは何でしょう? お風呂にまつわる七不思議は今回が最終回。でも6回連載なので六不思議にしかなっていません。そこで、この○○を最後のナゾとします。ええ、無理矢理こじつけです。世の中全てスムーズにはいかんのです。1年は365日なのに、4年に1度は366日にしなきゃいけないように、どこかで帳尻合わせをしていかなきゃ、世の中成り立たないのです。 …ということで、おヒマがある方は○○を考えてみてください。答えは1週間後にブログのコメント欄で発表します。 あ、それとオマケです。ヒントとしてクロスワードパズルをどうぞ。黄色のマス目に入った4つの文字を組み合わせると○○の読みになります。…って、ヒントのほうが難しいですか?
タテのカギ 1.本人が自分で書くこと ヨコのカギ 2.「おーい。ヤッホー!」「おーい。ヤッホー!」 それでは、皆さん、今日も楽しく気持ち良くお風呂や温泉につかって、1日の汗を流しましょう〜! またの機会までさよなら〜。 ___________________________________________________________________ 取材・協力 text by かないそらみ | 2005.10.18 | [ お風呂にまつわる七不思議 ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0) 2005.10.04第5回:風呂上りの牛乳は腰に手を当てて飲む?お風呂にまつわる七不思議 by かないそらみ前回のコラム『長湯をすると何で指先がシワシワになる?』で、湯温の違いによる指先のシワのでき方の実験を試みて失敗したので、今回は極端に温度を下げて、水風呂では指先のシワはどうなるかをやってみました。またもグロい指をお見せしてしまいますが、実験結果はコレです。
前回の38度、40度、42度に比べて指先がシワシワになっているのがわかりますか? 今回はシワが見えやすいようにと、フラッシュを使わずに撮ったということもありますが、肉眼で見ても明らかに、湯温が高いときよりもシワシワになっていました。ということは、湯温が低いほうがシワができやすいのでしょうか? 干し椎茸はぬるま湯のほうがもどりやすい(ふやけやすい)のに、人間の指先は水のほうがふやけやすいとは? どうしてなのでしょう? 不思議です。それとも、ただ単に私の指が水のほうがふやけやすいのでしょうか? おヒマがある方は実験して、ぜひ結果を報告してみてください…と言いたいところですが、良い子は(大人も)絶対にマネしないでください。風邪ひきますよ。ヘタをすると風邪だけではすまないかも。私はこの実験後、冷えた体を温めるため布団をかぶりながらホットコーヒーを飲むハメに。 風呂上りにホットコーヒーなんて、生まれて初めて飲みましたよ、エエ。それぐらい体が冷えました。普通、お風呂上りの一杯といえば冷えたビールじゃーあーりませんか? じゃなかったら牛乳。風呂上りの飲み物として、ここらへんはとっても正統派だと思うのです。もちろん、ミネラルウォーター、オレンジジュース、麦茶、サイダー、ポカリ、トマトジュース、フルーツ牛乳、その他もろもろ…が定番という人もいらっしゃると思います。人の好みは実にいろいろですからね。 ところで、風呂上りの牛乳は『腰に手を当ててグビグビと飲むもの』というイメージがありませんか? 私にはあります。 友達や知人に会うたびに聞いてみたところ、みんな「あるある!」と答えたのに、牛乳を飲むとき、実際に腰に手を当てて飲んでる人はいませんでした。「そういえば1度くらい腰に手を当てて飲んだことがあったかも」という人もチラホラいましたが、イメージはあるのに日常的にはやらないという人ばかり。 なぜイメージはあるのにやったことはないんでしょう? そもそも、牛乳を飲むのにどうして腰に手を当てるのか? 不思議だと思いませんか? 