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コラム
おフログ

2005.03.24

第6回:リゾート温泉の1日観測

リゾート温泉の定点観測 by yori

友人「はぁ~、露天風呂で星でも眺めてのんびりしたいなぁ」
私「1日中温泉に入って、まったりと湯治もいいよねとか」
友人「ってか、あんた、毎日入ってるじゃん」

別にボケたつもりではなく、ほんとにそう思ったんです。

地元の温泉に定期券で通い初めて、もうすぐ2年近くになります。
決まったところに靴を入れ、決まったカゴに服を脱ぎ、決まった順序で湯船に浸かる。
前回も書いたように、それは安かでいいことです。
しかし、温泉旅行などにある「転地療養」の楽しみはかけらもないのも事実。

この日常化した温泉通いの中で、「転地療養」とは言わなくても、
多少の非日常を味わうにはどうしたらいいのか。

いつもと違うことをすれば良い。


男湯に入る。

・・・スリルこそあれ、あまりワクワクしません。
というのも、この温泉、2つの大浴場を男女日替わりにしているので、男湯ののれんの向こうに、見たことのない空間が広がっているわけではないのです。

よく考えてみよう。
男湯以外にもほとんど足を踏み入れたことがない場所がありました。
食堂と休憩室。

家まで車で3分とかからないので食堂を使うことはないし、
待たせることはあっても、待つことはない私にとって休憩室は無縁です。
(たいてい1人で通ってますし)
ここを使えば、マンネリ化した温泉ライフがちょっとは解消できるかも!?

で、思いついたのが「日帰りプチ湯治」。
定休日あけのあまり塩素臭くない日を狙って実行しました。

朝10時のオープンと同時に、まず入浴。
ぬる好きの私ですが、交感神経を高めるため、熱めの湯船にも果敢に挑戦。
この後、何度も入ることを考え、髪は洗わず、基本的に浸かるだけにします。
お客さんは意外に多く、しかし、60歳以上ばっかり。
みなさん、常連さんらしく仲良く会話されていますが、
夜中心に通う私とは、お互い面識のない方ばかりです。

小1時間の入浴の後、休憩します。

初体験の休憩室。まだ早いようで、大広間はガラガラです。
でかいテレビを見るともなく眺めながら、吸水をします。

・・・。

早くも暇です。
目立たないように、こっそりストレッチなんかをやってみますが、
ぜんぜん時間が経ちません。
本も持って来たのですが、これは最後の切り札なので我慢。

昼が近くなって、休憩室に人が増えてきたので、もう一回、浴場に向かいます。
今度は半身浴しながら、だらだらと。
湯もいいんですが、ゆだりすぎた裸で日光浴しているのが一番気持ちいい。
正午付近はさすがに空いてて、数分間程度は貸し切り状態も味わえます。
そんな時は、露天風呂のふちで仰向けになって寝そべってみます。

う゛ぁ~、きもちええ。

裸で過ごすって、なんて気持ちいいんでしょう。
もしかしたら、私って湯が目的じゃなく、裸になりたくて温泉で長風呂してる?


小腹が空いたので、昼食にこれまた初体験の食堂へ。
この後もまた風呂に入るので、軽く無難にそばをすすります。
まあ、こんなもんかなという値段と味。
休憩所に戻ると、お弁当を広げている人がたくさん。
プチ湯治の先輩たちでしょうか。通い慣れてますね。
またやるんだったら、私も弁当持ってこよう。

いろんな食べ物の臭いが混ざった休憩室は、特急列車の車内、いや、フェリーの2等船室にそっくり。そこに同化できないと、どうも落ち着かない。
ついに本に逃げます。が、集中できなくて、文字が目の前を流れるだけです。
うー、昼寝すらできない。

ふと思いついて、友達を呼び出し、3度目の入浴につき合わせます。
さすがにしゃべり相手がいると時間が経つのが早い。
露天風呂で半身浴と足浴を繰り返しているだけで、額にびっちり汗をかくほど。
あっという間に2時間以上が過ぎ、客層が代わってきました。

夕方からは若い女性が増えてきます。
相変わらず「籠もり」の女の子が目立ちます。
夜になると、子供連れのママが増えてきます。
顔見知りも増えてきます。
ここまで居ると、やっぱり日常に戻ります。
それもまたよしだな。

