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最終回 マダム冬薔薇の「バリコレ」
Yさんの質問
「冬薔薇さんのコラムで 最終的に目指す物は 何ですか・・・」
そんな「ご質問」をいただきました。うーーん そう言われても・・・と思いつつ 「漠然としたスクリーン」に映ったものを申し上げれば 「好きな温泉に死ぬまで関わるための準備方法とその啓蒙」。
でも このビジョンが「最終的か?」と問われれば 「それは違います」と矛盾な回答をする事でしょう。
そもそも「日本」は 「普通」とか「平均的」とか その枠外に出たものに対しての「対処」が不得手なのかも知れません。だから そんな「意識の改革推移」を 母の介護を通して 日々 その変化を感じられる事が出来たら とても幸せな「介護生活」になると思う次第です。
心の悲鳴を癒した温泉
母が身障者になったのは4年前。亡父も突然「寝たきりの身障者」になってしまい 30代の3兄弟は「差額ベッド代1日15000円」をどう捻出するか「喧々諤々」。介護に疲れ果て 母までが片手で 父のオムツを換える始末。施設に入れるのにも「空き無し」「大金無し」。口を出しても 手は貸さない人に「心」をズタズタにされて たまに「外出」すれば「介護人を置いて遊んでる」と言われる。 一緒に外出すれば「さらし者にして」と言われて 涙・・・ 今思えば 他人の言葉に翻弄されるなんて 「なんて愚かな事」と冷静になれますが あの時は 心が「ギリギリ状態」だったのですね。「父の死」を半分「悲しく」 半分「荷物が半分になった」と思えたのも 「心が悲鳴を上げていた」からに相違ありません。
母と「介護の旅」に出て リハビリされたのは「母」ではなく「私」だったかも知れません。
そんな母の力強い「言葉」と「行動力」と「温泉地での母娘(おやこ)の時間」に 癒されていたのです。
・最終回なので「ぴょこたんパパ」も出演・・・
昨夜「父さんも紹介しろ」と夢枕に立ちました!この頃は 「元気になったら ママの介護。一緒に頑張ろう」と頑張っていた父でした。
HP「ぴょこたん日記」を制作して・・・
母との旅は ずっとノートに記してありました。そして漠然と
「いつかHPに纏めてみたいなー」と・・・
母がいつも苦労する「トイレ」とか「浴槽の手摺」について記録しておこう・・・と頭の中での思いはたくさんありました。確かに旅日記には 色々 「文章」で残してあります。でも・・・
今年の9月 念願が叶いHPを開設してみましたが いやいや「漠然とした思いだけでは 「素材」に出来ないことを「痛感」。「画像」が物を言うHPを「理解」したのも開設してからですし 「写真 あまり撮影していなかった」と反省しきり。貸しきり状態の浴室だったのに 「撮影のチャンス」を逃しているし。多目的トイレだって 画像でみせて初めて「良し悪し」の比較が出来るのに そんなことにも気が付かず ただただノートに「浴槽手摺有」とか「多目的トイレ・温座便座あり。紙 取りにくい」など印しただけ・・・3年間の旅の記録 なんて勿体無いことをしたかと 「残念!切腹!」の気分です。
それでも初心者なりに考えた事
私はとても仲間に恵まれています。HP制作を手取り足取り教授して下さったGさん。身障者の母に そして様々な障害を持つ「薔薇の仲間達」。HP「ぴょこたん日記」は みんなのアドバイスがあっての賜物。「色覚障害」の友人には「バリアフリーな色使い」について協力していただきました。HPの配色は「視覚障害用ブロック」をイメージ。白内障だった父が この配色を好んでいたことにも関わります。「運動機能障害者」の仲間には 「マウスをあまり移動しなくてもHP内を移動出来るか・・・」を体験報告してもらっています。他にも 字の大きさ・太さに 行間や空間の取り方・・・
「完璧」は目指せないけれど 「努力」はしたい・・・「HPのバリアフリー」を 仲間に支えられ「研究中」ですが ただひとつ「音声読み取り」には 不向きなHPなのです。画像に「代替テキスト」を入れたりしてますが・・・やはり「文字を重視した」ページを別口に用意しないと 無理なのかもしれません。
・ちなみにこちらのマークは「色覚障害のバリアフリー」マークのひとつです。
マダム冬薔薇の「バリコレ」
半年間コラムを担当させていただいて 「取材」もちょっぴり板に付き HPの運営も「欲」が出てきた頃 写真を見た「介護の旅の執事」が言った言葉です。
「多目的トイレと 浴槽の手摺の写真で まるで『バリアフリー コレクション』だね・・・」
そうなんです。HPでの報告も 「泉質云々」よりも「多目的トイレ&浴槽の手摺」ばかりなのです。他の方のHPを拝見して 時折 「こんなのでいいのかなー」と落ち込むこともあるのです。そんな時は「初心」に戻って 「自分達が『温泉のHP』で知り得たかった情報を発信して 仲間を広げなきゃ」と気持ちを立て直します。今や「母との旅日記」という「個人的なHP」の枠を超えてしまった「ぴょこたん日記」・・・
「100人居れば 100通りのバリアフリーがあるけれど 所詮私は母のバリアフリーしか語れない」とコラムの初めに書かせていただきました。
今後はこの「ぴょこたん日記」に 多くの仲間が集って 沢山の「温泉のバリアフリー」について情報を寄せていただけるように 育てていきたいと思っています。(勿論 その他のバリアフリー情報や 外出したくなるような情報も・・・)
編集後記
今回の「おフログ」では 「介護の旅の詳細」と懸案を提出していたのですが 「自然災害」や「体調不良」に母の「今日は この施設は行きたくないわ」との「取材協力拒否」にあい 当初の目的とは全然違う内容になってしまいました。(スタッフの皆さん 御免なさい)
「原稿メールの容量が大きくなって送信出来ません」と泣きながらスタッフYさんに連絡した初回のコラムから半年間。根気良く「トラブル」に対処していただき有難う御座いました。最終回だけは「ご迷惑をかけずに・・・」と思っていたのに「風邪でダウン」。「締切日遅れていいですか」に「辛かったら無理なさらないで・・・」と心優しい「メール」をいただきました。「PCの初歩」から教えていただき 私のPCライフが充実したのは ひとえに「@nifty温泉スタッフ Y令嬢」のお陰であります。厚く御礼申し上げます。
そして 稚拙なコラムをご愛読頂き 応援・激励 そして 心温まるコメントをお寄せいただいた皆様にはこちらで・・・冬薔薇より皆様へ
決して良い年とは言えなかった「2004年」・・・せめて 皆さんの温泉ライフだけでも充実されていた事を願うばかりです。「2005年」・・・良いことが芽生える年でありますように・・・・
温泉地から「ぴょこたん・ぴょこたん」と足音が聞こえたら そこは「マダム冬薔薇のバリコレ」取材現場でございまーす。お気軽にお声がけして下さいませ!
text by 2004.12.15 | | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
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