私もイメージだけで実際にやったことはなく、やったことがある人に「どうして腰に手を当てて飲んだの?」と聞いても、「特に理由はない」とか「そういうイメージがあったから面白半分で」と、腰に手を当てて飲む必然的な理由は見つかりませんでした。 「じゃあ、自分はやったことがなくても、やっている人を見かけたことはある?」という質問に対しては、実にいろいろな答えが。 ・香取慎吾ちゃんがテレビドラマの中で、そのポーズで牛乳を飲んでた。 などなど。 ドラマやゲームで見たというのは、やはりイメージ先行の産物だとしても、銭湯のおじいちゃんはホンモノに違いありません。さっそく近くのお風呂屋さんに行き、腰に手を当てつつ牛乳を飲む人を見つけて突撃取材をしようと思いましたが、運悪く見つかりませんでした。腰に手を当てて牛乳を飲むというスタイルは、今や絶滅の危機に瀕しているのかと思いネット検索してみたところ、いました、いました。風呂上りの牛乳を腰に手を当てて飲むことが日常化していたり、そのポーズをとりながら牛乳を飲むことを楽しみにしている人がたくさん! でも、腰に手を当てる理由について語っている人はなく、なぜ手を腰に当てるかはわかりませんでした。モンモンと1人悩んでいたところ、理由として考えられることとして、1つの説をあげてくれた人がいました。「ビン牛乳を銭湯などで飲む場合、体を後ろにそらせつつ飲むことになるので、特に意識はしてないけれど、バランスをとるために片手は腰に当てているのでは?」と。 なるほど。確かに腰に手を当てて飲むときの牛乳はビン入りのイメージがあります。紙パック牛乳では、腰に手を当てるなんてことはしない気がします。ストローでチューチュー下を向いて飲むのに、腰に手はありえないような。 腰に手を当てて牛乳を飲む皆さん、実際のところはどうなんでしょう? 「私は牛乳を腰に手を当てて飲んでいるよ」 ちなみに、私の風呂上りの一杯といえば「もろみ酢」です。チビチビ飲んでいると1日の疲れがふっとびます。 text by かないそらみ | 2005.10.04 | [ お風呂にまつわる七不思議 ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0) 2005.09.20第4回:長湯をすると何で指先がシワシワになる?お風呂にまつわる七不思議 by かないそらみ…しくしくしく。前回からの続きでまだしくしくしています。そろそろ立ち直らなきゃ〜あかんということで、近くの温泉に行って心身ともにリフレッシュしてきました。 久々にゆっくり温泉に浸かってシミジミ思ったのですが、最近は温泉や銭湯で堂々と肉体美を披露する人が増えましたね。スッ○ン○ンで歩いている人が多く、タオルでアレやコレを隠す人は少数派。私が入った温泉の露天風呂は広くて開放感があり、夜で暗いというシチュエーションもあってか、タオルで隠していた人は16人中2人だけでした。 ちなみに、私はといえば最初はそこはかとなく隠していたのですが、みんながみんなババーンなところで隠しているほうが、妙にエッチっぽいので、しまいにはババーンになってました。ええ、人に流されやすい性格です。 この話を某元仕事仲間の飲み会で話したところ、たまたま今日生まれて初めて銭湯に入ってきたという男の子が言いました。 「誰も隠してませんでしたよ。それどころか、タオルをブンブン振り回して歩いてるオジイちゃんもいたなあ〜」 男湯は女湯よりさらにオープンなのでしょうか? 学校の修学旅行では、女の子より男の子のほうがみんなと一緒に入るのを恥ずかしがって隠す子が多い、なんていう話も聞いたことがありますが…。ふーむ? さて、今回は隠す、隠さないの話じゃありません。前置きが長くてすみません。今回、とある読者から「お風呂に長く入っていると指がシワシワになるのは何故?」というご質問をいただきました。 