雪がなくなったら、少しの間、ニセコを離れる予定です。
温泉通いもしばらくお休みと思うと、いつもの景色が感慨深くも見えてきました。
それより、温泉のない生活に果たして耐えられるのか、それが心配!

text by yori | 2005.03.24 | [ リゾート温泉の定点観測 ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.03.10

第5回:まだ雪深い温泉で見つけた春

リゾート温泉の定点観測 by yori

『再び定点観測へ』


前回のコラムにも書きましたが、このところ、地元の温泉取材が続いていました。近くに居ながら入っていなかった温泉を片っ端から調査入浴していたのです。

我が家から車で30分圏内にある温泉は30軒以上あります。湯本温泉のように同じ源泉から温泉をひいているところもあるのですが、中には2種類、3種類と複数の井戸を持っている宿もあるので、数えてみるとやはり30種類近くの源泉から湧出する温泉を味わうことができるのです。

1日1軒、1ヶ月毎日違う温泉に入れる。
なんて贅沢で楽しそうな温泉ライフなんでしょう…。
と、机上では考えていたのですが、実際はそんなに楽しい温泉月間ではありませんでした。

なんというか、疲れた。
取材の下見ということで、仕事の延長線にあったのも大きな原因ですが、「初めて」だったり、「久しぶり」の緊張が強いられ、温泉に行ってるのに日々、疲れは増すばかり。とくに、「のぞき」なんぞの被害に遭った日にゃあ、ストレス5倍増です。

源泉かけ流し。
眺めのいい雪見の露天風呂。
乾燥肌しきった肌もよみがえる泉質。
いつも通っていた温泉より、「温泉」としての価値ははるかに高いところばかりでしたが、
1ヶ月経って戻った先は、いつもの駅前温泉でした。

理由は簡単。そこが落ち着くからです。
2年も通えば、靴の置き場も、使う脱衣篭も洗い場も心地よい定位置ができます。
自動的にそこに向かえばいい。
見知った顔もある。
ああなんという安堵感。

「仕事とは言え、浮気してごめんね」
1ヶ月ぶりに嗅ぐ塩素臭い湯すら、懐かしく愛おしく感じます。


『温泉に溶け込む?春のエキス』


3月に入ってもまだまだパウダーが楽しめる今年のニセコですが、今週の頭からオージーをはじめ、リゾート客がぐっと減り、雪の季節も終わりだなぁと思うこの頃です。

この季節、ゲレンデでもタウンでも、このところ、元気だなぁと感じるのが「籠もり」の人たち。
スキー場出やホテル、飲食店で働きながら、山に滞在していた彼らも、ようやく繁忙期を過ぎ、滑ったり遊んだりする時間が増えてくるのでしょうか。山の環境に慣れ、友達も増え、車を入手したり、車を持ってる友達と仲良くなったりして行動範囲も広げてきます。

温泉でもこの頃になると、「籠もり」の女の子たちをよく見かけます。じつは私、彼女たちの話を聞くのがこのところ、毎春の楽しみとなっているのです。

女風呂の話題と言えば「恋の話」です。

リゾートのバイトが始まるのは、12月、あるいは1月。その頃に出会った2人は、クリスマス、正月で決定的なものとなり、バレンタインで絶頂を迎え、今はホワイトデーに向かって安定期に入っているのでしょう(妄想中)。
おそらくまだ「倦怠期」なんてものを迎えていないカップルの話しは、独特の勢いとフレッシュさがあります。恐ろしいほどのろけても、嫌みがありません。臭みもありません。

露天風呂では半身浴しながら、出来て間もない彼とのあれこれを友達相手に1時間近く話す彼女たち。
ヒロインとなった女性と、聞き役(脇役)の女性とは、肌とか目の輝きが違う。
華があります。光が出てます。

彼女たちの何割かは、これから直面する「遠距離」に負けるでしょう。
何割かは、街に戻った瞬間に「山病(ゲレンデマジックによって生まれる恋)だった」と気付くかもしれません。
でも、いいのです。
恋は最高のサプリです。
あなたたちはこの冬、恋のおかげでツヤツヤになったのですから。

そして、このところ、そんな華やかな話題からすっかり遠のいている身としては、彼女たちが放つ光のおこぼれと新鮮な恋のパワーを浴びることで、ほんのちょっと、春を実感しています。
そうるさんのコラムに、「水は何でもコピーしてしまう」とありましたが、私にも、この恋のパワーがコピーされないかしらん…などと願いつつ。

text by yori | 2005.03.10 | [ リゾート温泉の定点観測 ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.02.24

第4回:なぜ温泉に入るのか。

リゾート温泉の定点観測 by yori

今回は、ちょっとリゾート観察から外れ、温泉取材の間にふつふつとわき上がった思いを書いてみます。
かなり、偏った意見であることを先にお断りしておきます。

温泉に何を求めてるの?