皆さんもお風呂に長く入っていて指がシワシワになった経験、ありますよね? どうしてシワシワになるのか、不思議に思ったことはありませんか? 「そーんなの、お湯で手の皮がふやけるからだよ」と思ったアナタ。ピンポーン。正解です。 シワがよくできる手の平や足の裏は、水分を含む性質のある角質層が、他の部分より発達しているそうです。皮膚というのは、普段は水分を含みにくくなっているらしいのですが、お湯に長く浸かっていると角質層の部分に水分が入り、白くふやけてシワシワになってしまうのだとか。この現象を医学用語では『漂母皮化』というそう(漂母というのは洗濯おばさんのこと)で、検死の判断の1つとしてよく使われるようです。 ところで、シワシワはお風呂に入ったときだけでなく、プールに長時間入ったときもできますね。温度の違いでシワシワができやすい、できにくいなんていうことはあるんでしょうか? ちょっと確かめてみたくなったので、自分の体を使って実験してみました。一般的にお風呂の適温といわれる40度のお湯と、ちょっと熱めといわれる42度のお湯。いったい、どちらのお湯のほうがシワシワになりやすいのか? 実験1日目。まずは40度のお風呂に入りました。長時間になるであろうお風呂タイムを有効に活用するため、お風呂のフタの上に本を置いて右手でページをめくりつつ、お湯にひたした左手にシワができるのをひたすら待つことに。しかし、10分たっても20分たってもなかなかシワはできません。20分を過ぎた頃から汗だけはどんどん出てきました。 そして、30分たってやっとそれとわかるシワが。
………失敗。写真ではシワはわかりにくいですね。薬指が1番シワが出ていたのですが…。 気を取り直して実験2日目。次は42度のお風呂で。昨日と同じ体勢でひたすら左手にシワができるのを待ちました。すると1日目とは違い、お風呂に入って20分もしないうちから、汗がまさしく滝のように額から首から出てきました。お風呂に入ってこんなに汗をかくことなんて久しくなかったのでビックリ! 肝心のシワがなかなかできないまま25分が経過したところで、心臓がドキドキしてきました。このまま入っていたらのぼせちゃう? 実験を中止してお風呂から出たほうが良いかも…と思いつつ、ここでやめたら実験がパーになるので、とりあえず実験1日目と同じく30分まで持ちこたえることに(良い子は絶対にマネしないでください!)。 時計とにらめっこしながら、やっと30分が経過。
またシワがわかりにくいですね。うっすらとシワはよったものの、40度のときのほうがシワができていました。予想としては湯温が高いほうが、シワができやすいと思っていたのですが、低いほうができやすいのでしょうか? 干し椎茸をふやかす(もどす)には、水よりお湯のほうが早いのになあ〜。う〜む。 ということで。湯温が低いほうがシワができやすいのかを探るために、シワシワ作り3度目のチャレンジを決行。3日目、今度は38度のお風呂で実験してみました。 果たしてその結果は? 水分を含んで手足がふやけるのだとしたら、入浴前と入浴後では体重に変化が出るはず。そう考えて量った体重の差を記します。 38度 変化なし 38度の時を除いては、入浴後のほうが体重は減っています。ということは、水分を含むより汗で出るほうが多かったということですね(あたり前や!というツッコミがアッチコッチから聞こえてくるような?)。 あ、ちなみに減ったのはあくまで水分で脂肪ではありませんので、300gも減るのなら…と42度のお風呂に30分も入ろうとするのは絶対にヤメてください。ヘタをすると救急車を呼ぶハメになると思います。しかも、お風呂上りにノドの乾きをいやせば元通り。 減ったのはあくまで水分ですから〜! なんて言ってないで、そろそろ38度のお風呂でシワシワ作りの結果発表といきましょう! これが、その結果です!
………またまた失敗。どこにシワがあるの?ってカンジにしか見えないですね。シワのより具合は、肉眼で見ても42度の時とあまり変わりがありませんでした。 結果としては、40度のお風呂に入った時が1番シワが見られました。が、これって、その日の体調とかにもよるかもしれないですね。もっとたくさん実験をしなければ、ちゃんとした結果は出せないことに、今、気がつきました。ハイ、バカです。理科の成績はあまり良くありませんでした。 もっと実験をして結果を出したいところですが、時間もそうそうありません。〆切りが今日なんです。さらなる実験結果は、どうか次回までの宿題ということにさせてください。 今度は水風呂でもチャレンジしてみますので。 text by かないそらみ | 2005.09.20 | [ お風呂にまつわる七不思議 ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0) 2005.09.06第3回:江戸っ子は熱い風呂が好き?お風呂にまつわる七不思議 by かないそらみ「42度なんて熱すぎる!」と、東京の銭湯の湯温について知人がボヤいたことがありました。湯舟からあがったとき、彼女の色白の肌は赤みを帯び、顔はまさに茹でダコ状態だったそう。 私はその言葉を聞いて思わず、「うっそ〜!?」と叫んでしまいました。42度といったら我が家のデフォルトで、そこから沸かし直しをする私にとっては、あまりにも意外な言葉。 彼女は生粋の江戸っ子なはず。『江戸っ子の熱湯好き』ということを幼い頃から耳にし、それが常識のように思っていた私にとって、彼女の言うことはアンビリーバボーでした(今にして思えば、彼女にとって私がアンビリーバボーだったかも)。 実は、彼女は銭湯なんてそれまで入ったことのないお嬢様育ち。42度という湯温もさることながら、お母さんに連れられた小さな男の子との混浴もカルチャーショックだったそうです。 お風呂のお湯がもったいないからと、いつも祖父と混浴していた私とは、同じ東京出身でもえらい違い。思うに、湯温の好みというのは生まれ育った環境によるところが大きいと思いますが、そもそも『江戸っ子の熱湯好き』といわれるようになったのはどうしてなのでしょうか? そのナゾを解くカギは、江戸時代に広まった蒸し風呂にあるようです。膝から下だけ湯舟につかり、上半身はモウモウと立ちこめる湯気で蒸すという蒸し風呂は、当時の銭湯として庶民のあいだで人気だったとか。 湯気で蒸すくらいのお湯だったのだから、相当熱かったのでは?と察するのですが、江戸っ子というのは元来見栄っぱり。本当は熱いと思っても、「熱い」なんて口にしないことが粋だったのでしょう。 落語の『強情灸』という話を耳にしたことがありますか? 「熱い灸を据えてきた」という自慢話を聞いたある男が、もっとテンコ盛りな灸を据えて粋がってみせる話です。 本当は熱いくせに、口が裂けても熱いとは言わない。これが関西人なら、「そんな金にもならないこと、ガマンしてやってもしゃーない」となるのでは? 見栄っぱり、強情っぱり。そうした江戸っ子の気質が代々受け継がれて、熱湯好きとされるようになったのでは…と思います。 それから、体がカッとなる湯に入ってサッと上がると、筋肉疲労に効いて湯上り後は爽快感が得られます。このカッとなる入浴スタイルが、いなせな江戸っ子にはピッタリだったのかもしれません。 ところで、他に熱い風呂が好きと思われている人々がいます。そう、お年寄りです。昔は45度、あるいはそれ以上もある銭湯の湯舟に平気で何分もつかっていて、ちょっとでも水でお湯をうめようとすると、ギロッとにらむおじーちゃんが、多く存在していました。 42〜45度あたりが私にとって適温なのも、たぶんに混浴していた祖父の影響だと思います。「こんなに熱いお湯に入っていられるおじーちゃんってスゴイ」と、ある種の尊敬の念があり、初めは熱いと感じていた風呂も、一緒に入っているうちにいつしか慣れて適温に。 実はお年寄りが熱い風呂好きなのは、ちゃんとした医学的裏づけがあります。