このところいくつかの紙媒体の仕事で温泉の取材が続いています。
温泉選びや掲載の内容で、どの編集部もこだわってきた点は、やはり源泉かけ流しか否か。
ある媒体では温度調整の仕方や、加水の加水の場合は水の種類(湧き水なのか水道水なのか)、清掃の頻度まで掲載したいというのです。


一般読者はいま、そういう所まで興味あるんですね。
・・・と、驚くのと同時に、
人はなぜ、なんのために温泉に行くのか?
という根本的な疑問が湧いてまいりました(自然湧出だな)。


スキーは何のためにあるの?

話は脱線しますが、
私はここ10年くらい、毎年冬になるとスキー中心の生活をしています。
都会のしかも雪のないところに生まれ育った人間が、大人になってから初めたスキーですから、上達の早道にと思いスクールに通い、目標にとなんの疑問もなく検定を受けました。
しかし、いつしか滑ることよりも、検定に合格することが目的にゲレンデに通う日々が続きました。
その結果、スキーが嫌いになってしまいました。

スポーツを究めようとすると、あたり前のことかもしれませんが、
私の中では、「なんか間違ってる」と叫ぶ誰かが。

ニセコに来て、ゲレンデじゃない山を滑るようになって、その疑問が晴れました。
誰もいない林の中で、雪と戯れる楽しさ。
どんなにうまく滑っても、見てる人はいないし、
転けて埋まっても、笑う人もいない。
それでも楽しい。雪と遊んでるだけで楽しい。
スキーって、雪山と仲良くなるための、ひとつの道具に過ぎないんだなと、
そんなことにやっと気がつきました。

さらに話は脱線して…


北海道ではここ数年、山菜採りがブームです。
春になると、札幌など都会の人までもが、こぞって山菜採りに出かけます。

しかし、山菜って、そんなに旨いものですか?
高い交通費使って行くくらいなら、高級なお取り寄せの野菜が買えるんじゃないですか?
でも、自分の採った山菜が食べたいんですね。

それは、春の息吹きを実感したいからではないでしようか。
自然に親しみたい。
自然が放出する春のエネルギーを取り入れたくて、
山菜採りに出かけたかったり、山菜を食べたかったりするのでしよう。

温泉も自然と仲良くするための道具

温泉もまた、自然と仲良くなるための、ひとつのきっかけに過ぎないんじゃないかと思うのです。
温泉に体を浸すことで、自然と一体になったような気持ちが得られる。
さらに大げさにいえば、地球からエネルギーを注入されるような感覚。
ゆえに、秘湯、自然湧出、源泉かけ流しを好むのではないでしょうか?

しかし、現実はちょっとゆがんでたりするようです。
先日もニセコの比較的、秘湯度の高い(私はニセコに秘湯はないと思ってるけどね)温泉を取材していたら、温泉めぐりしているカップルに出会いました。
源泉かけ流しにこだわっているようで、それまでに入った温泉のどこが良かった、どこがいまいちかなど、こと細かく話してくれました。
でもその2人、そこの温泉には30分も滞在してないんですよ。
1日に何カ所かハシゴするためなんでしょうけど、それってホントに温泉を楽しんでるのかなぁ…。


今日もニセコの温泉では、泉質だの、かけ流しだの、そんなの一切関係なく、ビール片手に何時間も騒いでる外国人観光客の方が大勢います。
とにかく雪の中の露天風呂なら最高!と、素っ裸で子供みたいに雪遊びする彼ら、彼女らの方が、ずっと温泉浴の楽しさを知ってるような気がするこの頃です。


text by yori | 2005.02.24 | [ リゾート温泉の定点観測 ] | 固定リンク | コメント (3) | トラックバック (2)