年を取ると感覚が鈍ってきて、熱さをあまり感じなくなるので、どえらい熱さも平気のヘーサとなるそうです。若輩には高温と感じる温度でも、お年寄りには適温に感じてしまうワケですね。 でも、本人は熱いと感じてなくても、高温での入浴は血栓ができやすくなって体に良くありません。高齢でなくても熱湯好きの江戸っ子は、ぬるいと思うくらいのお風呂に入るのが健康にはいいかも。ハイ、自分にも言い聞かせています。それから、風呂上りにはコップ一杯の水を飲むと健康にいいとわかっていて、ついついビール一杯になってしまう方、くれぐれも体は大切にしましょう。 ところで、東京都では昔、銭湯の湯温は42度以上にすることという条例があったそうです。雑菌の繁殖を防ぐために設けられた基準だそうですが、現代の江戸っ子の場合、この42度以上という条例に鍛えられて、熱湯好きになったということも考えられます。 今ではそんな基準もなくなり、銭湯は万人向けの湯温にしているところが増え、高温浴より微温浴がもてはやされるようになったので、熱湯好きの江戸っ子はだんだんと廃れていっている気がします。 仮に、見栄っぱりから始まったいわれだとしても、1つの伝統が消えてしまうようで、なんとなくさびしく思ってしまうのは私だけでしょうか? それより、今回のコラムは1枚の画像もなくてなんとなくさびしいですか? え? 画像がないのは手抜きだろうって? そんなこたーございません。ただ、「私と混浴ツーショットの写真を撮って、おフログでお披露目しよう!」というラブコールに、応えてくれる殿方がいなかっただけです。仕事のためには混浴もいとわない江戸っ子の熱い想いに、とことん世間は冷たかっただけ〜。 うっうっ。しくしくしくしくしくしく…、以下100万文字分続く。 text by かないそらみ | 2005.09.06 | [ お風呂にまつわる七不思議 ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0) 2005.08.23第2回:名曲・神田川の手ぬぐいの色が赤なのはナゼ?お風呂にまつわる七不思議 by かないそらみ今年の夏、若い人を中心に手ぬぐいが人気だったとか。部屋のインテリアとして額に入れて飾ったり、プレゼントの包装紙がわりにしたりと、使い方はさまざま。手ぬぐいが文字通り手をぬぐったり、体をぬぐったりするものとして日常的に使われたのは、ひと昔前のこと。時代が変われば使い方も変わるものだ…なんて、ちょっとばかり昔をなつかしんでいたら、某所からグットなタイミングで手ぬぐいが送られてきました。 これです。
『赤い手ぬぐい』です。これを見て思わずかぐや姫の『神田川』を歌ってしまったアナタ! 世代がバレバレです。神田川という曲を知らないアナタ、1度は聴いてみてください。小さな下宿部屋で恋人と身を寄せ合って同棲生活を送った女性の心情が、せつなくも美しく描かれている名曲です。 さて、その名曲に今回の不思議はあります。歌の冒頭で同棲カップルが仲むつまじく近所の銭湯に行く描写がありますが、寒さをふせぐため、マフラーがわりに首にまいているのは赤い手ぬぐいです。 何かひっかかりませんか? 銭湯で体を洗う、または拭くのに使われていた手ぬぐいは、現在のように華やかな色合いやデザインのものはなく、白地に紺の文字や模様といった地味めなものが一般的だったはず。 それなのに、ナゼ赤? 下宿で同棲生活を送る貧乏なカップルが、よもや特注で赤い手ぬぐいをあつらえるはずもなく。どうして手ぬぐいが赤だったのか、神田川がヒットした当時、私の周囲では手ぬぐいの色についてプチ議論が起こりました。 垢すりとして使いすぎて赤く?染まってしまったからとか、赤い色が好きな彼女のために彼氏が赤チンキで赤く染めてあげたとか。しまいには、あまりに貧乏すぎて実は手ぬぐいもなかったから、父親が使っていた○ンド○をお下がりしてもらって、手ぬぐいとして使っていたなどと、あらぬ憶測まで飛ぶ始末。
とにかく、「赤い手ぬぐいなんて、見たことないよねー」と、私を含む神田川ファンの小学生たちの間では、『優しさがコワい』という女心よりナゾなことになっていました。大人たちに「どうして赤い手ぬぐいなのかな?」と聞いても、「さあ?」と取り合ってもらえなかったり、「そんなこと気にしてないで勉強しなさい」と諭されたり。子どもの真剣な問いに答えようとしないなんて、『大人って気持ちに余裕がない』と、悟ってしまったあの日。 それから30年あまりの月日が流れた今、某所から赤い手ぬぐいが送られてきたのは、きっと「そのナゾをヒモ解きなさい」という天からの啓示に違いありません(ハイ。実のところは思い過ごし、否、思い込みに違いありません)。 さっそく、神田川こそ我が青春世代な友人や知人、とあるBBSにて聞き込みを開始。すると、多くの方から『赤い手ぬぐい=実は赤いタオル』だったのではないかという、目からウロコなご意見をいただきました。 なるほど。本当はタオルだったのならば、赤い色も普通にあっただろうし、マフラーがわりとして手ぬぐいより適切な感じです。それに、贈答用ではなくペラペラの薄い生地のタオルだったら、値段も安くて貧乏なカップルにふさわしい気が。 神田川の歌に甘ずっぱい思い出が残るある女性は、「赤いタオルでは歌いにくいのと、情景から言って手ぬぐいという言い方がピッタリだったからそうなったんじゃないか」というご意見をくださいました。 確かに。タオルより手ぬぐいと言ったほうが、情緒あふれる神田川の歌の世界にピッタリくると思いませんか? それに、現在では手ぬぐいとタオルはハッキリと区別されたものですが、以前はタオルも手や体をぬぐうものの1つとして、手ぬぐいと呼ぶ人もいました。 以上のことを考えると、赤い手ぬぐい=赤いタオル説はかなり濃厚なのではないでしょうか? ただ、手ぬぐいが本当はタオルだったとして、やはり赤だったのはどうしてかという疑問が残ります。現実の世界では、赤いタオルを日常的に使うのは、色落ちが激しくて洗濯が大変! 歌の世界では、赤は印象的な色だからアクセントとして使われたのでは? というご意見もチラホラと聞かれました。私の考えとしては、神田川を作詞した喜多條忠氏が愛した女性の好きだった色が赤だったのではないかと。 実際のところはどうなんでしょうか? 思いきって、喜多條氏に手紙をしたためてみました。神田川の大ファンとしては、赤い手ぬぐいの真実を知りたいような知りたくないような。真実がわかってしまったら、セピア色だった思い出が生々しいカラーになってよみがえってくるような感覚を覚えそう。思い出はセピア色の中にあってこそ、さらに美しく映し出されると思うんですよね。…とカッコをつけても、やっぱり知りたいものは知りたい! もし、お返事が来たら回答をお知らせします。 text by かないそらみ | 2005.08.23 | [ お風呂にまつわる七不思議 ] | 固定リンク | コメント (6) | トラックバック (0) 2005.08.09第1回:一番風呂はどうして肌にピリピリするの?お風呂にまつわる七不思議 by かないそらみ残暑が厳しい毎日ですね。皆さん、いかがお過ごしでしょうか? 私は夏風邪で体重が2Kg落ち、うれしいような悲しいような。 それはさておき。当コラムではお風呂にまつわるささいな疑問やナゾを解き明かしていく予定です。七不思議なのに連載は6回という少々の矛盾に悩みながら、第1回目は「一番風呂はどうして肌にピリピリするの?」という不思議にアタックNO.1(さ、さぶいオヤジギャグ。しかも古すぎ。でも少しは涼しくなりました?)。 誰でも経験があると思いますが、一番風呂に入ったときのピリピリ感。イヤですねぇ。どうしてピリピリするんでしょうか? 『一番風呂 ピリピリ』でググってみたところ、意外にも簡単に答えが。 原因は塩素。塩素が肌を刺激してピリピリさせているらしいです。 「お風呂といったら?」〜「バスクリン!」でおなじみのツムラさんのホームページにも、『バスクリンには塩素を取り除くアミノ酸系成分を配合』と書かれています。ピリピリと肌に悪さをするのは塩素! だったのです。答えがわかってしまったので、今回のコラムはこれにて終了〜! 我が家の夏の定番クールバスクリンのお風呂にジャブーンと入ってきます。