2005.02.10

第3回:露天風呂で語る女たち

リゾート温泉の定点観測 by yori

「我が家には、母がカウンセラーになるお風呂がある」というCMがあります。
残念ながら、実家の風呂で母相手に悩みの相談をした想い出はないのですが、温泉ではどうでしょう。

母相手・・・の経験はありませんが、友達相手には、
「う、しゃべり過ぎた」と思うほどの暴露話をした記憶、誰にもあるのではないでしょうか。

なぜ女は温泉で、ことに露天風呂で語るのでしょう。

話題ベスト3(勝手に)

・恋愛、結婚
・ダイエット、美容
・職場、仕事(主に人間関係)

経済や政治、新車やゴルフのスコアが語られることはありません。
ゲレンデが近くにありますが、スキーやスノーボードのことすら、ほとんど耳にしません。

「最近どうよ」と聞かれて、
「年度末だからノルマ達成がきびしくてさぁ」なんて答える女子はめったに居ません。

「そろそろ決着つけようかな~と思ってさ」
「え、結婚するとか?」
「逆」
「まじ?」と心配そうな表情を作りますが、心でガッツポーズ。
顔の一カ所でも笑ってないか、そっちが心配。


恋愛話が長風呂を誘うのか、長風呂が語らせるのか。
裸になった時、最も赤裸々に語られるのが男性関係の話題です。

たとえば社内旅行などで、まだあまり親しくない女友達同士が、彼氏の有無を確認するのは、たいてい一緒に風呂に入った場合ではないでしょうか?

彼氏の有無というのは、普通、いきなり聞くのはちょっと気の引ける話題ですが、そういう踏み込んだ話題も切り出しやすいし、なんとなく無抵抗に答えてしまう。

恐るべし、温泉マジック。

友達のカウンセラーに聞いてみたところ・・・

「裸の付き合いだから心理的距離が近くなり、打ち明け話しをしやすくなるのかも。加えて、露天風呂のように自然の中にいると心も解放されるからね」

ここまでは、まあ想像がつきますが、彼女は最後にこんなことを・・・。

「水というのは感情と深い関りあり、水にはいることで無意識に感情を共有したような錯覚におちいる。そして防衛規制がはずれやすくなるのかも」と。

同じ釜の飯というのは聞きますが、同じ釜で湯立ってみるのも効果は高いわけですね。

私は過去に、知り合って2日目の友達(っていうか知り合い?)と露天風呂で3時間も過ごし、その間に、ほぼ初対面の彼女の男経歴をイチから聞いたことがありました。
その時も、たぶん「ねえ、○○さんって彼氏いるんですか?」と聞いただけで、後は勝手に相手がしゃべっていたように記憶しています。

旅行者のうちはいいんです。
気をつけなければならないのは、いまや温泉に通う身である私。
自分は気が付いてなくても、隣りでご近所の顔見知りに聞き耳たてられてるかもしれません。

・・・ってわかってるのに、久しぶりに訪ねてくる友達と温泉に行くたび、彼女たちの誘導尋問にひっかかて、積もる話題を声高に披露してしまう。
恐るべし、温泉の魔力。

最近、部屋に露天風呂がついてるリゾートホテルが増えてますが、あれ、気をつけないと。
彼やご主人相手に、しゃべらなくてもいい過去まで、つい話し始めてしまうかもしれませんよ~。

text by yori | 2005.02.10 | [ リゾート温泉の定点観測 ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.01.27

第2回:外国人はどこを隠すのか

リゾート温泉の定点観測 by yori

毎日温泉に入るようになって、
自分の中で変わったことの1つが、
「脱ぎっぷり」が良くなったことです。
(今日はデスマス調で行きます)

いえいえ、どこでも脱ぐってわけじゃあありませんよぉ。
脱衣場でのお話。
人前でハダカになるってことが日常化してしまったため、
「羞恥」とか「躊躇」って意識が、うすくなっちゃったんでしょうね。

一見のお客さんたちは、脱衣場に入って浴場に辿り着くまで、けっこうな時間を費やします。
脱ぎ方に恥じらいがあるんですね。
なかには、同行者の脱ぎ進み具合を横目で確認したりする方もいます。
初デートで相手の食事の進み具合をチェックしてるみたいで、同性ながら、かわいらしいなーと思います。

で、いざ浴室に向かうのですが、やっぱりタオルなどでカラダの一部を隠しますよね。
常連は隠さないかと言えば、そんなことはないんだけど、おなじみの方々の方が、大手を振って入ってくる比率が高いです。

加えて、私の観測から言えば、
執拗に胸元からタオルを押さえて内股気味に入ってくるのは、
たいがい痩せた人です。
グラマラスな人ほど隠しません。
ナイスバディーな方だけでなく、胸より立派なお腹をお持ちの方でも、
胸が立派な方はあまり隠しません。

女というものは、三段腹よりも薄い胸の方に、
よりコンプレックスを感じるということなんでしょうか?

高学年の小学生とか中学生くらいの女の子がグループで入ってくると、
とくにこの傾向が顕著に見られます。
先日も、明らかに子供体型で真っ平らな胸の女の子が、
洗い場で頭を洗う時にまで、タオルをアゴで挟んで、器用に
胸から下を隠しながら洗髪しているので、
よけい気になって、じっと見てたら睨み返されてしまいました。

外国人はどうでしょうか。
欧米人とアジア系で違いがあるのでしょうか?

年が明けてから、温泉で外国人に遭遇する回数が増えたので、
観察しているのですが、ニセコに来る外国人を見る限りでは、まちまちです。

移動の都度、バスタオルをきっちりと巻く人がいるかと思えば、
タオルで隠すどころか、ビールやミネラルウォーター片手に闊歩する女性もいます。
そんなに多くのサンプルを見ているわけではないけれど、
体型やお国柄というより、温泉に慣れているか否か、によるのではないかと。
やはり温泉慣れしてくると、脱ぎっぷりは良くなるようです。

タオルで隠すという行為をマナーと考える人には怒られちゃうかもしれませんが(こちにも私感ですが、マナーの意識で隠す人はおそらく下だけ隠してます)、私は脱ぎっぷりのいい、隠さない人が増えるの大歓迎です。
湯に浸かる時、タオルを頭に巻いたり、のせたりしてくれるならいいけど、そこらじゅうに、べちゃっと濡れたタオルがひっかかってる景色ってあんまり美しくないし、第一、リラックスするために入る温泉で、そんな神経質にならなくっても・・・と思うのですが。

さて話しは脱衣所に戻って・・・。
このところ羞恥心が甚だしく低下した私は、湯あがりも、かなりいい加減な着衣の状態で化粧台に向かっていることがあります。

少し前にも、長風呂のせいで暑くて何も着る気がせず、バスタオルを巻いただけの状態でドライヤーで髪を乾かしておりました。
途中でそのタオルがゆるんで、腰のあたりまで落っこちてしまったんだけど、面倒だったのでそのまま、作業を続行していたら、隣の椅子で同じように髪を乾かしていた女性にまとわりついていた、4~5歳くらいの息子さんが、私の方をじっと眺めながら、
「ぼにょぼにょ、ぼにょぼにょ」と言っています。

次ぎの瞬間・・・
その子の人差し指が私のおっぱいを横からつっついてました。

ドライヤーを動かすために、激しく上下するおっぱいが、
何か新しい動物のようで、面白かったんでしょうか。
「久しぶりに男に胸触られたと思ったら園児かよ!」

text by yori | 2005.01.27 | [ リゾート温泉の定点観測 ] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)

2005.01.14

第1回:私の風呂場・観測場

リゾート温泉の定点観測 by yori

「毎日温泉に入ってるとお肌が違うでしょう」

とは、よく投げかけられるセリフ。

ここ2年、ほぼ毎日、同じ温泉に通っている。

しかし、冬の手荒れや乾燥性の湿疹は相変わらずだし、顔の艶が良くなったとも思わない。
強いていえば、冷え性の人が驚く程の冷え性が、人並の冷え性くらいには改善したかな。
それでも私は温泉に入る。

温泉に通う理由

何度目かの引っ越しで辿り着いたニセコというエリアは道内屈指の温泉地帯だった。
自宅から車で30分圏内にある温泉を数えると18カ所の温泉郷、30軒以上の日帰り入浴可能な施設がある。
このうち、移住前に入浴したことがある温泉施設は11軒。
住民票を移した後、初めて入ったのが6軒。
まだ全ての温泉には入っていない。