…と終わらせてしまうと、きっと各方面から非難ゴウゴウ。しかもここで新たな疑問が発生したので続けます。 「バスクリンに入っている塩素を取り除くアミノ酸系成分って、いったい何?」 その疑問をツムラの広報課Mさんに投げかけてみると、「それは申し訳ありませんが、お答えできないんですよ」と。うをっ。企業秘密ですね。やっぱり。 「あの、ではどうして、そのアミノ酸系成分でピリピリ感がなくなってしまうんですか?」 「お湯の中には、肌にピリピリと刺激を与える強い働きを持つ遊離残留塩素と、あまり刺激のない結合残留塩素があります。バスクリンに配合されている成分は、遊離残留塩素を結合残留塩素に変えて、お湯を柔らかく肌に優しいものにするからなんですよ」 なるほど〜。化学変化によって湯あたりがいいものになるんですね。おかげさまで、とても賢くなりましたっ。 そういえば、水道水には殺菌や消毒のため塩素が入っていますね。話はちょい昔にぶっとびますが、金魚を水道水の水槽に入れると死んでしまうからと、飼育係をしていた小学生の頃の必需品はカルキ抜きでしたあ〜。フト、遠い目。 そうだ! あれをお風呂に入れたらやっぱりピリピリしなくなる? 試してみたい! でも、金魚用はなんかコワいな…と思っていたら、人間のお風呂用カルキ抜きを発見! その名も「カルキぬきます」。
カルキぬきます(30包)セットには塩素測定試験薬カルキチェッカー付き。こ、このオマケに正直グラッときました。気分はすっかり夏休みの自由研究だけハリキる小学生に。そこで、さっそく取り寄せて実験と体感開始。まず、コップにお湯を入れてカルキチェッカー(やはり白い粉末です)を投入。ちょっとかきまわしてみると…
うぎゃ! えらくドピンク色です。ピンクになるのは塩素がある証拠。ピリピリの正体モロ見たりってカンジです。しっかし、こんなにピンクでいいんでしょうか? ひょえええー不安。 次に、カルキぬきますを入れてみると、さて、どうなるどうなる?
おー、すっごーい! もったいないので少ししか入れなかったのに、水が透明になりました。カルキ抜けたんですねー。すごーい、すごーい。これ、楽しーい。え? 1人でバカみたいにはしゃぐな? はい、おっしゃっることはごもっとも。でも、これ、家族みんなでやってみたら、身近な水の安全について考えるキッカケになって、とっても良いと思います。←正当な言い訳をしてみる さて、最後はカルキぬきますを一番風呂に入れて肝心の体感をば。その前に何も入れないで、久々にピリピリを味わってみることに。いざ、一番風呂にジャブーン。 (入浴中です。さすがにお見せできません) う、ピリピリというよりはなんかチクチクする気が? カルキぬきますを入れてかきまぜてみたら、心なしかお湯がなめらかになったような。チクチクしなくなりました。それにしても、一番風呂ってやっぱりお湯がきれいで気持ちがい〜い。 ちなみに、2番目以降はどうしてピリピリしないのかというと、前に入った人の皮脂(ある意味汚れ。ウゲゲ)などのおかげで、湯あたりが柔らかくなるんだそう。あと、時間経過で塩素が消えていくとか。 水の衛生に役立っている塩素が実は肌には良くなかったり、人の汚れが湯あたりを良くしていたり、良いことと悪いことは表裏一体。世の中の摂理とは不思議なものですねー。 ところで、今回、次回とテーマは決めていますが、皆さんがお風呂に関して不思議!と思っていることがありましたら、コメントをお寄せくださいませ。アナタの不思議はみんなの不思議。その不思議を一緒に解明していきましょう。 ___________________________________________________________________ 取材・協力 text by かないそらみ | 2005.08.09 | [ お風呂にまつわる七不思議 ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0) |