温泉地に住むまでは私にとって温泉は特別な場所だった。
効能、ロケーション、露天の有無に浴槽の数など、いろいろな期待を持ってでかけていた。
温泉取材に行っては、毎日浸かれる従業員さんをうらやましく思い、
「毎日温泉に入ってると肌など違うものですか?」
と、私が今、よく問いかけられるのと同じセリフも口にした。

私が通っている温泉は、自宅から車で3分かからないところにある比較的新しい公共温泉だ。
入浴料は通常大人500円。
1ヶ月5000円という格安な入浴定期券がある。もちろんコレを使っている。

湯の質はお世辞にも良いとは言えない。
清掃日翌日以外は温泉の臭いというより、プールの臭いがする。
浴槽の種類も内風呂2つに露天風呂、サウナといたってシンプル。
しかし、湯水は文字通り湯水のように使えるし、お湯をはったり、掃除をしたり、
結露やカビを気にして換気扇を何時間も回す必要もない。
つまり、ラクちんで経済的なのだ。
温泉の効能などほとんど期待していない。
(最初はちょっと期待してたけど)

同じように定期券を利用しているご近所さんは多い。
だから、観光の端境期はおなじみの顔ばかりなる。
風呂はすいてて快適なのに、なぜか温泉に行く気分が萎えてくる。

その時、ふと自問してみた。
ここが温泉でなく、銭湯だったら私は通っただろうか?
半年は通ったかもしれないが、2年は通わなかったと思う。
おそらく飽きるから。

私の温泉通いの楽しさは、温泉に浸かることだけではない。
ハダカの他人を観察することこそ、温泉通いの醍醐味なのだ。


ニセコの人口分布

ニセコという地域は北海道の田舎でありながら、人種のるつぼとも言えるほど、いろいろな国や地域の人が集まっている。

どんな人たちが居るかというと・・・

・道外からの観光客(春~夏と冬)
・道内からの観光客(週末を中心に年間通じて)
・アジア、オーストラリアを中心とした外国人観光客(冬)
・別荘のオーナー(リタイアした世代で夏期など特定の季節に長期滞在)
・季節アルバイト(夏はラフティング等のガイド、冬はホテルやスキー場の従業員など。冬の方が人口が多く、「籠もり」とも呼ばれる。最近は外国人が増えている)
・季節アルバイトの居残り組(1年以上住んでいるが移住を決めたわけではなく、ほぼ3年以内にまたどこかに移る)
・移住者(ペンション、飲食店、会社経営、新規就農や余生を過ごすために札幌や道外、海外から移住してきた人)
・親やそれ以上前の代から住んでいる生粋の地元の住人

銭湯では観光客は来ない。
リゾートホテルの温泉に地元の人間は行かない。
市街地にありながら、スキー場やペンション街からも近く、
札幌からの日帰り客にとってもルート上にあるこの公共温泉は、
あらゆる人たちが老若男女の隔たりなく、まんべんなく集まってくる。
おかげで、温泉施設は代わり映えしなくても、飽きることがない。

外からやってくる人たちは、たくさんの文化をもたらしてくれる。
たとえば、今、売れているシャンプー、コンディショナー、化粧品、子供たちの入浴グッズ等々、
洗い場を見渡しているだけで、けっこういいマーケティングができそうだ。
流行の健康法や美容術なんかもしかり。
リンパマッサージが流行ったかと思えば、最近はサウナでヨガのポーズをとる人を見かけるようになった。

世代ごとの体型の推移や、民族による違い、入浴のマナーなども面白い。
外国人を目にした地元のおばあちゃんたちの反応も含め、これについては後日詳細に書くつもりだ。

ハダカの人たちはカラダだけでなく心も開放的になるようで、都会でストレスをいっぱいためた女性たちは、露天風呂で何時間も語ってくれる。
もちろん、他人の私に語っているわけではないのだが、なぜか露天風呂での女の会話は、コソコソひそひそといったものではなく、みなさん朗々としゃべってくれるので、耳をダンボにしなくても自然と聞こえちゃうのだ。
中には、木戸銭払ってあげたいくらいの語りもあり、ついつられて長湯し、湯あたり寸前までいったことも。
こちらも追って、綴ることになるだろう。

とまあ、今回は私の定点観測場所の説明に終始してしまったが、
次回からは、もっとラフに温泉でひろった具体的なお話に移る。

text by yori | 2005.01.14 | [ リゾート温泉の定点観測 ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)